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《黒の毎日》  作者: 主s.s
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明日の準備

2024年4月1日月曜日朝8時

舞台は東京の住宅街。ふたりは今日も生きている

第二主人公のハルト王子。ちなみに人間界での本名は一王子ハル。特徴は、金色の髪に可愛らしい顔立ちおまけに背が高い。今はゴミ出しをした後のようだ。彼は外から帰る時、いつも郵便受けを見る。いつもはチラシ類しかないけど、今日はチラシ以外にも何があるようだ。「それ」は赤色の手紙だった

「ただいま」

「おかえり」

「何やってるん?」

「明日の計画」

この物語の主人公。サキ(マサキ)今は女性の姿であるが男性の姿にも変身できる。特徴は、白髪に紫のグラデーションが入っている。ボッキュッボンのグラマラスボディ

「はい、サキ」

ハルト王子はサキに手紙を渡した

「ん?あ〜あれか、毎年恒例の。捨てといて」

「わかった」

ハルト王子は手紙をくしゃくしゃぽいした

「お腹空いたでしょ。なんか作るわ」

「あ、ありがとう」

ハルト王子はエプロンの紐を括り、料理を始めた。キッチンからは美味しそうな白米の匂いが。サキはゴミ箱の方を見ていた。あの手紙が気になるようだ

「ねぇ、ハン兄。やっぱ見ていい?」

「ん?いいよ、どうせ変わんないよ」

サキはゴミ箱からさっきの手紙を出して開けた

「あらほんと。去年と全く同じ」

「だろう。見たって何にもならないし」

「そうね」

「1年生で留年生なのは俺たちだけだ」

「あら、そうなの」

「ごめんよ〜俺のせいで」

「いいわよ」

「卵」

「はい」

サキはハルト王子に卵を投げた。ハルト王子は見事にキャッチした

「いつも言ってるだろうが。卵投げんなよ」

「別に良いじゃないのよ。受け取れるんだから」

「俺だからな。他の人にはやるなよ」

「はいはい。相変わらず片手で卵割れるのね」

「まあな。あと少しでできるから、我慢しろ」

「はいはーい。てか、明日車用意出来る?」

「何がいい?」

「ホンダのバラード初代中期型」

「よく…分かんねぇけど、用意しとくわ」

「おっけい」

「ご飯出来たよ」

「ありがとう」

「先に食べてて、餌やりするから」

「分かったわ」

ハルト王子は二階に上がって、ペット達にご飯をあげた

「いただきます」

サキは美味しそうに頬張って食べていた。ハルト王子も下に降りてきて、小さめのカツ丼を食べた

「残り食べていい?」

「いいよ」

「あ〜でも、明日遅くなるし…残しとこ。明日の準備してくるね」

「早くない?」

「自分、忘れっぽいから」

サキは二階に向かった

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