6/7
孤独のLife
12月25日
麻耶side
錆び付いた扉を開ける。
扉は反抗をするようになかなか開かない。
ようやく開けた時、外の冷気が勢い良く流れ込んできた。
思わず麻耶は身震いをする。
「うわー…!」
駅へと続く道の先にビックツリーが鮮やかな電飾をつけてたっていた。
その周りには親子連れ、カップルなど様々な人がいる。
「私は、いつまで一人でいるのだろう…。」
麻耶はゆっくりと下を見た。
風が強く麻耶の背中を押した。
「もっと、自由に。私は自由になりたい。一人はもう嫌なだけなの…。」