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広イセカイと狭イテノヒラ  作者: 北田 龍一
ここまで小説、ここからエッセイ
35/43

邂逅型体験談

綾花「時間がかかりましたね? 作者さん?」

作者「作家として活動はしていたから許して!」

凛音「それが原因でしょうか? こちらに時間を取れなくなったのは」

作者「いえ……躊躇してたんですよ」

日明「前回の時点で、あまり乗り気ではなかったようだが……」

宗司「ソレ、今更恥ずかしがることじゃねぇって納得したろ?」

作者「あー……恥ずかしいのベクトルが違ってるんですよ」

シャミル「えー……っと? どういう……?」

作者「……ノロケが入ると言いますか」

カエデ「ひゅー! ひゅー!!」

綾花「しかし、予告もしてしまった以上、予定変更も出来なかったと。そして躊躇しているうちに時間が経ってしまったと言うわけですか」

楓「ねぇ、その子をここに召喚はできないの? 私たちと同じ系列なのでしょう?」

スコット「作者さん越しより、その子呼んだ方が面白そうっすねw 直接話聞くに限るっす!!」

作者「やめて! あとね、残念なことに無理なんですよ」

凛音「なぜ?(威圧)」

作者「前回もちょっと話しましたが、この子の大元はゲームキャラで……元々人間じゃないし、喋れないのです」

日明「それでは意思疎通ができないぞ。嘘を吐くな」

作者「最後まで話をさせてください。あくまで話せないのは大元です。ただ、元々の話せないイメージが強いんでしょうね……いくつかの単語しか話せないし、複雑な思考はできないのですよ」

宗司「なんか懐いたワンコみてぇだな……」

作者「ああ、それがかなり近い。声の発音の仕方と、表情などのボディ・ランゲージの複合でこの子とは意思疎通しています」

日明「……そうか、大まかな概要は理解した。説明に入れ」

駿也「さすがに、ちょっと高圧的なんじゃないかな、日明」

日明「とろいのが悪い」

作者「言い返せなのがツライ……んじゃ、まず何のゲームキャラかを話さないとですね」

シャミル「え、タイトル書くのは……」

作者「もちろんぼかしますよ。ただ、ゲーム自体は有名どころなんで察せると思います。『太陽バージョン』ですね」

宗司「いやわからんだろ!?」

カエデ「太陽おおおおおおお!!」

作者「ボクタイは良いゲームだった……って、そうじゃない。もう一つの『月バージョン』も同時発売でした。少し前にはウルトラ版も出てましたね。最初は151匹だったのに、ずいぶんと増えたものです」

シャミル「……?」

駿也「あー……そっか、シャミルはゲームやる余裕なかったし、外国暮らしが多かったもんね(設定上のお話)」

綾花「察しました。電気ネズミのヤツですね」

スコット「ん? じゃあそこに出てくるキャラ……いや、モンスター由来なんっすね」

作者「そそ。しかも最初に三体の内の一匹選べるんですけど、それでもなくて序盤に捕まえた子だったんだよなぁ」

凛音「人影、銭亀、不思議種ポジの子じゃないんですか……」

作者「私は今回草を選びました。そっちはそっちで愛着はあるんですが、別の子です。話戻します。実はしばらくシリーズから離れていたんで、その時まで知らなかったのですが……手持ちモンスターの子撫でたり、おやつ食べさせたりできるようになってたんですよね」

綾花「それをしてたら、情が移ったと?」

作者「うん。最初は頭数揃えるために適当に揃えるんですが、妙にいいなと思ったのがその子です。特定されるのは気恥ずかしいんで、蟲タイプの子でしたとだけ言っておきます。で、可愛がってたら……ゲームプレイ初日後の夢にでてきたんだよなぁ」

楓「前回の邂逅型に上げていた特徴ね」

宗司「ん? 元のイメージもあるしそこから枝分かれした創造型なんじゃねーの?」

作者「今こうして話すまでどっちなんじゃろ? と考えていましたが、今こうして考えると間違いなく邂逅型ですね……」

カエデ「このゲームのキャラ、同じ見た目でも違うもんね!」

作者「性格とか、能力値ランダムなとこありますからね。そういう意味では邂逅型でよかったんでしょう。こうして整理するのって大事っすね……今の今まで気が付かなかった」

凛音「その時は喋ったんですか?」

作者「それは夢で逢った三度目かな。それまではゲーム内での鳴き声や、動作の範囲でしたよ。世界観もゲーム世界でのビジョンでしたし。二回目はレベル上がって進化した時です」

カエデ「bbbbbbbbbb!」

作者「なんでキャンセルする必要があるんですかね……? 当然、進化した時は姿変わった状態で、鳴き声も変化してました。けれども、まだそこまでぶっ飛んでなかったんですが……」

日明「ぶっ飛ぶ? どういう意味だ?」

スコット「あ、そういやコレ、今までノロケ話っぽくないっすよね……?」

綾花「……まさか」

作者「……三回目の時はね、とりあえず表向きシナリオクリアって場面が終わった後だったんですよ。そん時、この子スゲー頑張ってくれてね。あとがない状況でかなり無茶だったんですが……やってくれたんですよ、彼女」

駿也「ん……? 彼女?」

作者「んでまぁ、なんとなく夢に見るんだろうなぁって思ってて、案の定だったんですけど……まぁ、ニックネームというか、愛称つけてたんで名前呼びながらめっちゃくちゃ撫でまくって、目を閉じてハグまでしてね?」

楓「……蟲型の子でしょう? よくまぁ嫌悪感抱かなかったわね……」

作者「そしたら急に呼ばれたんですよ。ん? と思う間もなくハグ返されてね? しかもね、なんかちゃんと人の感触なんですよ」

シャミル「え? ……え?」

作者「目を開けたらね、女の子がいたんですよ。めっちゃ甘えてしなだれかかりながら何度も私のこと呼ぶんですよ。びっくりしたんですけど、愛称で呼ぶと呼び返してくるんですよ、その子」

宗司「は?……はぁ!? ちょ、ちょ待てよ!?」

綾花「え、人になってたんですか!?」

駿也「超展開過ぎる……」

凛音「待ってください、モンスターの姿は!?」

作者「消えてましたね。その時は。後々判明した話なのですが、どうも二つ姿使えるっぽいです。モンスター形態と、人型形態の二つに。けど、中身は一つなので、この二つは同時には存在できないみたいです」

日明「……まぁ夢の中の話だからな、多少破天荒なことが起こっても不思議ではなさそうだが……」

スコット「性別も合ってるっすか?」

作者「もちろん。ゲーム内での性別もメスですよ」

カエデ「そして二人は、幸せなキスをして終了!」

作者「……」

凛音「何ですかその無言と赤面は」

綾花「……押し倒したんですか?」

作者「……………………ハイ」

シャミル「……け、けだもの」

作者「あのね、一方通行でしかなかったはずの愛着がね? 夢で還ってくるだけでも感涙モノなのにさ……それが少女の姿に化けて出てきてガッツリ甘えられてみろ? 理性が持つ訳ねぇだルルォ!?」

日明「むしろ行かねば『据え膳食わねば男の恥』と罵ったな。これは」

スコット「夢の中の話っすし、勝手に幸せになってればいいんじゃないっすかね(適当)」

楓「変態にっこり

作者「だあああぁっ! こうなるから話したくなかったのですよ!! ああもう! 今回はこれにて終わり! 閉廷っ!!」

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