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世界渡りの少年  作者: 憧れる妄想
第一世界 第四章 大切なもの
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異世界戦争.6




「『ホーミングアロー』!」


向かってきたゴブリンウォーリアー1体、ポイズンドッグ2体にそれぞれ1本ずつ矢を放つ。が、ポイズンドッグは軽々と避けてゴブリンウォーリアーは剣で矢を防ぐ。


(そう簡単にはいかねえか)

「ガァウ!」

「あっぶね!」


1匹のポイズンドッグがハーツの腕に噛みつこうと飛びかかる。ハーツは咄嗟に腕を上に上げて攻撃を躱す。


「ガァウ!」

(また来るか!)


もう1匹のポイズンドッグも続いてハーツの頭に噛みつこうと飛びかかるが、ハーツはしゃがんで躱してそのまま右手を地面につけて真上に足を突き上げ、ポイズンドッグを蹴り上げる。


「おらトドメ!」

「ガァァァ!」


降下してきたポイズンドッグにハーツは矢を直接胸部に突き刺し、ポイズンドッグを仕留める。


「グゴォォ!」

「次はお前か」


向かってくるゴブリンウォーリアーの顔にハーツは矢に刺さったままのポイズンドッグの死体を飛ばし視界を遮る。


「『フレイムア・・」

「ガァウ!」

「チッ!」


ゴブリンウォーリアーに火の矢を放とうとしたところにポイズンドッグが飛びかかってきたことによりハーツは攻撃をやめて躱す。


「グゴォォ!」

「ガァウ!」

(2体同時か!)


顔から死体をどけて視界が戻ったゴブリンウォーリアーはハーツに剣で斬りかかる。それと同時にポイズンドッグも自慢の毒の牙を輝かせながらハーツに飛びかかる。


(まずはポイズンドッグか)


ハーツは後ろに飛び2体の攻撃を躱してポイズンドッグに矢を放つ。しかしポイズンドッグはその矢を軽々と躱す。


「グゴォ!」

「お前はお呼びじゃねえよ!」


ゴブリンウォーリアーの剣による2連撃をハーツは2撃目を躱した直後にゴブリンウォーリアーの頭部に魔力を込めた脚で横から蹴りを入れる。


「グゴ!?」


脚に魔力を込めていたこともあってかダメージもそれなりに入りゴブリンウォーリアーは横にぶっ飛ぶ。


「ガァウ!」

(それを待ってたぜ!)


ポイズンドッグの噛みつき攻撃をハーツは矢を身代わりにする。そしてそのままハーツは真上にポイズンドッグを蹴り上げる。


「ガァ!」

「『フレイムアロー』!」


噛まれた矢を捨ててハーツは新しく矢を取り出して火を纏わせポイズンドッグの頭部目掛けて放つ。空中で身動きがとれなかったポイズンドッグは躱すことが出来ず火の矢が頭部を貫いた。


「グゴォ!」

(こいつ1体なら楽勝だな)


ゴブリンウォーリアーの連撃を軽々と躱し、ゴブリンウォーリアーが剣を横に振った瞬間後ろに高くバク転をしてゴブリンウォーリアーから距離を取りつつ攻撃を躱し、空中で魔力を込めた矢を放つ。


「グゴ!?・・」


矢が頭部に突き刺さり、声を上げる暇もなくゴブリンウォーリアーは倒れた。


「ふぅ・・・なんとかなったか」

「怪我はありませんかハーツさん?」

「大丈夫だ。それより戦況は?」

「未だこちらが押されてます。このままいくと私たちが負けますよ」

「だよな・・」

(『トラストレイン』で一掃してもいいんだが、それだと仲間も巻き添えにするかもしれないからやれねえしな・・・・グラドスに直接攻撃を仕掛けたらワンチャンこいつら止まんねえかな?)

「ハーツさん!また来ましたよ!」


聖女であるエリシアを狙って複数のヘルバードとポイズンドッグが向かってくる。


「エリシア!俺があいつらと戦ってる間にグラドスを探せるか?」

「少し時間がかかりますが出来ますよ」

「どんくらいだ?」

「最低でも5分は」

「了解!そんぐらい稼いでやる!『ホーミングアロー』!」

「『スカイサーチ』」


向かってくるヘルバードたちに3本の矢を放つが、全て躱されてしまう。


「簡単には当たってくれねえか」

「ガァウ!」

「お前はもう慣れたわ!」


噛みつこうと飛びかかってきたポイズンドッグをハーツは体を横に傾けて躱し、目の前に来たタイミングで腹部に蹴りを入れ、ポイズンドッグを真上に蹴り飛ばし、空中で身動きが出来ない状態で容赦なく矢を放ちポイズンドッグの心臓を貫く。


「こいつはお前らにプレゼントだ!」


死体となったポイズンドッグが降りてきたタイミングでハーツはそれを向かってくるヘルバードたちに蹴り飛ばす。そしてそれは1匹のヘルバードに当たり撃墜させる。


(飛べねえあいつは仕留めたも同然!あと2体!)


残りの2体のヘルバードは挟み撃ちでハーツに交互に突進していく。


(面倒だなこりゃあ)

「『アロードール』!『ホーミングアロー』!」


チャントスキル発動させ右腕で紫色のオーラを纏わせる。そして1匹のヘルバードに向けて3本の矢を放つ。しかし軽々とその矢は躱されてしまう。


(ありがとよ、躱してくれて!)


ハーツは躱されてそのままどこかに行きそうだった3本の矢を操り、矢を2本先ほどから攻撃してくるヘルバードたちの頭上に持っていく。


(さあくらえ!)


そしてヘルバードの攻撃が当たる前に矢を急降下させて体に突き刺し、撃墜させる。


(残りの1本は・・)


先ほどのヘルバードがポイズンドッグの死体をどけて出てきたところに残った1本を放ち仕留める。


(なんとかなったな)

「エリシア見つかったか?」

「まだそれらしき魔物はいませんね・・」

「グゴォ!」

(また来たか!)

「エリシアはそのまま探しといてくれ!」

「わかりました!」

「『ホーミングアロー』!」


向かってくるゴブリンウォーリアーに紫色のオーラを纏わせた3本の矢を放つ。それを斬り落とそうとゴブリンウォーリアーは剣を振るが、ハーツは矢を操り剣を躱して1本の矢をゴブリンウォーリアーの背後に回し後頭部に矢を突き刺す。


(次々と来るなぁこいつら)


休む暇もなく今度はヘルバードが向かってくる。ハーツは残ってる2本の矢を操る。まず1本目を適当にヘルバードに放ちわざと躱させ、2本目をヘルバードが躱した先に放ち仕留める。


「ガァウ!」

(後ろか!)


後ろから飛びかかって来たポイズンドッグをハーツはバク転で躱し、それと同時に残った1本の矢を頭上から放ってポイズンドッグの頭部に突き刺す。


(やっぱ『アロードール』は便利だな。ほんとこれが使えてよかったわ)

「ハーツさん!グラドスと思わしき魔物がいました!」

「ほんとか!?どこにいる!?」

「ちょうどここから真っ直ぐの方向です」

「なるほど・・」

(上から奇襲をかけたいが、俺の『エアブラスト』じゃそこまで上がんねえし、かと言ってエリシアの魔法で飛ばしてもらうってのもなぁ・・・・仕方ない、あいつの力を借りるしかないか)

「エリシア・・・この近くにディードはいるか?」

「ディードさんですか?かなり近いところで戦ってた気がしますが・・」

「わかった、あんがと。すぅー・・・ディードーー!!」

「なんだようるっせえな!!!」


ハーツが呼びかけると近いところから返事が返ってくる。


「お前に頼みたいことがあるんだ!こっちに来れるか!?」

「んだよもう!少し待ってろ!」


すると次の瞬間、魔物の群れの中から赤い鎧に包まれたディードが飛んで来る。


「なんだよ急に」

「てめえの腕力なら俺を上空に飛ばすのも容易いだろ?悪いがグラドスに奇襲を仕掛けるために飛ばしてくれるか?」

「チッ、まあ今の状況考えればそれがいいか。わかった、さっさと腕に乗れ!」


そう言うとディードはハーツが乗りやすいように腕を地面につける。ハーツは矢を取り出し、以前使った『ドラゴントラスト』の前触れのように出てくる黄色のオーラを纏ってディードの腕に立つ。


「いつでもいいぞ」

「そんじゃ行くぞ!うおおおおおっりゃ!!!」


ディードは真上に勢いよく腕を振りハーツを空高く飛ばす。


(いた!)

「『ドラゴントラスト』!」


ハーツの纏っていた黄色のオーラが放たれた矢に吸い込まれて矢は最終的に光の竜となってグラドスに放たれた。


『!・・・ほう、直接来るか』


当然それに気づいたグラドスは自身の右手の平に魔法陣を出し、そこから鎖に繋がれた剣を出す。


『『デビルトラスト』!』


そう唱えた瞬間その剣は紫色の光を纏う。そしてそのまま矢に向けて放つ。その攻撃は剣というより光線となり、ハーツの放った矢もとい光の竜を貫き、そのままハーツへと向かっていく。


(マジかよ!)


紫の光線をハーツは体を無理矢理横に傾けてギリギリでなんとか躱す。そしてそのまま綺麗に着地する。


『・・・ふ、予定変更だ』


ニヤッと口端を吊り上げるグラドス。すると次の瞬間グラドスはその場にいる全員が驚くほどの命令を魔物たちにする。


「全魔物につぐ!もう戦争は終わりだ!直ちに魔王城に帰還せよ」

『!?』


突然の命令に困惑して動かない魔物たち。


『どうした?これは命令だ!聞けねえやつは今この場で殺してやる!』

『!』


グラドスの脅迫まがいの言葉に魔物たちは怯えて慌てて魔王城のある方向へと一斉に走って行った。


(あいつ、どういうつもりだ?)

『これで邪魔者はいなくなったな。さて、今俺に攻撃をしたのは誰だ?』

(ここは素直に出るか)

「俺だが?」

『ほう、お前はたしか矢操の狩人だっけな?さっきの一撃なかなか良かったぞ』

「そりゃどうも」

『だがあの程度じゃ俺にはまだまだ敵わんな』

(だろうな。普通に打ち消されるどころか逆にこっちが死にそうになったし)

「・・ていうか1つ聞いていいか?なぜ魔物たちを撤退させた?」

『あ?んなもん決まってんだろ。俺の楽しみを減らさないためだ』

(・・・は?)

『今のようなスキルをガンガン使ってくる奴らを魔物どもに消耗させられて戦いに面白みが無くなったらつまんねえからな』

「・・・ダメだ理解できん」

「ハーツさん、魔物の言うことは理解できなくていいですよてかしないでください」

「そこまで言うか」

『さてと、せっかく場を整えてやったんだ・・』


そう言うとグラドスの纏う雰囲気が一変する。


『少しは楽しませてくれよ?人間ども』


そう言うグラドスは不敵な笑みを浮かべていた。




本編でグラドスの姿書くのめんどいからここで書く。


灰色の肌に強靭な筋肉。体は完全に人型。鎧などは身につけていないが、腕には宝石が埋め込まれた金色の腕輪をつけている。ちなみにこの腕輪は特別な効果とかはない。


能力とか本編で



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