第6話 祝福されしケモノ娘の決意
今回は”ルナ視点“だピョン。
朝日が昇り始めるとともに起きる。準備運動と軽いストレッチをした後3km程のランニング。そして剣の素振りを20分。汗を流した後朝食を食べる。これはワタシが幼い頃から続けているルーチンワークだ。最初は父に強制的にやらされていたが、今ではこれをしないと落ち着かないぐらいになった。
朝食を食べ、学園へ行く準備をし終わり家を出ようとしたら家族が見送り来てくれた。
「ルナ、学園までの道は大丈夫だな?」
「大丈夫だよ父さん。」
「第一印象は大事よ。しっかりね。」
「あぁ、心配は要らないよ母さん。」
「本当かよ!ねぇちゃんちょっとドジだからなぁ~。」
「…うるさい。」
「ハハッ、まぁとにかく余り緊張せずにな。」
「えぇそうね。スマイルよ。」
「まぁアリスさんもいるし平気だろ。」
「うん、じゃあそろそろ行ってくる。」
「「「いってらっしゃい。」」」
まったくたかが入学式で心配し過ぎだ。まぁ昔からワタシに友人が少ないを心配してるんだろう。別にワタシは友人がたくさん欲しいとも思わないのだがな。2・3人数もいれば十分だと思う。最近はアリスと親しくなったし、あいつがいれば十分だ。あいつは良い奴だしな。
そんなことを考えているとあっという間に学園についた。
「じゃあ皆さん今日はこれで解散です。気をつけて帰って下さいね。さようなら。」
これで学園1日目を終えた訳だが…取り敢えず、あのサブローって奴は次調子乗ったこと言ったら殺すことにした。
「ルナちゃん帰ろっ。」
「あぁ。」
アリスと二人で帰り、2時から狩りにいくことなった。
「ただいま。」
「お帰りなさいルナ。ケガはない?」
「あぁ、大丈夫だよ母さん。今日もバッチリだったからね。」
陽の沈む1時間半前に狩りから帰って来た。そしてこの後は暗くなるまで裏庭で修行だ。あのままアリスを誘ったら快く一緒に修行をしてくれるのだろうが、ワタシはこういうのは一人でやるのが好きだ。
ひたすら剣を振り、盾を構える。苦手な飛行の訓練をし、空中戦の練習もする。途中から父が相手になり闘った。
「ルナー、あなたー、ご飯よー。」
夕飯になり修行を終えると外はもう暗くなっていた。
最新は父にやらされていた剣の修行。だが今では自分から強さを求めるようになった。
変わったのだ、ワタシは。あの日を境に…
根本的な部分は変わってないのかもしれない。面倒くさがりでボーッとするのが好きで。でも、ただ、強くなりたいと思うようになった。
大切なものを守れるようになりたくて。ただ平和な日々が続けられるように。
神から与えられし祝福。ヘソの左下に刻まれたその印。“流星の刻印”。
ワタシはこの刻印にかけて、強くなると誓った。
ルナ・ローズ(15)♀[種族]獣人
HP :D+(1171)
MP :E(69)
力 :D(101)
魔力 :F(53)
物理耐性:E(76)
魔術耐性:D(98)
技 :C(135)
敏捷 :C(141)
運 :F(47)
[魔術]風魔法:G
[武術]剣:D 盾:D 蹴闘:E
[スキル]覚醒〈流星〉:F 空間把握:E カウンター:G
※スキルについて
覚醒〈流星〉:一定時間、力、魔力、魔術耐性、俊敏が上がる。ランクが上がると主に魔術耐性と俊敏、次に魔力、力の順で上昇値が上がる。使用可能な時間はGで3分程、ランクが上がるごとに約3分時間が延びる。“流星の刻印“を持つ者が使用可能。この刻印を持って産まれてくるのは1万人に1人の確率。
ルナ・ローズ(15)♀[種族]獣人
身長178cm バスト:Gカップ 顔:B