登場人物紹介(最終更新日:2013年6月15日) ※ネタバレ注意
相当に登場人物が増えてきたので、一旦整理する意味合いも込めて紹介させて頂きます。
用語解説もオマケ程度に。こちらの情報は定期的に更新、予定です。
なるべくネタバレがないよう記載していきます。
【主要登場人物】
※来々木 亮
阿藤学園に通う高校三年生。十八歳の青年。
四代目〈紅の死神〉であり、証として左胸に紅の六芒星が刻まれている。
黒髪に鋭い茶褐色の瞳とどこにでもいそうな風貌。
普段は冷静を装っているものの、やや直情的で被害者感情に動かされ、
後先考えずに行動する傾向がある。
過去、とある事情から世界に絶望し〈灰絶機関〉に加入する。
黒塗りの鞘に収められた長大な日本刀、朧月を武器とする。
操る剣術の流派は九龍院流殺人剣。
殺人に対しては冷徹であり、必要な犠牲を割り切ろうとしている。
※リオン・ハーネット・ブルク
亮の前に突如現れた〝ある人物〟に酷似した風貌の少女。十八歳。
水色の長い髪に赤褐色の瞳、整った顔立ち。快活な性格で感情の起伏が激しい。
かつて両親を〈灰絶機関〉に殺され、事件の真相を知るために加入する。
二代目〈蒼の死神〉であり、戦闘時は能力によって生み出した多種多様な武器を使う。
機関にいながら、酷く〝人を殺すこと〟を嫌う傾向にある。
〈死神〉の証である六芒星は左下腹部に刻まれている。
※クレッシェンド・アーク・レジェンド
紫のメッシュがかった銀髪、蒼眼。彫像のように整った顔立ちの青年。
十八歳。三代目〈白の死神〉であり、右ふくらはぎに白の六芒星が刻まれている。
通称「クレス」。兄がいたが、現在は故人。〈灰絶機関〉入りに関係する。
十字架を象った直刀と反った曲刀、二振りの剣を扱う二刀使い。
飄々とした調子で、場の空気にすぐ溶け込むなど非常に順応性が高い。
だが、笑顔を振りまく表側の顔と〈灰絶機関〉として活動する裏側の顔を
明確に使い分けており、目的のためならばいかなる手段・犠牲をもいとわない。
セラ・フロストハートとは浅からぬ因縁がある。
かつては、少数を切り捨てる救済法を嫌い、別の方策を探していた。
※セラ・フロストハート
腰まで届く長い金髪、宝石のような碧眼を持つ少女。十九歳。
〈渇血の魔女〉という絶大な魔力を保有する魔法使い、その最後の一人。
八代目〈黒の死神〉であり、左手の甲に黒い六芒星を持つ。
黒い手袋と黒いフードで体を覆い隠している。
クレスとの因縁から、人間に対して深い憎悪を抱いており、基本的に
他の〈死神〉とは馴れ合わず、あまつさえ常にクレスの命を狙っている。
唯一、自らを救い目的と存在意義を与えてくれた千影だけには心を開いている。
※坂敷 千影
旧姓:九龍院 千影。艶やかな長い黒髪と、赤みがかった黒い瞳を持つ。
〈灰絶機関〉を束ねる長であり、元クラッドチルドレン。
傍らで九龍院流格闘道場を開き、主に子供達に護身術等を教えている。
傲岸不遜、天上天下唯我独尊といった言葉が似合う豪気な女性だが、
部下の心情を思いやり、時に優しく時に厳しく導いていく。
かつては〈銀燭〉を冠する〈死神〉だった。その力は今もなお衰えていない。
所有する霊剣は鎖天桜花。
量的功利主義で、少数を切り捨て多数を救うことに迷いが無い。
〈灰絶機関〉の基本理念でもある。
※坂敷 晴明
千影の夫であり、医師。腕は確かで、様々な薬物に対して深い知識を持つ。
※坂敷 紅狼
晴明の弟。ざっくばらんな性格で酒を好む。
元クラッドチルドレン。
【一般人】
※月城 遥姫
亮の学友。十八歳。亜麻色の長い髪に大きな黒い瞳を持つ美少女。
物腰柔らかで穏やかな性格。熱狂的なファンがいる。
コーラス同好会に所属しており、その透き通る歌声から「遥姫」とも呼ばれる。
※計継 刃助
亮の学友。十八歳の男子学生。茶褐色の逆立てた髪に赤褐色の瞳。
遥姫を信奉し病的な愛情を見せる。基本的に単純馬鹿。
誰とでも分け隔てなく騒がしく激しく接するムードメーカー。
※ベリアル・ロスクロフト
ウランジェシカ帝国の研究者。男性。
無精髭にぼさぼさの色褪せた金髪に銀縁の眼鏡をかけている。
冴えない見た目とは裏腹にウランジェシカの最先端技術を生み出している。
普段は物腰柔らかな口調だが、叱るべきところでは厳しい一面も持つ。
※ハル・マリスク・アルメリア
アルメリア王国を統べる王。その素性は謎が多い。
かつて、アルメリア王国が日本と呼ばれていた頃に〈灰絶機関〉を率いて
戦争を仕掛け、政府主要人物を鏖殺し自らの機関にいる人間をおくことで、
新たな秩序を生み出し国そのものを作り変えた。
かつて、ブリズと共にベリアルの元で助手として働いていた。
※ブリズ・アムル・ウランジェシカ
ウランジェシカ帝国を統べる女帝。桃色の長い髪に、鋭い碧眼の瞳。
抜群のプロポーションを誇る。かつてハルと共にベリアルの元で助手として働いていた。
※コッペリア・マタオート・ブルク
リオンの母親。ベリアルが統括する研究グループの一員。
※フランツ・ブラッドレイ・ブルク
リオンの父親。コッペリアとは別部署だが、帝国貴下の研究グループに属する。
※久我 小百合
亮の想い人。容姿及び性格が酷似している人物がリオン・ハーネット・ブルク。
【〈灰絶機関〉関係者】
※天海 青璃
かつてクレスと共に行動していた。
肩まで届く藍色の髪にライトグリーンの左目、右目に黒い眼帯を施している。
掴みどころのない青年で、クレスにも気軽に接してくる。
※櫃浦 晶
青璃と同じく、かつてクレスと行動を共にしていた。
五代目の〈黒の死神〉。黒装束を身にまとい、覆面で素顔を隠した人物。
寡黙で会話の頭に長い沈黙をつけるのが口癖。
※神坂 八千翔
三代目〈紅の死神〉。亮からは「やちねえ」と呼ばれていた。
※蒼慈 光騎
初代〈蒼の死神〉。〈聖呪大戦〉の折に離反、〈聖十二戒団〉側につく。
※加賀見 鏡華
〈灰絶機関〉の下部組織に属するメンバー。主に諜報や各種隠蔽工作を担当する。
亮やリオン、遥姫、刃助のクラスメイトでもある。
【アークチルドレン】
※アリエル・アーク
血気盛ん、直情的な少年。赤い髪に青っぽい黒瞳。
大剣型の霊剣エクスボマーを持つ。
唯一神オーリャを信仰するオーリェンを故郷とする。
狂信を騙る略奪者に家族を殺され、自身も殺されそうになったところをクレスに助けられた。
※イージェス・アーク
現実に対して斜に構え、やや皮肉めいた言動が目立つ少年。
アリエルと同じく、狂乱の略奪者によって家族を奪われた。
神という不確実な存在を信じていない。
所有する霊剣は脇差程度の剣、エクシズブレイド。
※ウルク・アーク
臆病かつ気弱な少女。母親からのネグレクト、果ては父親からの理不尽な暴力で
人間不信に陥りかけていたところをクレスによって救い出される。
非常に高い空間把握能力を持ち、魔力波長や生命の波動、簡易的ではあるが
思想や感情を読むことまで可能。この力が人間不信の原因にもなっていた。
霊剣ソファレシラを持つ。
※エピタフ・アーク
ぼさぼさの茶髪に黒い瞳、野生的な顔立ちの少年。
〈人狼〉であり、腕を切断されても再生できる驚異的な回復力を誇る。
その頑強さから、クレスと出会うまでは剣奴として見世物にされていた。
様々な武器を扱うが、自分自身の肉体だけでも十二分に戦える。
※オルトニア・アーク
藍色の長い髪、蒼い右目と茶褐色の左目を持つ。虹彩異色症の少女。
人間の父親と〈渇血の魔女〉のハーフであり、選民思想を持つ
リヴェンナに殺されかけていたところをクレスに救われた。
クレスの人となり、思想に共感し慕っている。
クラッドチルドレンとしての尋常ならぬ筋力、クレスに匹敵する魔力を持つ。
所有する霊剣は蒼と紅の双剣ヴァルキリウル。
相手の魔力波長と同調させ、同じ波長をぶつけることで魔力を無効化させることができる。
【敵勢力】
※ピアスディ
武器商かつ麻薬の密売を行い、世界に悪意をばら撒く私設武装組織デイブレイク・ワーカーの頭目。
悪意の塊のような男であり、人々の絶望を捕食すると宣言している。
影を自在に操る能力、他者の記憶を読み取りそっくりに擬態する能力を持つ。
※ストラ・クトエディン
ウランジェシカ帝国特薬機関を取り仕切る男。
燃え盛る炎のように逆立った紅髪に、金色の瞳を持つ。
幼い頃のセラをもって「悪意の塊」と評される。
軽薄でおどけた調子でありながら、非合法かつ倫理に反する行為を肯定する。
人類の革新を望み、不死に至る方策を研究している。
『〈渇血の魔女〉』
※リヴェンナ
種族至上主義であり、人間や他種族を見下している。
長い銀髪に紅の瞳、粗暴な言葉遣いの妙齢の女性。
人間が扱う魔術を越えた魔法〈失われし血晶〉を操る。
自他問わず操作系の術式を得意とする。
※ハインリヒ
セラの養父。エメラルドグリーンの髪に蒼い瞳を持つ。
厳格な口調で、やや古めかしい言い回しを使う。
過程よりも結果を求め、いくつもの先を見据えて行動している。
目的のためならば手段を選ばず、どんなものでも受け入れる。
あらゆる種類の〈失われし血晶〉を使役する。
※マルガレッタ
女性。腰の下辺りまで流した金髪に、穏やかな色合いの碧眼。セラの義母に当たる。
人類の襲撃によって夫を目の前で殺害されたため、人類に対して深い憎悪と畏怖を抱いている。
普段は温厚だが、一度精神を乱すと自力では抑えられない。
並外れた魔力を持ち、呼吸のように漏れ出る魔力波動はあらゆるものを灰燼に帰す圧倒的な破壊力を誇る。
炎系統の〈失われし血晶〉を好んで扱う。他にも状態異常系、他者操作系の術式も操る。
※エグザス
セラの義兄。深い緑色の髪に金色の瞳を持つ。
血縁関係はなくとも妹、それ以上の愛情を抱いている。
血の気が多く、熱くなりやすい性格でよくハインリヒに窘められている。
風系統の〈失われし血晶〉を好んで扱う。また、自己や他者を強化する術式も操る。
〈渇血の魔女〉至上主義者で、他生物を殺すことに躊躇いがない。
【第三勢力】
『イリュンゼノン』
※ラスト・エンディクト
〝終焉〟のラスト。炎髪金眼の男。
イリュンゼノンのリーダー。
※ミシドウ
羽織袴に般若面という出で立ちの大男。
外見に似合わず謙虚で慇懃な振る舞いを見せる。
※メガリカ
漆黒の長髪を三つ編みにまとめた人物。
やや軽薄で挑発的な言動が目立つ。変装能力を持つ。
※ヴィドー・ウィンザード
〝魔滅〟のヴィドー。青紫のローブにフードで顔を隠した女性。
やや古風な喋り方。様々なあらざる力を使いこなす。
※ミラージュ・ヘレイズ
メガリカ以上に変化に長けた能力を持つ少女。
ラストを巡る恋争いの影響でヴィドーとは不和。
※ディアス・ディカール
〝万軍〟のディアス。騎士甲冑に大剣、大盾を持つ。
鎧の中から腹の虫とも、獣の唸り声とも取れる声を発している。
※ラプトア・プラウマリス
〝混沌〟のラプトア。獣のたてがみのような長い銀髪。
何かと相手につっかかり、行動が先に来る反抗期の少年のような男。