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《黒の毎日》  作者: 主s.s
21/26

普通の依頼

4月21日㈰人間界編

ジリジリジリ ジリジリジリ

レトロな電話機(でんわき)の音が部屋の中に響いている。その頃サキは

「んー!あ…やべぇ…ん?電話…待って今うんこ中なのに…」

サキは便所にいた

「ちょっと!ハン兄!電話でて!お願い!」

だが、誰もいなかった

「あー!もう!」

サキはうんこを出し切り、電話に出た

「はい!こちら何でも屋月夜堂(つきようどう)です〜」

「あ、番号合ってますか?」

「はい、合ってますが」

「その、チラシで見て、()けたのですが…今からってのは…」

「いいですよ。では、下の喫茶店で待っております」

数時間後、依頼人が到着したようだ。喫茶猫鉄(びょうてつ)、四十代の未亡人が店主の喫茶店

「ごめんなさい、待たせてしまって」

「いいですよ。何か頼みますか?」

「じゃぁ、コーヒーを」

「わしは…パン……ナポリタンにしようかな。すみませーん」

呼ばれて店主が出てきた。遊野(ゆの) 穂乃花(ほのか)。今年で四十八歳

「えっと、コーヒーとナポリタンをひとつずつください」

穂乃花(ほのか)はオーダーを書いて、キッチンに向かった

「あ、それで依頼内容(いらいないよう)は?」

「彼氏の…浮気調査をお願いしたくて…」

「ご理由は?」

「最近の彼、帰りが遅いし…休日のデートとか断ったりするのですよ。酷くないですか!あと……」

彼女の愚痴(ぐち)は長々と続き、その間にご注文の品が来た。そして、数分後…

「で、ではこちらの書類にお名前と生年月日(せいねんがっぴ)と住所…電話番号と具体的に依頼内容をよろしくお願いします」

「は、はい。あの、なぜ細かく書かなくてはいけないのですか?」

「あ、一応仕事なんで…あ、最後に依頼期間と印鑑(いんかん)かサインをお願いします」

「はい…出来ました…」

「はい!ありがとうございます!期間は二ヶ月ほどですか…頑張ります。彼女さんからも何か進展(しんてん)があれば教えてください」

「わかりました」

依頼人は、コーヒーを飲み干し帰って行った

「…あ、コーヒー代!…依頼代に入れとくか」

サキは数字には弱いため一度、家に帰ってきた

「おかえり」

「ほっっとに…疲れた」

「うん、痛った。べろ噛んだ」

「うん〜もっふもふやな。てか、珍しいね舌ピアス付けてるなんて」

「ま、休日ですしね。よし、終わった。今回は三千五百円」

「コーヒー代入れた?」

「入れた入れた」

「ありがとう。あ、冷蔵庫からガトーショコラ出しといて」

ハルト王子はケーキを切り分け、飲み物の用意をしていた

「サキは飲み物何がいい?」

「ガトーショコラかぁ…ほうじ茶でいいや」

ハルト王子はほうじ茶と紅茶を煎れた

「はいどうぞ」

「ありがとう」

ふたりはケーキを食べ始めた

「てか、腹が…」

「ごめんこのケーキ、木曜日に作った」

「お前…ケーキは痛みやすいんだぞ」

ハルト王子は夜、トイレに()もる羽目(はめ)になった

登場人物

サキ

ハルト王子

遊野 穂乃花

依頼人 花野 奈々

天気:曇りのち一時雨

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