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誤字報告、どう思います?

作者: 笹野 いくま

 


 突然ですが、僕は最近誤字報告(・・・・)にハマっています。


 誤字報告は皆さんご存知ですよね? 小説を下にスクロールしていくと右下に出てきます。ポチッと押すと修正画面が出てきて、本文を押して色々直していくという、至って簡単なものです。


 そもそも、何故僕が誤字報告にハマったか? それは、最近お気に入りの作品が急に誤字だらけになってしまった、という少し残念な出来事からです。(どの作品かバレるかな?)

 内容は好みでとても面白いのに、やたらと誤字が目立つ……しかも誤字のせいで意味が汲み取れないことさえある……。それって、作者にとっても、読者にとっても致命的なことです。


 読んでいる最中に、「ん? これどういうこと?」となると、話の筋に対する集中力が一気に切れてしまいます。集中力が切れると、次の話を読む時、頭のどこかに何か引っかかったように上手く話が流れていかない。これが積み重なると、だんだん話が面白くなくなっていく。そして、結局ブクマを外して、作品を読むのを止めてしまう。


 でも、そんなのあまりにも残念すぎるお別れの仕方です。

 そう思った僕は、ぜひとも続いて欲しい作品には地道に誤字報告をするようになりました。そしてそのまま、誤字報告が趣味になっていた、という訳です。


 さて、そんなこんなで、今では一日に何作品かの誤字報告をしている僕ですが、ふと思いました。

「これ、報告が来た作者様はどう思うのだろう?」と。


 僕としては、もちろん善意のつもりでやっていることで、「お前の日本語おかしいぞ」みたいな気持ちは全く無く、ただただこの作品がよりわかりやすく、より面白くなることを願ってやっているわけです。

 全ては、素晴らしい小説を読み進められるようにするため。


 ですが、もし誤字報告が来たことで、作者様が「面倒だ」「いちいち細かいな」というようなマイナスな感情を持たれ、更新が止まってしまったら? 誤字を恐れ、のびのびとした文章が書けなくなってしまったら?

 そう思うと、今までの自分の行動が本当に正しかったのか、作者様のためになっているのか、わからなくなりました。


 自分が誤字報告にハマったのは、もしかしたら編集者気分にでもなって悦に入っていただけなのかもしれません。そう考えると、浅ましい人間だなぁと恥ずかしくなるのですが。それでも、やはり作者様を応援したい気持ちに変わりはないんです。

 皆さんの小説が大好きで、その世界に何の気兼ねも無くのめり込みたいだけなのですから。


 今小説を書いている作者様も、それを楽しんでいる読者様も。


 誤字報告、どう思います?

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― 新着の感想 ―
[良い点] なかなかお題にあがらなさそうで、でも書き手にとって大事なことを取り上げてくださいました。 エッセイの中身はもちろん、感想を書いてくださっている作者の方々の反応が勉強になります。 [一言] …
[一言] 笹野様。誤字のご指摘ありがとうございます。 スマホからは、半角のスペース?がいつ触れて入ったのかよくわかってない所がありまして。 あと、少ないながらって・・・。少なくない!とっても多いです…
[一言] 私は、スマホメインで書いてるので、間違えて隣の予測漢字を選択したまま進めていたり。 ひどい時には、キャラ名、間違えてます。 何回も読み返してる筈なんですが。脳が、ちゃんと書いてるって、思…
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