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勇者か魔王  作者: 和都
・第二章、ノヴィウス大陸編
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勇者、合流する

アーシェに連れられ、まずは礼拝堂へと向かう。


アーシェは宿屋の確保をしがてら街の地形を把握したらしく

すんなりと礼拝堂へとたどり着いた。


礼拝堂に入る前、ユフィアが俺の服の裾をくいくいっと引っ張る。


ああ、そうか。

ユフィアは俺の禁呪により魂を無理矢理、体に定着させている。

暗黒魔法の禁呪なので神聖である礼拝堂では魂が浄化されあの世に

引き返されかねない。


先頭に行くアーシェに悟られぬよう俺はユフィアに

「外で待ってろ。」と指示を出す。


ユフィアはコクコクと頷いた。


礼拝堂に入った時、またピリッと顳顬に痛みが

走ったが気にする程度でもなかった。


神父らしき中年の男が中央の教卓で俺とアーシェに話しかける。

「おお、迷える子羊よ。今夜はどうされましたかな?」


こういうシンコウとかいうのは俺は好きじゃない。

俺は神父に尋ねる。

「さっき金髪でロングソード持った女がここに来なかったか?」


「おお、迷える子羊よ。それは想い人ですかな?」

神父がやたらとうざく感じる。


「いや…、パーティのメンバーなんだ。さっき来なかったか?」

我慢して俺は再度尋ねる。


「おお、迷える子羊よ。その娘なら先ほど去ったところですぞ。」

うざい神父が答える。


ちっ、すれ違ったのか。

礼拝堂を出て行く時、神父に声をかけられる。


「時にお主達。」


振り向き俺が「あ?」と聞く。機嫌が悪いのだ。


「情報を与えたのにお布施のひとつもしていかんのか?」

神父が俺に対して言う。情報ってほどのものでもないだろうに。


「アーシェ。」

俺が口に出す。


そしてアーシェは神父の喉元に短剣を寸止めする。

「お布施はお前の命でいいか?」

相当アーシェも苛立っていたのか冷たい声で神父に放つ。


「じょ、じょじょじょ冗談ですよハハハッハハ。」

神父の声が上ずりアーシェが「ふん。」と短剣を引く。


「とにかく一旦船着場に戻るぞ。」

俺がアーシェに言い、礼拝堂をあとにする。


礼拝堂を出て船着場に向かう時、中央の広場でリリスとすれ違った。


お互いに「あっ」と言い合い俺がリリスに

一言文句を言おうとしたら先に言われてしまった。


「勇者さんどこほっつき歩いてたんですか!?」


そりゃこっちの台詞だ…。と言い返そうとしたら

後ろにいたアーシェがリリスにギロリと睨む。


「私は船着場で待ってろっと言ったよな?」

怯えたリリスが口をパクパクさせて何か弁解しようとしてるが恐らく無理だろう。


短いアーシェの説教が終わり、船着場に到着すると

「おーい!」と元気いっぱいのサーシャが声をかけてくる。


テクテクと先頭に移動するアーシェ。

そしてサーシャに向けてゲンコツを食らわす。


「いったいわねー!何すんのよ!?」

涙目のサーシャがアーシェに訴える。


「私は船着場で待ってろといったよな?ああ?」

アーシェの怒りが3割増くらいになってるのがわかる。


サーシャもリリス同様、口をパクパクさせていた。


こうしてパーティは無事合流し宿屋に向かうのであった。


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