表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/6

『夏』。

『夏』。


夏に沈む帳の啼き声

夏に浮ぶ硝子はとぷとぷと揺蕩い

夏に佇む少女を傍観する。



溶ける熱。

長引く熱は余韻すら溶け落とし

私達を突き刺す。


募る暑さ。

粘つく様に付き纏い、熱を帯びる。


世界を照らす太陽。

無慈悲なまでに熱を孕ませて。


蒼き空。

不自然なまでに青より蒼く。



何故?

夏はこんなにも或らゆるのか?


他の季節よりも厳しく、激しく。

他の月日よりも緩やかで、長く。

他の一年よりも儚くて、残酷で。


…浮かび上がる蜃気楼。

儚い灼熱を揺らめかせて、夏の残滓を沈ませる…。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ