つばめのねぐら入り
美しく燃えるような夕陽
雲がその赤を空一面に写す
どこまでも遠いどこまでも深い
空に落ちていく
黒い点々をばら蒔いたような
何万匹ものつばめが空を覆う
洗濯機の中にいるみたいと
人が言った
もう空に落ちていた私は千切れて舞っている
点々のひとつやふたつになったって誰もかまわない
自由に羽ばたく
力強く舞う
空のひとつとなる
美しいものの一部になれる時が
私にもやがて来ますように
つばめのねぐら入りを見ました。
河川敷のヨシ原の中で何万匹と集まって眠るそう。みんなが集まるまでぐるぐる飛び回ります。
この世界には沢山の知らないこと、美しいもの、命がある、すごい。