絶対逃亡者の最後
何気ない青春の真っ只中を、僕は逃亡していた。
『おい、ちょっと来い!』
荒々しい声と共に僕の足は走りだし一日がスタートする。
『待て!某*小生』
奴らは僕の名を呼びながら追いかけてくる。
それがし こいき それが僕の名前だ。
自己紹介をする間もなく奴らは追ってくる。
まるで、死肉に群がるハイエナのようだ。
もちろん、僕は生きているよ。
『さようならー♪』
そう言って僕は奴らを引き離した。
『ふー』
相当遠くへ逃げて僕は一本の小道にいる。
なんで、僕が逃げていたかというと、
奴らは僕に興味があるからだ。
それは、奴らに決まったことじゃない、
きっと世界中の人々に決まったことなんだろうな。
んー。なんか答えになってないよね。
まぁ、単純に僕はリア充のリアぐらいかな…
『とうとう追い詰めたぞ』
ん?何の声だろう?
まぁ、わかってるけど。奴らだよね。
やっべー囲まれてるじゃん、
『てへ』
その瞬間、僕は逃げ出した。
逃げ場がないところに逃げ場がある、
僕のポリシー。
僕はマンホールをこじ開け、
地下の下水道に逃げ出した。
しかし、
考えが甘かったようだ。
地下にも奴らはそれはそれは蟻のようにいた。
『もう逃げ場はないぜ!』
奴らのリーダーみたいな奴が僕に現実を叩きつけた。
『もうだめだ…』
その時、!!
『ゴゴゴゴゴ…』
何かの音がするー。
僕は絶望に浸され絶望すらも希望になっていた。
『ガシッ』
僕の身体は捕まれた。もうだめなのか。
『ツッ!!』
その時僕は空を飛んでいるような感覚だった。
いや、実際には空を飛んでいた。
なぜか身体にはアームのようなものがついていて。
僕は空に引っ張られていた。
上を見るとUFOのような物体がある。
『やっべー、未知との遭遇』
呆けた声で、馬鹿みたいにつぶやいた。
しかし、現状に気づいた。
僕は奴らから逃げ出していた。
『ざまぁー』
僕はどす黒い美声を繰り出した。
だけど、本当の逃げはこれからだった。
宇宙人との戦い、
僕の最後は今始まったばかりだ。
とカッコつけている、今、カエルの気持ちが
分かったようだ。




