二章ー3 襲来
駿也「ま た 一 カ 月 か !」
作者「……すいません」
駿「あれ? 言い訳しないの?」
作「これだけやってるとね……もう反論する元気もありませんよ」
駿「……? 普段と様子違うけどどうした?」
作「何、今月の始まりに、祖母が亡くなっただけですよ。そのあとの疲れがまだ抜けきってないだけです。もうすぐ一カ月立つってのにね」
駿(それで元気ないのか……まぁそれなら仕方がな……)
作「某弾幕シューティングにハマってたのもありますがね!」
駿「その一言で台なしだよ!!」
「つ、ついたー! 時間は!? 十分前!! 間に合った~」
駅からやや離れた、とある銀行の前で木下カエデは息を荒くしながら言った。少しだけ息を整えてから入ろうか。そう思い、建物の前で休んでいると……一人の学生が話しかけてきた。
「女性にしては早いな、カエデ」
彼女が振り向くと、男子生徒が立っていた。息一つ切らさずに話す彼は、カエデの全力疾走を追いかけた後とは思えない。
「そういう日明先パイも早いよ! 何で息切らしてないの!?」
「日々修練の賜物だ。カエデもやるか?」
「ん~いいや。今のままで」
やんわりと先輩の申し出を彼女は断った。別に彼のように超人になりたいわけではない。などと思っていると、遠くから三つの人影が迫って来ていた。徐々にこちらに寄ってくるそれは、彼らが見知っている制服を纏っている。
「やっと……追いついた!」
「二人とも早過ぎ! 日明は当然として、カエデさんも早いよ!?」
三人は近付くや否や、内二人は各々の言葉を口にする。唯一の女性である三人目に関しては、息も絶え絶えで口もきけない状態だった。
「そお~えへへ~」
「褒めて……ませ…ん…よ」
照れるカエデに、息を荒くしながらツッコミを入れる綾花。今にも崩れそうな彼女に、駿也は肩を貸していた。そのまま五人は、銀行内へと入っていく。
「じゃあ行ってくるね~ちょっと待っててね~」
ようやく目的地へと到着したカエデは、ATMに向かっていく。残された四人も、これで一息つくことができるだろう。
「なんとか……間に合ってよかったですね……」
「そうだね。そそっかしかったけど、なんとかなった」
「全くだ」
オカルト研究部の三人は、やや愚痴気味にこぼしつつ、カエデが時間に間に合ったことを良く思っていた。が、
「えっと、話しているところ悪いんだが……どういう状況なんだ?」
部に参加していない宗司は、なにがなにやらさっぱりだった。
「仕方ないですね……説明しましょう」
そして宗司は、ようやく彼女が急いでいたのと、この四人が一緒に行動していた理由を知ることになる。
「へぇ……オカルト研究部ねぇ……今度学校来る時俺も入部していいか? やることなくてヒマしてたんだよ」
「……カエデさんが目的じゃないでしょうね?」
「HAHAHA! そんな訳……すいませんちょっと下心ありますごめんなさい」
さらりと流そうとして……綾花にジト目で睨まれてしまい、すぐに頭を下げる羽目になった。
「終わったよーみんなごめんね~付き合わせちゃって」
「気にしないでください。それでは帰りま……」
「おっと、そこの君たち。すまないが少々出て行くのを待ってもらえるかね?」
「え?」
カエデがお金を下ろし終わり、綾花が帰ろうとしたところ……誰かが五人に声をかけた。他人行儀でありながら、不快感を感じさせない丁寧な口調で話しかけられ、そっと振り向くと……そこには、金髪の男性が黒い塊を……『拳銃』を構えて立っていた。
ピチューン!!
作者「あ、またやられた……」
駿也「頼む、あとがきぐらいしっかり進行してくれ……」
作「おっと、失礼しました。いや~昔のシューティングゲームばっかりやっていたもので、弾幕シューティングをやったことがなかったのですが、これはなかなか新鮮ですねぇ……」
駿「そんな年じゃないでしょうがあんたは。てか、作者の年だともう弾幕シューぐらいしかなかったんじゃ?」
作「そうですねぇ……ゲーセンにはその手のしかなくなってましたね。中古ショップで古いの買ってよく遊んでます。意外とイケるもんですよ。最近のはグラフィックばっかり凝ってて中身がスカスカのとかありますから」
駿「前から思ってたんだが……あんた、重度のゲーム好きだよな?」
作「あはは……でもRPGが大の苦手という、かなりの偏食家ですがね。あ、そうそう、ここでちょっとしたお知らせがあります」
駿「まさか打ち切り?」
作「いやいや、こちらはこちらで進めますが……先ほど話題になった作品の二次創作を始めました」
駿「は!? こっち進められてないのに何やってるし!? てか、まだ一作品しかプレイしてないだろーに!」
作「知っている方は暇つぶしにつまんでくださいな。これは予想ですが、多分二次創作のほうがペース速くなると思います」
駿「オィイ!?」
作「いや、だって二次はもうほとんどキャラができているんだもの。たとえるなら二次創作は設定というパーツを組み立てるプラモデルで、独自設定やオリジナルキャラクターで塗装してオリジナリティを出す。自身で創作して作る小説は、まずそのパーツや塗装から細かく設計して組み立てなきゃいけなくて、ズレが出たら最悪一から組み立てなおさなきゃいけないって感じですな。」
駿「わかるような、わからないようなたとえだな……」
作「だから、二次創作のほうが圧倒的に難易度が下がるんですよ。そもそも、その作品を知っている人に向けて書くわけですから、さらに難易度は下がります。二次書ける人でも、一からオリジナルは無理!! って方も結構いるのではないのでしょうか?」
駿「でも、ちゃんとこっちも更新してくれよ?」
作「善処させていただきます!(キリッ」
駿(し、信用ならねぇ……)