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《黒の毎日》  作者: 主s.s
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再三再四

再三再四さいさんさいし

繰り返して何度も

2025年3月31日月曜日人間界編

その日、ふたりは久しぶりの休日であった

そんな時『ピンポーン』チャイムがなり、ハルト王子が見た

『佐川急便です!』

「はーい」

ハルト王子が出た。サキはリビングでゲームをしていた

「おっそいなぁ…ハン兄!ハン兄?」

サキはゲームを止めて玄関に向かった

「ハン兄?…!」

ハルト王子が倒れていた

扉の先にはナイフを持った、アリアが立っていた

「は?なんで!今まではあいつらだったのに…!」

サキはアリアに襲いかかった

「てめぇ!何やっとんや!お前…ハン兄のこと好きだったんじゃ…」

「わからん…なぜ、俺は…やってし…」

アリアは怖くなり逃げていった

「待てや!…なんで…やっと終わりそうだったのに」

サキは懐中時計を取り出し

「また、巻き戻しや…もう、疲れた。わしが死にたい」

サキはうなだれていた

「…ハン兄、わしが何したって言うんや」

サキはそっと撫でた

すると、またチャイムが鳴った

「サキちゃん!遊びに来たよ!」

リカだった。扉は全開だったため…見てしまった

「はっ…サキ…ちゃん?やったの?」

「えっと…ドッキリ大成功!」

「え?でも…あ、血糊かぁ!」

「そそそ!…掃除しなきゃいけないからまた、今度遊ぼ」

「うん!またね」

リカは何も知らず帰って行った

…いつの間にか数時間が過ぎていた

「もう…諦めようかな…未来ある若者の未来を奪って…」

そんな時、目の前に小さな少女が現れた

「(どうせ…幻覚)ついに、おかしくなっちゃった」

「なぜ、戻さない?」

「もう…疲れたから。後で後を追うから」

「なんで…そんなことで死なないでしょ!」

「…なんで、そんな酷いことを言うの?」

「まだ!真実までたどり着いてないじゃない!」

「真実?なんのこと?」

「まだ!あなたにはやることがあるじゃない!」

「もうないよ…もう、何もかも終わったのさ…」

「復讐…しなくていいの?」

「無駄さ」

「あなたは誰なの?」

「わしは…サキだよ(幻覚だ、幻覚なんだ。きっと…)」

「全部思い出すまで待ち続けるから」

「死体…片付けなきゃ」

玄関に向かうと、死体が綺麗になっていた

「なんで?」

少女は時計を渡してきて

「ん?あなたしか、できないはずよ」

「そっかぁ…やるか」

サキは懐中時計を手に取り

「ところで君は…」

「私はあなたになりたかったものである」

少女はそう言って、煙のように消えていった

「…わしに、なりたかったか」

サキの背中はなにか後悔をしているように見えた

「ひいじい、約束守れなくてごめんね。巻き戻し」

サキは時計の裏側の蓋を取ると、そこには年月日(ねんがっぴ)カレンダーがあり、それを巻いた

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