人には言ってはいけない言葉がある
4月3日水曜日異世界編
サキは鼻歌を歌いながら、階段を降りている。キッチンにはハルト王子が朝食を作っている。
「おはぽよ」
「はい、おはよう」コト
「これ、今日の朝ご飯ね」
「ねぇ昨日のあれニュースになった?」
「いや、まだ…じゃない?てか、もうそろそろだね」
「何が?」ŧ‹”ŧ‹”( ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹”
「新入生たち」
「え?侵入者たち?」
「それは昨日のお前な」
「…で、今年の新入生たちは、どんな奴がいるの?」
「んーとね…貰ったんだよ紙。何処だっけ…」
「これ?」
「ん、それ」
「見るね!…嫌な予感がする」
「同じくだ」
「てかさ話変わるけどさ…なんで朝ご飯さ、昨日の晩飯と同じなの?」
「作るのがめんどくさいから」
異世界にて
異世界学校の男子寮の前に1台の馬車が止まった
「何かございましたらご連絡ください」
「あぁ…ん?執事あれはなんだ?」
ファルファーが指した先には、サキがいた
「あれは庶民です。あの身なりから…元奴隷でしょう」
「執事よ。人は見た目で判断しない方がいいぞ」
「それは失礼いたしました」
ファルファーは馬車を降りた
「ファルファー様お元気で」
「あぁ」
そして馬車は帰って行った
「どんなやつと一緒の部屋になるのか…あの庶民まだ遊んでいるぞ」
ファルファーはサキに声をかけに行った
「おい!庶民!こんなところで何をやっている?」
「おいゴラァ!誰が!庶民だゴラァ!」
「庶民と言ったことを訂正しよう。奴隷よ」
「殺すぞ!」
「おいおい。初対面に奴隷は酷いだろう」
ファルファーが振り向くとハルト王子が立っていた
「ハン兄さん!」
「庶民よ!」
「おい!」
「俺はお前に対して庶民とか奴隷とと言ってしまってすまなかった!許してくれ!」
「いや許すけどさ…あんた…誰?」
「あ、そういえば名乗ってなかったな。俺の名前はファルファー」
「わしの名前はサキ・ロリール男の時はミルジェって呼んでね」
「あ、今更だけど、苗字ら行だね」
「ら、ら行?」
「お主、貴族?」
「え?王族だが」
「え?待ってハン兄、こいつ…同類だ」
「( ˙꒳˙ )マジカヨ」
「お前らも王族なのか?」
「「うん!」」
3人は同じ王族と知り、意気投合して、お友達になりました