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0005

作者: 錦倉



珍しく物語風に…



担任が


自殺の話をしている



なんでそんな話をしだしたかは全く覚えていない



話と言っても



「日本では事故死よりはるかに自殺の方が多い」

といったことをいう程度






「そうなのか…」


それは初耳だった




そういえば日本には

(日本に限った事はないが)

自殺をモチーフとした読み物が多い気がする





それだけ日本人は

(何度もいうが日本に限る事はない)

自殺と密接しているのか




そう思うと

自分の生きる価値を見失う




いずれ迎える死なのに


自分で終止符をつけるなんて…



考えられない





僕にもそんな時が

きてしまうのだろうか…









でも



僕は死を受け入れたくない


自分の手で何かに終止符を打つのは苦手だ



それが何であろうと…






チキンな僕にとって

恋も夢も命もなにもかも、みんな価値は同じようなものだ




長々細々と続けていくだけ






------------------------



HR終了のチャイム





何かに操られるかのように

僕は屋上へとむかった






行き先は…






天国か




はたまた




地獄か









勘違いしないでほしい





僕は命の終止符をうつために

ここにいるのではない








弱い自分に終止符を

つけるだけだ






目が覚める頃には




ただ眩しいだけの朝日に

俺は包まれているだろう







俺は知ってる






全ては俺がつくり出した

世界だってこと







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― 新着の感想 ―
[一言] ちょっと怖い詩ですね。終止符をつけるために・・彼は何をしようとしているのか?そこにはやはり死、という薄暗いイメージが湧いてきます。  少し疑問に思ったのですが、最初は1人称が僕だったのが後ろ…
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