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世界渡りの少年  作者: 憧れる妄想
第一世界 第一章 全ての始まり
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第3話 日常の終わり




店「3名でお待ちの村上様」


秀「やっと呼ばれたか」


慎「昼頃だから客も多いんだ、遅くても仕方ないだ

  ろ」


呼ばれた3人は店員に席へと案内される。


夏「だとしても流石に多くない?私はもうお腹と背中

  がくっつきそうだよ」


慎「まぁ他の中学校の奴らも今日が新学期初日で早め

  に下校なんだろう。ほら早く座ろうぜ」


店「ご注文がお決まりになりましたらそこのボタンを

  押してお呼び下さい」


秀「あっ、じゃあ注文いいですか?」


店「はい」


秀「じゃあこのーー」


今慎也たちが来ているのは縁川駅の近くにあるファミレス。今日は新学期初日と昼頃ということもあり社会人だけでなく、中学生や高校生もおり、店内も賑わっていた。


店「では少々お待ち下さい」


店員の女性は慎也たちの注文を聞き、その場を去った。


慎「さて、ドリンクバー行ってくるが、2人は何がい

  い?」

夏「私はオレンジ」

秀「俺はコーラ」

慎「了解。じゃあ行ってくる」


そう言って慎也は席を立ちドリンクバーまで行くと、夏菜と秀斗の言う通りオレンジとコーラを入れて自分の分を入れようとした。その時・・











?『し・・ん・や』


慎(またこの声か)


しかし慎也は声を無視をし、飲み物を入れ席に

戻ろうとした。すると・・


?『あ・たの・か・が・つよ・な・』


慎(?なんか今までと違うな?)


さすがの慎也も今の言葉は無視を出来なかった。今まで、この声は慎也の名前言うだけで終わっていたが今回はさらに声が続き、慎也も気になってしまった。しかし、いくら待ってもその先は聞こえなかった。


慎(先はないのか?いや、それよりもさっきはなんて

  言ったのかが気になる。あいつらに聞いてみる

  か?いやどうせまたバカにされるのがオチだし、

  やめとくか)


そして飲み物を入れて慎也は席へ戻って行った。









それから慎也たちはファミレスで食事をした後はカラオケに行ったり、近くのショッピングモールで買い物をしたりした。そして慎也はその間も不思議な声を聞こえており、内心かなりうんざりしていた。そして時刻は9時。外もすっかり暗くなり、慎也は夜ご飯やお風呂を済ませてベットに寝っ転がっていた。


慎(今日は楽しかったなぁ)


慎也は頭の中で今日のことを思い返す。


慎(3人でファミレスで昼飯食べたり、カラオケで時

  間が切れるまで歌って、夏菜の買い物に付き合わ

  されたり・・・あれは地獄だった)


そんなこんなで今日のことを思い返していると、慎也の頭の中にあの疑問が出てくる。


慎(そういや、結局あの声はなんだったんた?)


しかし慎也は頭を横に振り目を閉じる。


慎(いや、もうあのことは忘れよう。明日も学校があ

  るしさっさと寝るか)


そして慎也は眠りにつく。そしてそれと同時に、慎也にとっての平凡な日常が終わりを告げた。









?『・ら・み・んや』


慎「ん?」


慎也は聞き覚えのある声で目を覚ます。


慎「あれ、ここどこだ?」


慎也が目を覚ましたのは自分の部屋ではなく、そこは壁と天井がなく、床しかない白い空間だった。


慎(俺はたしか自分の部屋で寝て・・・そういえばあ

  の声!)


慎也は辺りを見渡した。すると、この空間に自分とは他に、女性がいることに気付く。


慎「あのう」


?「やっと起きたのね!」


女性は慎也の声に反応するように身体を慎也の方へ向けた。女性の容姿は身近にいる女性とは桁違いの美しく整った顔、そして肩まで伸びた金髪、透き通るような綺麗な白い肌、それを覆うような白のワンピース。そして何より服の上からでもくっきりわかるほどの発育の良い体。慎也は彼女のあまりの美しさに見惚れていた。


?「?・・・どうかしたの?」


慎「い、いえなんでも」


慎也は気持ちを切り替えて改めて聞くことにした。


慎「あの、ここってどこなんですか?」


?「そうねぇ、簡単に言えば私たち神の空間よ」


慎「神の空間?」


?「そうよ。あっ、そういえば自己紹介がまだだった

  わね」


その時、女性の頭の上に黄色の輪っかが出てくると同時に、背中から白い羽根が生えてきた。


ア「私の名前はアティス・フォンレイト、あなたのい

  る世界の神よ。気軽にアティスって呼んでね」


慎「・・・」


慎也は怒涛の急展開に理解が追いつかず、呆然としている。


ア「・・・まあ流石に一気に言われたところで頭が処

  理できないか。いいわ、落ち着くまで待ってあげ

  る」


慎「あ、ありがとうございます」


慎也は今の状況を一から整理し、数分後。落ち着いた慎也はアティスに向き直る。


ア「少しは落ち着いた?」


慎「はい、なんとか」


ア「よかった、これでやっと本題に入れる」


慎「本題?」


ア「ええ、あなたも気になってることあるんじゃな

  い?」


慎「まぁたしかに」


ア「それもいっしょに教えてあげるわ。ちゃんと聞い

  ておくのよ?」


慎「いや本題に入る前に一つ。あなたが神って本当で

  すか?」


ア「嘘ついて何の得があるのよ」


慎「まぁたしかに・・・・はぁ」


ア「どうしたの?」


慎「いや、こんな夢を見るなんて俺はどんだけアニメ

  好きなんだって思っただけです」


ア「いやこれ夢じゃないから」


慎「はいはい、そういうベタな反応はいいんで」


ア「もー・・・・じゃあ何をやったらあなたは信じる

  の?」


慎「そーですねー・・・・じゃあ俺を叩いてみてくだ

  さい。それで痛かったら一応信じます」


ア「残念ながらそれは無理」


慎「なんでですか?」


ア「いやなんか神ってね、人間に干渉しちゃ駄目らし

  いのよ」


慎「らしい、てことはその情報は誰かに聞いたりした

  んですか?」


ア「先輩の神様達に聞いた・・・・今日」


慎「その情報大丈夫なんですか?」


ア「あの人達は神歴が結構長いから大丈夫だと思うわ

  よ」


慎「まぁあなたが俺を叩けない理由はわかりました」


慎(でも干渉しちゃいけないなら、この状況は一体な

  んなんだ?・・まあきっと事情でもあるんだな)


慎「仕方ない、自分のほっぺつねるか」


ア「最初からそうしなさいよ。わざわざ私にやらせる

  必要あったのかしら」


慎也は自分の手で頬をつねる。するとつねったところにちょっとした痛みがはしる。


慎「ちょっと痛い」


ア「でしょ?だからこれは夢じゃないの!」


慎「・・・わかりました。一応信じますよ」


ア「一応って何よ・・・まぁいいわ。話を戻すわね」


そう言い、アティスはさっきまでの陽気な態度から一変し、真剣な口調で話し始めた。





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