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僕らの初恋  作者: 麻里
14/15

手紙

心臓移植手術が出来ないまま(とき)は過ぎ

12月になっていた。


雪乃はベッドから動くことも困難になっている・・・。



今日も病院に寄っていつも通りに帰宅した。



翌朝、雪斗から連絡がきた。


「雪乃が発作起こして、さっき息を引き取った」



弱っていく雪乃を見ていたから覚悟はしていた。


だけど、こんなにも早く

お別れがくるなんて・・・。



僕は急いで病院へ向かった。


病院に着くとロビーで雪斗が待っていた。


「すばる、雪乃は霊安室にいるよ。一緒にいこう」


「雪斗・・・」


雪斗と一緒に霊安室にいき雪乃に会った。


雪乃は綺麗な顔で眠っているみたいで、話しかけたら起きてくれるんじゃないかと思いたかった・・・。


「雪乃ありがとう。雪乃と出逢えて幸せだったよ」


僕は泣きながら

雪乃の唇に最後のキスをした。



「すばる、雪乃から渡して欲しいって頼まれたんだ。帰ってからでいいから読んで欲しい」


雪斗から手紙を受け取った。


「わかった。帰ってから読むよ」



帰宅して雪乃からの手紙を開いた。



「すばるくんが、この手紙を読んでるとき私はいなくなってるんだね。手紙を残すか迷ったんだけど私の気持ちを伝えときたいと思い残すことにしました。すばるくんと出逢えて幸せでした。人を愛する気持ちを教えてもらいました。すばるくんが私の初恋です。私がいなくなって辛い思いさせてごめんね。もし、すばるくんに好きな人が出来たら、その人と幸せになって下さい。すばるくんの幸せを心から願っています。雪乃」



手紙を読んで僕は号泣した・・・。


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