誕生日プレゼント
4月12日㈮人間界編
連高校に登校中、サキは紳士服店の前に立ち止まった。ショーケースには真っ赤なネクタイが陳列されていた
「…血で染めると黒くなるか…なら買お」
サキはその場を後にした
授業中、サキはハルト王子のネクタイを見ていた。ネクタイは色褪せており、青色がグレーになっていた
「ん〜(めんどくせぇな…買うの。だから、誕生日プレゼント買うの嫌いなんだよ)」
お昼休憩、職員室にて
「(今年はプレゼントあるのかな、てか昨日はまじでやばかっな〜)あ、やべ弁当冷める…いや、元から冷めてるわ」
そして帰りのホームルームで
「最近、うちの学校の生徒が寄り道をしていると苦情が来ました。寄り道しないように!」
だが、言うことを聞かないのが高校生。そして、サキはお腹が空いたのかラーメン屋に入っていった
「いただきます!」
サキは麺をすすった。麺を食べ終わると具材を食べて最後にスープを飲んだ。すると店主がアイスをくれた
「いつも来てくれるお礼だよ」
サキはアイスを食べ終わり、紳士服店に向かった
サキは紳士服店に入った
「す、すみません」
「はい?」
「ショーケースに飾ってあるネクタイはありますか?」
「あちらのお席でお待ちください」
店員はネクタイのサンプルを持ってきた。サキはそれを見て悩んだ
「誰かにプレゼントですか?」
「あっ、はい…親友に…」
「どのようご親友なのですか?」
「母親のような感じの方です…あ、この無地の赤ネクタイを二つほど購入をしたいです」
「かしこまりました」
「あ、ひとつはラッピングをお願いします」
「はい」
サキは買ったネクタイの紙袋をぶら下げ、家に帰った
「ただいまー…誰もいない。少し寝よ」
サキは階段を上がり、異世界への鏡を通った。ネクタイを隠し、ベットへ横たわった。そして、目を瞑った。サキは知らなかった。自分の背後に不穏な影が近づいていることに…
そして、夜。ハルト王子が帰ってきた
「ただいまー。サキごめんね、今すぐご飯作るから…って居ないし。あ、アイちゃん、サキは?」
「お部屋で仮眠をしています」
「分かった」
ハルト王子は異世界への鏡を通って、サキのベットを見たが、サキがいなかった
「居ない…そういえば、制服が脱ぎ捨てられている。あ、破れてる。また、明日考えよう」
ハルト王子は自分自身を落ち着かせるために、自分の部屋に向かった。寮は相部屋であり、ハルト王子はアンデイルという少年と相部屋である
「暗…もう寝てんのか?」
「なぁ…」
「おっ…いたのか」
「明日、少しの間部屋の留守番を頼めないか?」
「あ…えっとな。やだ」
「そうか」
そう言うとアンデイルは部屋を出ていった
「…あ、ご飯食べないと」
ハルト王子は家に戻り、冷蔵庫にある、余り物を食べた
「なんなんだ、この虚しさは…」
登場人物
サキ
ハルト王子
アイ
アンデイル
店主 素麺 太郎
近藤彩音(サキの担任、国語)
店員(海宝 虹歩)
天気:晴れ一時雨




