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告白は最大の防御  作者: 暗黒星雲
異世界からの侵攻
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第2話 怪しい転校生

 翌日の朝、いつもの通学路だ。

 突然、星子が質問して来た。


「ねえ知子ちゃん。お尻がどうしたの?」


 星子の言葉にはっとなる。

 私は『女は尻』と繰り返し繰り返し、ブツブツと言っていたらしい。


 その日のホームルームで仰天してしまった。

 私たちのクラスに転校生がやってきたからだ。


 ミノリン先生の言っていた要注意事項の一つ、転校生だ。

 本当だったんだ。


「トッシー・トリニティと言います。よろしくお願いします。年齢は多分17歳です」


 あからさまに怪しい。

 多分17歳とか普通は言わない。自分の生年月日くらい把握しているのが普通だ。

 そして、見た目は普通の日本人にしか見えないのだが、その名前は何だ。トリニティ…… 英語ではTrinityのはず……キリスト教の三位一体の事ではなかったか。たしか、父・主なる神と子・キリストと精霊の三つが一体である……みたいな話だった気がするけど、正直、これ意味が分かんないだよね。


 トリニティが窓側の席へと座る。

 細面で色白。細くてややつり上がった目元。狐顔と形容されることが多いだろう。しかし、結構なイケメンさんではある。

 女子連中の中には、早速、彼を狙って動き始めた阿呆がいそうだ。目がハート形になっている奴がチラホラいるじゃないか。


 しかし、昨夜、ミノリン先生が言った言葉を思い出す。


「夜道と転校生に気を付けろ」


 まさか、転校生が夜道で私を襲うとでもいうのか!?

 さすがにレイプされるのは嫌だし、バラバラ殺人のような、もっとひどい事をされるかもしれない。


 不安がぬぐえない私は、ある決心をした。

 虎穴に入らずんば虎子を得ず。そう、最も怪しい人物に近づき、そこで情報収集をするのだ。


 転校生?

 いや違う。


 それは怪しい美尻教師、ミノリン先生こと美濃林檎だ。

 私はミノリン先生を食事に誘ったのだが、何故か快諾された。


 待ち合わせたのは夜のファミリーレストラン。

 私とミノリン先生、そして星子。何故か羽里もいたのだがそれはこの際どうでもいい。

 星子がハンバーグセットを注文したのだが、何故か全員が同じ物を注文した。偶然なのか、それとも何かの暗示でもかけられていたのかはわからない。


「あら、美少女同士気が合うわね」


 この食事会が気に入ったのか、ミノリン先生はたいそうご機嫌だった。しかし、その一言には突っ込みたくなる。「貴方はものすごく綺麗だけど、もう少女ではないでしょう」と。


 もちろん、声には出さなかった。


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