表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕らの初恋  作者: 麻里
11/15

心臓病

雪乃ちゃんとのデート楽しかったなと思い出しながら僕は学校に向かっていた。



「すばるー!おはよう」


雪斗が後ろから話しかけてきた。


「雪斗、おはよう」


「雪乃がデート楽しかったって嬉しそうに話してたぞ」


「よかった。僕も雪乃ちゃんとのデート楽しかったよ」


「そうか。それは良かったな。また誘ってやって」


「うん。雪乃ちゃんと会いたいしこれからも誘うよ♪」



その後

雪乃ちゃんとメールや電話、デートしたりと

穏やかな日々が過ぎていった。



これからも、そんな毎日がずっと続くと思っていたんだ。



僕らが出逢って2年目の春


雪乃が心臓発作で倒れ救急車で運ばれたと雪斗から連絡がきた。


僕は急いで病院へ向かった。


病院のロビーで泣いている雪斗を見つけた。


「雪斗、雪乃は?大丈夫なのか?」


「すばる、落ち着いて聞いて欲しい。雪乃は今、集中治療室にいる。担当医の田中先生が次、発作が起きたら心臓は持たないだろう。心臓移植手術するのが良いけど待ってる状態で間に合うかわからないと・・・覚悟はして下さいと言われたんだ」



覚悟ってなに?


雪乃がいなくなるかもしれないのか?


僕は頭が真っ白になり

訳が分からなくなっていた。


「雪乃がいなくなるってこと?なんで?僕から雪乃を奪わないで」


僕は号泣していた。


「すばる落ち着けって。心臓移植手術が出来ると信じるしかないだろう」


「ごめん雪斗。そうだよな。きっと雪乃は大丈夫だ。これからも雪乃を支えていくしか僕には出来ないけど・・・ずっと雪乃のそばにいる」


「ああ。雪乃の前では笑ってやって欲しい。すばる出来るか?」


「雪乃に心配させないように笑うから大丈夫だよ雪斗」


「すばる、ありがとう・・・」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【ランキングに参加しています】
投票よろしくお願いします⬇
小説家になろう 勝手にランキング
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ