第一話 令嬢の最期
皆様初めまして。
この物語は私、金塊なめくじの処女作となっております。
皆様、改めましてこんにちは。
私はルーンドット家の次女、『レイラ=ルーンドット』と申します。
それはさておき、今私は命を狙われております。
なぜこうなったのか、少し前の話をしましょうか。
今から約16年前、私はルーンドット家に生まれました。
それこそ私はそれなりの愛情を受けて育ってきたつもりです。
そこから5年が経ち、自身に刻まれたスキルや能力値の測定の時がやってまいりました。
、、、結果から申しますとそれはそれはとても酷いものだったとのことで。
私はろくな力も持たない『落ちこぼれ』と呼ばれてきました。
実際のところ親は私に愛情など無く、落ちこぼれとなった今ではここに住まわせてもらうだけでやっと。
そんな中、とある貴族から息子と結婚してくれないか、と頼まれたそうで目の上のたんこぶだった私を家から追い出すために親はそれを了承いたしました。
当時の私はお付き合いとはとても良いものであり、互いに助け合う素晴らしきものだと思っていました。
しかし、現実とは非情なもの。
そこで紹介された男はもはやゴブリンやオークのような、もはや人間なのか怪しいほどの醜悪な顔や体をしていました。
正直なところ私は今すぐにでもこの話をなかったことにしたかったのですが、親はそれをことごとく拒否し、私とオークはお付き合いをすることになりました。
互いに過ごすうちに慣れればどれだけ楽だったのでしょうか。
学園で学んでいるときもオークは私の邪魔をし、逆に尽くせと言わんばかりの態度、おまけに他の御令嬢や御令息に対しての悪質な嫌がらせなどがあり、次第に私も心を病んできてしまいそうになりました。
ここ最近になり私の純潔を奪おうとしてきましたのでそれをことごとく拒否、先日オークを殴りました。
そうしたら、なんということでしょう。
このような状況に陥ってしまいました。
「早く貴女たちは逃げなさい。」
「し、しかし!それではお嬢様は!」
「いいから早くしなさい。」
「これは命令よ」
.....そう、これでいいのです。
狙われているのは私。
私の側近たちは関係ない。
じきに私を狙った部隊がこの部屋に到着するだろう。
.....きっと、私は助からない。
そらならば、せめて助けられる命だけは守りたい。
最悪なことに、門番をしていた者は彼らのせいで切り捨てられてしまいました。
「私はこれ以上犠牲者を増やしたくもありません。」
「っ!お嬢様.....!それでも私は!」
「では、あなたを解雇いたします。
これであなたは私のメイドではなくなりました。
今すぐに去りなさい。」
「承知.....いたしました」ダッ
「.....今までお勤めご苦労様でした。」
.....彼女、それに他の使用人たちももう全員居なくなってしまいましたね。
1人、静寂が訪れる。
「.....不思議なことに、今まで騒がしかったここが静寂に包まれるとは。
違和感がすごいですね。」
.....足音が聴こえる。
おそらく、もうすぐそこまで来ているのでしょう。
足音的に考え、ざっと10人ほどでしょうか。
本来、私のような上流貴族の娘は30人から50人ほどと同程度の力を持っているため、それだけ多くの人数が必要なのですが、私には必要ないと判断されているようですね。
「.....私も随分と甘く見られていますね。」
そう言い、私は近くに置いてあったレイピアを手に取った。
「居たぞ!」
「殺せ!」
.....随分と野蛮な声が聞こえてくる。
この家に似合わない声が。
「あなた方のような下品な方々にただで殺されたくはありません。」
.....そうして私は右腕を前に出し“スキルを宣言した”
“最弱”のスキルを.....
「“《ーー》(ーーーーーーー)”」
いかがでしたでしょうか。
これを読まれた読者様が気に入っていただければ幸いです。




