用語・組織(随時追加予定) ※ネタバレ注意
【用語・組織】
※〈灰絶機関〉
・殺人によって、更生不可能な存在を世界から消し去る
・犯罪が起きる可能性のあるものを排除する(施設の破壊、武装組織の殲滅)
・殺害される恐怖から犯罪を抑制する
以上、三点を主目的とする私設武装組織。
実質的にアルメリア王の直属の戦闘部隊であり、構成員は全てクラッドチルドレン。
クラッドチルドレンの中でも特に優れた能力を持つ者には〈死神〉の称号が与えられる。
現存する〈死神〉は〈紅の死神〉来々木 亮、〈蒼の死神〉リオン・ハーネット・ブルク
〈白の死神〉クレッシェンド・アーク・レジェンド、〈黒の死神〉セラ・フロストハート
※クラッドチルドレン
・常人よりも何らかの高い身体能力を持つ
・二十歳の誕生日に必ず死ぬ呪いを持つ
・世界各地に点在し、未だに発見されていない者もいる
上述のような、先天的に人の領域を外れた二十歳以下の少年少女を指す。
死の呪いは三つのうち一つの条件を満たすと解呪できる。
1.一万人の人間を殺害する
2.相思相愛の異性と交わる
3.〈対極の死神〉を殺害する(紅の「対極」は蒼)
多くの人間が2によって、1も幾人かが解呪できることを確認している。
また、3も何度か行われているとされる。
〈灰絶機関〉を構成し、アルメリア王国の政務や警察機構などの管理を担うのは、
死の呪いから解き放たれた元クラッドチルドレン達である。
※〈死神〉
クラッドチルドレンの中でも特に高い能力を持つ者に与えられる称号。
紅は血と炎を示し、蒼は流動性と水を示し、白は魂と光を示し、黒は本性と闇を示す。
他にも深緑や銀燭などの名を冠する〈死神〉がいた。
それぞれの称号保持者は固有能力を三つ保有している。
※魔術と霊剣
主にイズガルト人が扱う魔術は、精神力を燃やして物や肉体を媒介に発動する。
その効用は火や水を発生させる自然的なものが中心だが、攻撃に応用することも可能。
霊剣も原理は同じで、精神力なるものを「魔力」と捉えているか「霊力」と
捉えているかの違いに過ぎない。
個々によって使える魔術が限定されることもあり、同様に霊剣も所持者によって
異なる能力を持ち、かつ他者には扱うことのできない専用の武具でもある。
※亜人
人とは異なる種族の総称。
長命で美形揃いのエルフ、小さい背格好からは想像もつかない怪力を誇る
ドワーフ、争いごとが嫌いで一つの物事を追究する学者気質なホヴィッド、
火薬や鉄鋼製品の扱いに長けるゴブリン、勇敢な有翼種ドラコニアンなどがいる。
その中でも最も強大な能力を持つのが〈渇血の魔女〉だといわれている。
※〈渇血の魔女〉
魔術では再現不可能な、魔法を扱う種族。吸血種とも呼ばれる(当人にとっては侮蔑の言葉)。
基本的には夜に活動し、人間よりも遥かに高い身体能力を持ち、かつ長命である。
ただし苦手な食べ物、苦手な物体などが個体によって存在する。
かつて太陽は天敵であり、太陽光を浴びると灰になって消滅した。
現存する〈渇血の魔女〉は死ぬと結晶化し、生き残った〈渇血の魔女〉の魂と同化する。
※〈失われし血晶〉
〈渇血の魔女〉が操る魔法。その原動力は死した〈渇血の魔女〉の結晶であり、有限。
個々人である程度得意な系統、苦手な系統があるが様々な魔法を操る。
術式の発動には虚空を叩き、呼び出す魔法の属性を示す光源を見せる必要がある。
各々が持つ文言があり、付随して詠唱することで威力が倍増する。
これらの条件を無視して術式を起動することもできるが、威力や精度が低下する。
※デイブレイク・ワーカー
各地の戦争・紛争の影に隠れて動く私設武装組織。
戦うものに武器を提供する「死の商人」の顔と、世界各地にドラッグを
ばらまいて内側から人間を破壊する「依存性違法薬物の売人」の顔を持つ。
具体的な潜伏地や構成人数は明らかになっていない。
※〈聖十二戒団〉
イズガルト連邦が母体の独立執行部隊。高い霊力を持つ人間で構成されている。
活動内容は〈灰絶機関〉と似通っているが、より苛烈で妥協を許さない。
仮に有用なものであっても悪と断定すれば全てを滅ぼす。
※イリュンゼノン
現在、八名確認されている自称:超越者
それぞれが固有能力に関する二文字の二つ名(銘)を冠する。
世界に撒いた〝何か〟を収穫することを目的としている。