ひとりぼっちのエレベーター
4月20日㈯会社編
会社で資料の誤字脱字などのチェックをしていた時、電話がなった。そこには、マサキしかいなかったため、仕方なく出た
「お電話ありがとうございます。株式会社サポートスマイル、営業部、時川真咲でございます」
「いつもお世話になっております。佐中商事、営業部、佐藤 孝之と申します。営業部の田中様はいらっしゃいますでしょうか」
サキはメモを取るためボールペンでメモを取り始めた
「部長の田中ですね。確認いたします」
「あ、え、あ…はい」
「申し訳ございません。田中はただいま席を外しております。折り返しお電話を差し上げるようにいたしましょうか?」
「あ、はい」
「(何時がいいか…あ)」
インクが途中でなくなってしまったようだ。代わりに赤ボールペンを使った
「かしこまりました。それでは月曜日の午前十一時頃に田中からお電話いたします。お電話番号を復唱させていただいてもよろしいでしょうか」
そして、電話が終わり受話器を置いたマサキ
「なんで誰も居ないんだよ。ひとりふたりいいじゃんか」
夜、マサキは文具店を探した
「あった」
文具店は五階だったため、エレベーターで向かった。エレベーターはボロく、電気がパチパチと光ったりしていた
「ボールペンと消しゴムと蛍光ペンも買っとくか。後は…ん?」
地面に何か文字が書かれた紙が落ちてた
「なにこれ?八時にエレベーターは停止します。乗らないでください…」
マサキは時計を確認した。時計は八時を指していた
「…は?」
そして、蛍光灯が切れた。エレベーター内は暗くなった。すると、髪の毛が光り出した。エレベーター内は、とても明るくなった
「光ったからなんだよ。何も変わらねえよ」
そして、また絶望した。ふと、エレベーターについて思い出し、後ろを向いた。
「(エレベーターは必ず!鏡が!ない!狭いエレベーターだからない!は!非常ボタン!)」
マサキはエレベーターのボタン付近を見た
「どこ?これ?違うやんか、どれや?唾かけてやろうかこのやろう!いや、汚いからやめよう」
マサキは舐め回すようにボタンを探した
「あっった!!(押せ押せ押せ押せ押せ!)」
非常ボタンを連打していたら、突き指になってしまったようだ。様々なことを試したが、外へ繋がることはなかった
「…っんもう!紙に書いてたよ!停止するって!非常ボタンも停止するのかよ!聞いてないよ!ほんとにもう…間違えて壊しちゃったよ…あ、そうだ」
マサキは何かを思い出したのか、光の速度で消え去った
「(もお、わしのバカバカ!瞬間移動と言う能力を忘れるなんて。おっちょこちょいのぉすけ!)たっだいまぁ!ねぇ、聞いてよ…」
「おう!遅かったな、もうちょっと、閉じ込められとけばよかったのに」
ソファーに、上裸で金髪の鬼らしき男がくつろいでいた
「うわぁ!上裸マン!」
「誰が上裸マンだ!」
「おめぇしかおらんよ」
「え?…あ、やっべ」
登場人物
マサキ
佐藤 孝之
坂宮 龍堂(鬼)
天気:晴れのち曇り




