急募 イチゴに詳しい方!
カエデ「あれ? 虫の話って言ってたよね?」
作者「あー……そのつもりだったんですが、どうにも妙なことが起こってまして……調べても皆目わからない出来事でしたから、分かる人がいらっしゃるなら助けて! って感じで」
綾花「(ホッ……)」
日明「タイトルからして、イチゴの話か。何があった?」
作者「花が咲いていました」
宗司「お、それじゃあそのうち実が出来るな! やったじゃん!」
作者「呑気ですね……素直にそう喜べれば良かったのですが」
凛音「何かおかしなことでも?」
作者「今イチゴは5株ほど栽培しているんですが、花を咲かせたのは一株だけなんです」
カエデ「栄養や愛情不足!」
作者「愛情はよくわかりませんが、栄養に関してはそんなに差がないはず……あとね、一番大事な事言い忘れてたんですけど、この品種は春にしか花を咲かせない筈の種類なんですよ……」
宗司「今十二月じゃん」
綾花「ああ、だから異常事態なんですね」
作者「そうなんです。本来春にしか咲かない花が今咲いている……しかも似たような環境で育てていた5株のうち一つだけ……」
カエデ「コワイ!」
作者「実際コワイ」
シャミル「確かなの? 見間違いなんてことは……」
作者「イチゴは多年草……要は何年も生きるタイプの植物なんですが、一番古い株は5年近く生きています。次が4年で、今回花を咲かせた株は2年半ぐらいの株ですね……今年の春にも花を咲かせて収穫しているので、見間違いはあり得ません」
駿也「異常気象だから……とか?」
日明「ならば、他の株も花をつけていてもおかしくはあるまい。一つの株だけが花をつけているのがおかしい……あるいは不気味だと言うことだな」
スコット「一番長生きのならともかく、半端な歳の株なのもますます不気味っすねー……」
楓「作者さんは不吉に思っているみたいだけど、イチゴが収穫できることは悪い事ではないでしょう?」
作者「それは……そうなのですが……いやなんかすっげーもやもやするって感じでして……」
凛音「博識な方、この現象に関して教えていただけると助かります」
駿也「あ、あと作者さん、前回のお詫びしないと」
作者「そうでした。えー前回駿也君の発言『アシ“タ”カグモ』ですが正しくは『アシ“ダ”カグモ』でした。この場を借りて訂正とお詫びを申し上げます」
楓「……これは作者さんのミスなのかしら? それとも駿也のミスなのかしら?」
作者「それの考察も面白そうですね……ただ、今の作者の認識では私のミスだと考えています」
シャミル「だから作者さんが謝ってるんだね」
宗司「そんなことよりイチゴ食いてー! 収穫までどれぐらいなんだよ?」
作者「春とは温度が違うのでなんとも……一か月近くかかるかもなぁ」
カエデ「クリスマスケーキには間に合わない!(ガビーン!)」