暴連高校に入学しました
4月5日金曜日人間界編
今日は私立暴連高校の入学式。サキは、今日からそこに入学する、
「うわぁ!(女子高生だぁ!久しぶりに見るなぁ♡目の保養になるなぁ!あ、依頼人に連絡と…相変わらずスマホの使い方分からないなぁ…)」
そんなことを考えているといつの間にか隣に人がいて、こう言ってきた
「写真撮ってくれませんか?」
「え?あ、はい………はぁい!並んで、並んで!はい、もうちょっと右ですね…はいそこ!いきまーす!321…」パチャ
「ありがとうございます!わ、お上手!…あ、お写真撮りましょうか?」
「あ、間に合ってます〜」
サキは色んな人声をかけられ、写真を撮りの繰り返しをしていた。そして、急ぎ足で理事長室に向かった
「失礼するんご」
「じゃぁ、そこ座って。お茶出すね」
「あ、どうも」
「予定通りよろしくね。変更は特にないから」
「はい。わかりました」シュゴゴ…
「とりあえず、君のことは他の先生に言っといたから」
「はい」
「あ、これ娘の写真ね」
理事長は自分の娘の写真を出した
「名前は優木愛利。娘に変な虫付かないようによろしく。クラスはA組だから」
サキは自分のクラスに向かった。端っこの席には例の娘さんがいた。ひとりぼっちのようだ。時間は経ち、担任と副担任の紹介がされた
「このクラスの担当になりました。近藤彩音です。一わ年間よろしくね」
「この学年の副担任を任されました。一王子ハルです。君たちと一緒の一年生です。一年生同士よろしくお願いします」
…時は経ち、入学式は無事に終わった。サキは用事があったため、早く帰った。昇降口で声を掛けられた
「ちょっと、いいかな?」
声をした方へ振り向くと、あの娘、愛利だった。ふたりは歩きながら喋っていた
「時川さんは中学の頃の友達は居ないの?」
「いないよ」
「え!嬉しい!私もなの!」
「へ〜なんで?あそこ名門じゃん。元から友達居ないの?」
「そんな事ないわよ。名門だからこそ来ないだけよ。あとは…ね」
「…あ〜お金の問題か。たしかに、金持ってそうな人ばっかだったしね。てか、なんでわしにお声を?」
「同じかなぁって…」
「エスカレーター式で学校に来たんだ」
「うん。小中とさ、いい所だったかさ。すぐ、バラバラになるの」
「あーね。もっと上目指す人居るもんね」
「うん!あ、私、家こっちだから。また学校出ね」
「うん。またね」
そして、ふたりは解散した
「ただいま」
「ワンワーン!」
二階からジョンが飛び出してきた
「お、おう。よしよしよし。あれ?タカ郎とふく太とジュリーは?寝てるか?」
サキは私服に着替えた
「アイちゃん。いつも通りよろしく」
「はい、かしこまりました」
サキはブーツのチャックを上げて、家を出た