義理堅い男
やっべ更新頻度が落ちてきてる。頑張れ俺!
「さて、全員揃ったな」
ハーツによって集められたアイクとミリユ、そしてディードが加わり、慎也たちは対バルシムの作戦会議を始める。
「それじゃあまず・・」
「あ、始める前にいいですか?」
「お、どしたエリシア?」
「今?って思うかもしれませんが、実はテレポートする際にバルシムから伝言を預かってるんです」
(バルシムから?)
「話せ」
「はい。彼が「3日後にお前たちのいる街を襲う」と」
「わかった。それは有益な情報だな」
そう言うとハーツは新情報をいつのまにか用意していたホワイトボードに書き込む。
(この世界にホワイトボードって存在したんだ)
「それじゃあ次に戦闘スタイルだ。エリシア頼む」
「はい。バルシムは基本魔法は使わず、武技を中心に攻撃してきました」
「となると遠距離の攻撃が有効ということかな?」
「そこなんですが、どんな攻撃もバルシムの前では無力、っといった感じで通用しなかったんですよ」
(え、嘘。それ勝てんの?)
「そうなると有効打は無しか」
「ちなみに私とその男、剣の腕はどちらが上かな?」
「そうですね・・・やはりバルシムでしょうか」
「なるほどねぇ・・ふふふ」
エリシアの返答にレイルは期待で胸を膨らませ不敵な笑みを浮かべる。それを見て呆れながらもハーツはホワイトボードに今の話を書く。
「とりあえず作戦は後で考えよう。次に奴のレベルだが、エリシア、戦ってみてざっとどれくらいだった?」
「今まで戦ってきた魔物と比べると・・・軽く100は超えてるでしょうか」
「え・・」
(それやばくない?俺たしかレベル40ちょっとだったよね?てことは約3倍・・・いや、戦ってみた感じそれどころじゃないし、たぶんレベル180とかいってるでしょ)
「おいハーツ。そんなもんに勝てんのかほんとに?」
「・・・まあなんとかなるだろ」
(なんとかなる問題じゃないと思うんだがそれは)
「はぁ・・・仕方ねえな」
ディードは立ち上がってハーツからペンを奪い、ホワイトボードにペンを走らせる。
「いいか?攻撃が無理なら作戦を練ってもどうせ無駄になる。なら最初っから小細工無しでゴリ押ししかねえだろ?」
「ゴリ押しで?他にねえのかよ?」
「一瞬数で攻めようかとも思ったんだが、それが意味ねえってことはこの前のグラドスで証明されてる。となるともうゴリ押ししかねえだろ」
「まあ確かにそうだが、バルシムが1人だけで攻めてくるとは限らねえだろ?その時はどうすんだ?」
「そこは安心しろ。そういう戦闘狂は大体1人で来る。なあレイル?」
「なぜ私に振ったのかはわからないが、その理論はわからなくもないかな」
「ほら、戦闘狂のレイルがこう言ってんだし大丈夫だろ。てことで俺の意見になんか異論とかある奴は・・・いねえな。そんじゃ俺は金稼ぎがてらレベル上げに行ってくるわ」
そう言うとディードは颯爽と部屋を退出した。
「・・・ま、まあとりあえずはこれで決定な。さて、3日後が決戦の日だ。それまで各自準備なりなんなりしとけよー」
そう言ってハーツも部屋を出て行った。
(なんか速攻で決まったな。ま、明日と明後日レベル上げ、明明後日は休みって感じでいいだろ。とりま俺も行くか!)
慎也も自身を磨くために街を出ようと立ち上がるとライルとリアがすぐさま寄ってくる。
「さあ慎也!さっさとレベル上げてバルシムの野郎にやり返してやろうぜ!」
「私を傷つけたこと後悔させてやりますよ」
(こいつらはあの話の後でも元気だな。ったく仕方ねえ!)
「そんじゃ行くか!いつものゴブリンの森でいいか?」
「あ、慎也君!僕とミリユさんも明日いいかな?」
「全然いいですよ!」
「ほら慎也置いてくぞー!」
「あ、こら待て!」
戦いの前だというのに緊張感がない5人にため息をつきつつ、温かい目で見る3人。
「緊張感が感じられませんね」
「まあいいじゃないか。これが最後になるかもしれないんだしさ」
「最後?」
「もし私たちがバルシムに勝ったら、慎也君は自分の世界に帰らないといけないだろうしね」
「あ・・」
「・・エテラさん、想いを告げるなら早めの方がいいですよ」
「そう、ですよね」
「・・・よし!それじゃあ私たちも慎也君たちと行こうか!」
「それは賛成です。それじゃあエテラさん、応援してますよ」
「!・・はい!」
エリシアとレイルは部屋を出て行った3人を追いかけるために部屋を出てい行った。
「・・・なあディード?」
「あ?んだよ?」
「いつものお前ならああいう会議の時は滅多に意見言わないくせに、どうしたんだ今日は?」
「・・借りたもんを返すためだ」
「なるほどな」
「それとあいつ俺からエテラさんを奪ったからな。こんなところで死なれてエテラさんが悲しむようなことは絶対許さん」
「エテラお前のもんじゃねえし、というかそっちが本命だろ」
「どうだかな」




