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世界渡りの少年  作者: 憧れる妄想
第一世界 第五章 帰らぬ平穏
85/211

これからも共に

やっべ俺の中での3日に1回更新が!どしよ




「・・ん」

「お、やっと起きたね」

「レイルさん、ここは?」

「あの山の近くにあった森だよ。あ、あとハーツ君寝てるから静かにね」

「は、はい」


目覚めた慎也は体を起こして辺りを見渡す。レイルが竜を倒して神殿を出た時には日が落ちかけていたため、辺りはすっかり暗くなっており、3人は行きの時と同じように焚き火を囲んでいた。


(なんか微妙な時間に起きたな。目も覚めちまったし)

「それにしてもあの『トルネードトラスト』ってスキル、すごい威力だね。予想以上だったよ」

「そんなにすごかったですか?」

「ああ、スキルを使ってなかったとはいえこの私が壊せなかった神殿の壁を1発で破壊するもんだから、さすがに内心かなり驚いたよ」

「そうですか」

「ところでその『トルネードトラスト』は何の本で習得したんだい?」

「あれ、エリシアさんかハーツさんに聞いてませんか?あれは1枚の紙に書かれてたスキルですよ」

「全くそんなこと聞いてないが・・・珍しいね、大体のスキルは魔導書に載っているはずなんだが」

「そうなんですか」

「それで、その紙は今どこに?」

「僕が最後に見たのは紙をエリシアさんに渡した時ですね。だからエリシアが誰かに渡してない限りは今もエリシアさんが持ってるかと」

「了解、帰ったら聞こうかな。ふぁ〜あ」

「眠そうですね」

「そりゃあまあ、今日はかなり動いたからね」

「見張り変わりましょうか?目も覚めちゃったんで」

「そうかい?ならお言葉に甘えて・・」


レイルは見張りを慎也に任せてその場に横になる。


「・・・襲わないでくれよ?」

「襲いませんよ」

「それはよかった」


レイルが寝たのを確認した慎也は、今日のことを思い返す。


(今日はやばかったな。レイルさんがいなかったら俺もハーツさんもあの世行きだったぜ。竜強すぎでしょ、3人がかりであれとかやばいだろ。あんなのタイマン張りたくないな)

「・・・てか、今回もお前に助けられたな、イム」

(正直あそこでお前が助けてくれなかったら俺も含めみんな死んでたぜ。これからも一緒に戦ってくんねえかな)


そんな期待を抱きながら、慎也は見張りを続けるのであった。









「いや〜やっと帰ってこれたね!」

「しばらくはこんな長旅はごめんだ」

(疲れた〜!)


あれからしばらくして3人は来た道を戻ってとうとうギルドに戻って来ることに成功した。時間帯は夕方のため、クエストを終えた冒険者たちが次々とギルドに入って行く。


「あとはこの花をエリシアに渡して薬を作ってもらい、それをディード君にぶっかければ終わりだ!」

「飲ませるんじゃなくて!?」

「言ってなかったか?覚輪花の花粉の薬は皮膚を通してその効果を発揮する。というかそもそも寝ている奴にどうやって薬を飲ませるんだ」

「・・・それもそうか」

「それじゃあ入ろうか」


レイルがギルドに入った瞬間、剣姫という名で有名ということもあって冒険者たちの視線を釘付けにするが、構わずレイルはエリシアを探す。


(めっちゃ見られてるのに全然動じねえな。やっぱ慣れてんのかな?)

「エリシアいるかー?」

「いやそんな都合よくいるわけ・・」

「いますよ」

「うおお!?」

「お、エリシア!実はな・・」


いつのまにか後ろにいたエリシアに驚くハーツだが、それを無視してレイルはエリシアに用件を話す。


「・・・なるほど、わかりました。ただ今日はもうおそいですし完成は明日になりますが」

「それぐらい待つよ。これが素材の覚輪花だ」


そう言いレイルは覚輪花の入った入れ物をエリシアに渡す。中身を確認したエリシアは3人に「お疲れ様でした」と言い残しギルドを出て行った。


「それじゃあ私たちも今日は寝ようか」

「ハーツさーん!もう歩きたくないんで救護室で寝ていいですか?」

「んーまあいいだろ。ギルドマスターの権限で許してやる」

(やったぜ!)

「レイルも使ってくか?」

「お言葉に甘えさせてもらうよ」


こうして3人の地味に長い旅は終わりを告げた。









そして翌日。薬が完成したと知らせを受けた3人はエリシアと共にディードが眠っている特別救護室に来ていた。


「それじゃあエリシア、頼む」

「はい」


完成した薬は液状で、エリシアはその薬をディードの胸に垂らす。すると薬はディードの肌に触れた瞬間体の中に取り込まれていき、最終的に薬全てを取り込んだ。


「・・・終わりましたよ」

「よし、これで少し待てばディード君も目覚めるだろう」

(やっと終わったか〜)

「それじゃあ慎也君、パーティーの件、改めて話そうか」

「・・・あ、忘れてた」

「そ、そういうことなら私も行きますよ!」

「話すなら場所変えましょ?ディードさんも寝てますし」


慎也の提案に賛同し、慎也、エリシア、レイルの3人は部屋を出ようとする。


「ハーツ君はここに残るかい?」

「ああ。こいつが目覚めたら少し話したいことがあるしな」

「!・・・わかったよ」


何かを察してレイルはそそくさ部屋を後にした。


「あの2人、喧嘩してるんでしょう?大丈夫なんですか?」

「大丈夫さ、今のハーツ君なら」

「?」

「さ、それよりパーティーですよ!結局慎也さんはどっちと組むんですか?」

「そうだぞ慎也君。早く決めたまえ」

「・・・その前にちょっとやりたいことがあるんで待ってもらっていいですか?」

「「やりたいこと?」」

「はい。今の自分のレベルが見ときたくて」

「なるほど」

「それは私たちも気になりますね」

「それなら早急に向かうとしよう!」


そう言うとレイルはなぜか慎也を担ぐ。


「え、ちょ!?」

「では行くぞー!」


そのままレイルは猛ダッシュでギルド1階の受付へと向かって行った。


「え!?私は!?」









「すまない!誰か水晶を持ってきてくれないか!?」

「レイルさんに慎也さん!?」

「おーエテラ!すまないがあのステータスを調べる水晶を持ってきてくれないか!?」

「は、はい。わかりました」


2人に気づいたエテラが少し急いで水晶を取りに行く。


「あのーレイルさん。そろそろ・・」

「あ、すまない」


レイルに降ろされた慎也はさらに「この人とパーティー組みたくねえ」と思ったのは秘密。そして少ししてエテラが水晶を持って来ると同時に走ってきたであろうエリシアが息を切らして来る。


「ちょっとレイルさん!はぁ・・はぁ・・急ぎすぎですって」

「お、エリシア。いや〜すまないすまない。久しぶりに他の人のステータスを見るからつい興奮してしまって」

「ほんとあなたは昔から・・」

(なんだこの人たち。いいや無視してやろ)


騒いでる2人を無視して慎也は水晶に手をかざす。すると水晶から慎也のステータスが浮き出てきた。


「お!どれどれ・・」

「あ!私も見せてください!

「そんなに慌てなくてもステータスは逃げませんから!」

(俺のステータス気になりすぎでしょ。さて、今の俺はどれくらい・・)




むらかみ しんや

レベル42

筋力 112

魔力 103

防御 86

俊敏性 91




「おー結構あるね」

「ほんとにパッシブスキルはないんですね」

(あれ?たしかにパッシブスキルはないけど、今まではちゃんとパッシブスキルの項目があったのに・・」

「あれ?何か下の方に別の項目がありませんか?」

「「「え?」」」


エテラの指したところに3人は視線を向ける。そこには・・・







メモリースキル 青き絆




「メモリースキル?」

「なんでしょうこのスキル?」

「いろんな人のステータスを見てきましたが、これは見たことが・・・慎也さんは何か知って・・」

「イ・・ム?」

「し、慎也さん!?」


スキルを見たままいつのまにか涙を流していた慎也に3人は驚き心配して声をかけるが、慎也の耳には入らなかった。唯一入ったのは・・




『これからも一緒に戦えるね!』




この言葉であった。



































「ふぅ・・・やっと結界をぶっ壊せたぜ。それにしても神どもは無駄な抵抗をするなぁ、結局は世界は壊されるっていうのに。まあいい、さっさと探すか!待ってろよ"村上"慎也!」




これで5章は終わりだぁぁぁ!!!

え?ディードとハーツはって?

・・・・俺に仲直りとかそういう雰囲気の場面を書くスキルはありませーん!

まあこれはどっかに置いといて・・・


最後のあれはなんだったのか!?そしてついに第一世界、最終章が開幕する!ついに、"慎也の"物語が始まるぜ!


・・・予告みたいなの作ろうかな?

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