三章ー7 接触報告
作者「またまた一日二話連続投稿! ええぞ! ええぞ!」
宗司「でもこれ、二次創作が疎かになるパターンじゃねぇの?」
作「仕方ないでしょう? 気分によって書きたいの違うんですから」
翌日も、昨日と同じようにパソコン室で集まった情報を眺めていた。
しかし、知名度もあまりなく、できたてと言うのもあって、目新しい情報はなかった。
「どうする? その手の怪談系の掲示板探すか?」
「あそこはどちらかと言うと、いかに恐い話を作るかと言うのが目的になっているような気がします。そこに私の目的とする怪異があるとは思えません」
「そうなの? 私、知らなかった!!」
相変わらずカエデは元気いっぱいで、見ているこっちがなごむ。もう一人の人格とは大違いだ。
「それってさ……もしかして吸血鬼だったりする?」
「!?」
唐突な駿也の質問に、綾花が戦慄していた。
「どうしてわかったのですか!? それに、駿也先輩は怪異には疑問を持っていたのでは?」
「否定する理由がなくなっちゃったんだ。そしてであった怪異が『吸血鬼』だったから……あんまり話さないでって言われてるから、多くは語れないんだけどさ」
駿也の言葉に、日明も瞠目している。
「よく命があったな」
「……根は優しい子なんだ。それに――なんだか追われてるみたいだから、このことはあんまり話さないで欲しい」
「裏の事情ってやつか……でもさ、その子から色々聞き出せれば、オカルト研究部としては万々歳じゃないか」
「だめだよ。本人が自分の情報の公開を嫌がってる。追われてる身だから、当然だけどさ。信頼関係が築けたら交渉してみるけど、期待はしないで」
当然だな、と日明が付け加えたが、一人食い下がる人物がいた。綾花である。
「その……駿也先輩の遭遇した吸血鬼に聞いてみてください。『佐々木小次郎』という吸血鬼が、いるかどうかの」
「それぐらいならいいと思うよ。でもその名前って――」
「俺知ってるぜ! 巌流島で宮本武蔵とやりあった剣豪だろ? なんでまたそいつの名前が――」
宗司の疑問を、日明が遮った。
「なるほど、それなら合点がいく。佐々木小次郎というのは、実在が疑われている人物だ。その理由が『吸血鬼』だからだとしたら面白い。吸血鬼の性質上、明確に歴史に名を残す訳にもいくまいからな。しかし……長刀使いの吸血鬼……まさかな」
「「「「?」」」」
日明は何か心当たりがあるのか、腕を組んで渋い表情を作った。
しかしそれ以上踏み込んだ質問もできず、この日は解散。駿也の証言を、翌日待つことで決定した。
作者「綾花ちゃんの知ってる怪異が、吸血鬼にまつわるモノだと判明しました、そして佐々木小次郎……知ってる人は知ってる人ですね」
日明「ツバメ返しが有名だな」
作「剣技系でも有名な技ですからね。ゲームとかでも技であること、ありますし」