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ようこそ納豆の世界へ

プロローグ

テレビ番組で失敗した俺たちはそれから数ヶ月間ダラダラと過ごしていた。全国ネットでよくわからない食材を流布しようとした変人2人組として外にも出られない生活を続けていた。この状態では納豆を広めることもできず、部屋に2人でこもっていた。


拠点の水戸のマンションは部屋が広く、水戸なのでたまに変装して水戸駅で買い物していたので、生活に困ることはなかった。


「水戸さん少し相談があるのですが。今時間ありますか?」


時間ならいくらでもある。変人2人組の噂が消えるまで引きこもるしかないからだ。


「相談というのは、異世界の茨城に私行かなきゃいけないので一緒に来て欲しいんですよ。」


異世界の茨城?こっちの茨城じゃもう変人2人組になってるし、異世界の茨城にいくのも悪くないかもしれない。でも……。


「なんでいく必要があるんですか?この茨城での納豆を広めるのは諦めるんですか?」


「そういうわけではないです。ただその異世界の女神と私は友達なんです。」


「その異世界の茨城に行ってその友達に会いにいくんですか?だったら俺が一緒にいく必要がないような気がしますけど。」


「いいえ。違います。友達から助けてくれと手紙が来たからです。だから水戸さんの力が必要なんです。」


手紙か。今朝郵便受けに入ってたやつか。

いつものような変人はマンションから出て行けみたいなやつだと思っだから読んでないな。


「水戸さんもこの手紙を読んでください!」


[手紙]

納豆好きの女神へ


久しぶり。私の世界の茨城では納豆がすごい流行ってるって前伝えたよね。納豆が茨城県を中心に日本中で流行ってる世界。納豆勝負とか、納豆四天王とかさ。納豆ですごいとになってるから、納豆好きの女神こんどこっちの世界に招待しようと思ってたんだけど……。



ごめんなさい。

私の女神としての力を何者かに全て奪われてしまいました。私の世界では、納豆が全てだった。最強の納豆料理人が私の力を奪っていった。だからお願い!その料理人に納豆勝負で勝って私の女神の力を取り戻してください!


納豆好きの女神ならきっとできる…。


あなたの友達の女神より


「なので水戸さん!私と一緒にこの異世界に行きましょう!」


納豆勝負、納豆四天王、最強の納豆料理人

意味のわからない単語が多い。正直行きたくない。納豆のない茨城よりも大変そうだ。


しかし、変人2人組としてここで暮らすよりはマシだろう。


「分かりました。その異世界に行きます。」


「じゃあ早速行きましょうか。」

そう言うと女神は部屋の外へ出ていった。

俺もそれに続いた。すると…。


外には異様な光景が広がっていた。

水戸だということは分かる。しかしビルのいたるところに納豆のポスターや看板がある。看板には納豆勝負の聖地や本場などと

書いてある。


「なんだこれ7月10日で納豆の日だからって

水戸が納豆でおかしくなったのか?」


「あの手紙を読んだ時点で、この世界にくるシステムだったんです。」


となるとこの納豆でおかしいこの世界が…。


「はい。ここが友達の女神の世界の茨城です。とりあえず私たちは別行動で情報収集でもしますか。とりあえず昼に拠点集合で。」


「了解です。」


女神はバスで赤塚方面に行くらしい。

それなら俺はとりあえず歩いていける水戸駅周辺で情報を集めよう。

時間は朝の7時10分(納豆分)からお昼までこの世界の情報を調べに行くか。




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