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花灯り

作者:杜月 佑衣
愛を灯した花が
しとやかに揺れて
此処だよ、と伝える
私はあなたを知ってしまったのだ、と


足下にはあなたによって蒔かれた種
どんな芽が出てくるかは私次第


何も気づかないほどの距離にいれば
傷つくことも悲しむこともない代わりに
喜べることも楽しむことも出来ないんだ
あなたに出会ったことで世界が180度に切って
今まで知らなかった感動が弾けたように生まれた
新しい景色が広がって 視界が開けた中へ
何も考えず気持ちよく溶け込められればいいのに
私はずっと臆病になった
子供のように臆病になった
情けないほど
どうしようもなく


この咲いた花が枯れないように
ただ それを願うばかりだ
愛を灯した花をあなたに差し出すためには
私はどんな芽を咲かせられればいいのだろうか
あなたが微笑んでくれるには
あなたが喜んでくれるには
私は何を手に入れればいいのだろうか
私は私を何で満たせばいいのだろうか


不確かで緩やかな時間の中で
たゆたうのは心と想い
ああ どうにもならず どうしようもなく
何も出来ないことに歯痒さを感じる日々


愛を灯した花が揺れる
緩やかにしとやかに私を誘う
あなたに差し出せるまでの勇気を持てない私に
花はたおやかに揺れて誘う


あなたを好きな気持ちを抱いたまま
今日も花は灯りを灯す
あなたへ届けたい想いを抱えたまま
今日も愛を灯した花は
コバルトブルーの闇を抜け密やかに輝く








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