二章ー5 響く銃声
作者以外全員「……」
作者「アハハ……もう一年経ちましたね? 早いもんです」
綾花「……締まらない遺言ですね?」
作「え!? ちょ!? 作品が終わるっ!!」
駿也「今度亀更新速度って、タグに入れとくね」
作「ふ、不幸ダァーッ!!」
日明「……因果応報だろうな」
「なっ……!」
強盗たちが、人質が、駿也や綾花が硬直する。先ほどまで無邪気にふるまっていたが彼女が、なんの躊躇もなく人を刺そうなど、誰が予想できただろうか。楓はゆっくりと崩れ落ちていく犯人から銃を奪い、そして、すうと犯人たちに銃を向け……
「少し無防備過ぎね。それとも、この武器は飾りかしら?」
つぶやいて、片手で握ったソレの引き金を引いた。
火薬の破裂する音と、コンクリートか削れる音はほぼ同時に聞こえる。やはり彼女には、なんのためらいもない。
「こ、この女っ!」
我に返った強盗たちは慌てて彼女に銃を向けるが……刹那、彼女の後ろにいた覆面の男が、大きく吹き飛ばされ、壁に叩きつけられた。
動いたのは、酒月 日明。楓に注意が逸れている間に、側面に移動していたらしい。
「……そっちは頼っていいかしら?」
「任せろ。ただ、出来れば死人は出すな」
「保障しかねるわ。銃なんて使ったことないですもの」
仏頂面の日明と比べ、楓は薄く笑いながら語る。
余所見をしていた日明に、別の強盗が殴りかかるも――あっさりと『鬼神』は弾き飛ばした。
「撃たれたくなければ、止まり――」
「チャッチャと殺しなさいと言ったはずよ?」
「うぐ……」
リーダー格の男の警告を無視し、楓は右手のナイフを閃かせる。あっさりと一閃を受け、男はその場に倒れこんだ。
「く、くそ……! おい、お前! 立て! こっちこい!!」
「っつ!?」
最後の一人が、強引に宗司を立たせる。銃を持った相手に、素人の宗司が抵抗など出来るはずもなく、そのまま銃器を頭につきつけられ、楓の前に立たされた。
けれども楓は、呆れた表情を見せた後――
「はぁ?……あなた正気?」
心底、正気を疑うような声を発する。
異常は彼女の方のはずなのに、何故かこちらが責められているように感じる。
外から見ているだけではわからなかった。楓の言葉は……彼女のもつ異様な気配は――辺りにいる人間を、恐怖させ、委縮させる。存在そのものが毒のようなものだ。
酒月 日明も十分危険だが、あれは「化物と対峙している恐怖」に近く、楓のソレとは似ているが、異なった。
「な、何を言ってやが……!」
強盗の言葉は、銃声にかき消された。
狂気から放たれる凶弾は、宗司の左肩を薄く抉る。
(撃たれた……?)
ゆっくりと、小さく衝撃が走った方へ、宗司が視線を向ける。
衝撃は熱を持った鈍痛へと変わり、痛みの震源地は朱に染まっていた。
(撃たれた……!)
「うああああああああああああああああああああっ!?」
ようやく状況を飲み込めた彼の脳が、虚しく悲鳴を上げさせた。
驚愕と恐怖に彩られた学生を尻目に、彼女に狙われた男が、楓を睨みつけた。
「てめぇ、こいつがどうなっても……」
「いいに決まっているでしょ? そんなの当然じゃない」
「同じ学校のやつなんじゃねぇのか!?」
強盗の疑問に対し、さも当然そうに、楓は返す。
「わかってないわね、そんなことは関係ないの。知ってるとか知らないとか、好きだとか嫌いだとか、家族とかそうじゃないとか、全く関係ないのよ。何、簡単なことじゃない……他人が死んだところで、私が死ぬわけじゃないでしょう?」
「……!? オイ! 何言ってやがる!?」
カチン!
再び彼女が引き金を引く。話など始めからする気などないらしい。
カチカチ――
弾が出ないのがわからないらしく、ひたすら彼女は引き金を引き続ける。
「ハハハ――弾切れかよ……」
危うく撃たれるところだった覆面男は、引き攣った笑みを浮かべる。
カチカチカチカチ――
仕組みを理解していないのか、イラ立ちながら、撃鉄を空回りさせ続ける。
カチカチカチカチカチ――
「お、おいテメェ……何やって――」
「……貴方を殺そうとしてるのよ。これ壊れたの? 弾が出ないのだけど……やっぱり、慣れない得物はダメね」
「ふ、ふざけっー!」
日常会話の気軽さで、犯人を挑発する楓。
男は激昂し、楓に銃口を向けて――
作者「ヤバイ。超絶鬱ですね。ゲームやってるか妄想していないとやってらんない」
カエデ「妄想って……二次創作の方?」
作「いえ。こちらもしていました。でもだからって文章に出来るかは別という……」
カ「あらら……でもちゃんと書こうとはしてるね~エライエライ」
作「そうですね……生み出した以上、ちゃんと完結させてやりたいものです。ちょっと大きな問題がありますが」
カ「えええ!? 何!? また別の作品でも書き出すの!?」
作「……本来のプロットが使えません。前にも書きましたが、ラスボスに使用させるつもりだった能力が、某小説とかぶってます。なもんで、終わりが見えていません。モチベーションに致命弾でしたな……あの事件は……」
カ「いやな事件だったけど、いつまでも引きずってても仕方ないよ~」
作「ですよね。失踪はしたくないですな……グダグダでも、とりあえずいけるとこまで行くつもりなので、ゆっくり更新ですが、たまに見てやってください」