笑顔の種
1
サンサンと降りしきる太陽の光も、ザーザーと降り続ける雨の音も、オーブンの中にいるグラタンのような気分や、春雨サラダの春雨が落ちている気分に変えられたあの頃の頭が懐かしい。
小さい頃は何を考えて生きていたのだろうか。
冬以外の季節を半袖半ズボンで駆け回り、春にはツツジの蜜を吸い、夏には虫かごを持ってセミを取っていた。
暑すぎる日には友人の家に集まりテレビゲームをしていたことも思い出す。
秋にはドングリを拾い、冬には池に張っていた氷の上を歩こうとしたこともあった。
その後氷が割れて、危うく死に掛けたのも今は懐かしい記憶として思い出に残っている。
全てが全て進行形だったあの世界、目に見えるものが嫌でも輝いて見えたあの世界。
――それがどうして……。
校内の部活終了と並んで鳴り響く午後六時の鐘を聴きながら、ヤタは曇り空の下、高校の門をくぐり出た。
冬であるこの時間帯はすでに空が真っ暗だ。曇りで星が見えないことも相まって、その何ともいえない重みはよりいっそう深々とヤタの上にのしかかってきた。
「あ―あ、なんだよこの空は」
猫背の姿勢で悪態を吐きながら、ボサボサの頭をガリガリと掻く。
ただの曇り空ならまだ良かったかもしれない。けれど今日のは一味違っていた。
曇り空という言い方ではどこか物足りない、言うなれば曇天という言葉を使いたくなる、そんな空。
勿論どちらも同じ意味を指す言葉だ。けれど響きとして見るのなら、ヤタはこの言い方の方が気に入っていた。
たちこめる黒い雲は今にも土砂降りを予感させ、ヤタは歩きながらショルダーバックの中から折りたたみ傘をすっと取り出す。
周りにいる連中も同じようなことをしていた。
男子、女子、二人組み、三人組、いくつもの組み合わせが有りながらも同じような行動を取っている光景はどこか滑稽に見えた。
その中にはカップルらしき組み合わせもあった。
ヤタはそれを醒めた様子で尻目に見る。
けれどすぐに視線を外して前を向いた。
「いつでも来い、雨野郎」
そして、内心ニヒルな気分を味わいながら、空に向かって損な挑発を向けたのだった。
2
空が素直にヤタの挑発を受け取ったのか、はたまたお天気お姉さんの予言が見事に的中したのか、やはり豪雨は降ってきた。
重苦しい音と共に落ちてくるその一筋一筋が、差していた傘にぶつかっては弾ける。
足元も最初こそは濡れているだけだったが、見る見るうちに池のような水かさになっていった。
当然履いているスニーカーにも浸水が及ぶ。真冬の風は雨をますます冷たいものへと変えていき、気温の低さまでもがそれらを愉快そうに助長する。
「あーあ、ごめんなさい神様、さっきのは嘘ですよ。こんな折り畳み傘じゃあ防ぎようがありませんって」
何もかもを諦めたような口ぶりで、ヤタは何者かに懺悔する。
その時、それを聞き届けたのかは分からないが、いっそう強い風が背中を叩いた。当然激しい雨と共に。
「……畜生が」
さっきまでの懺悔はどこへやら、ヤタは眉間にしわを寄せて呻いた。
けれど、それも仕方がなかった。何故なら、たった今の衝撃で折りたたみ傘までもが風に煽られオチョコになったからだ。
下校途中の街中で、一人壊れた傘と雨に打たれ佇む男子高校生。哀れさの塊だった。
制服が水に濡れてずんずんと重たくなっていく。そんな有様にヤタは思わず口元をへらっとニヤけさせる。
「あーあ、俺が一体何したって言うんだろうねぇ」
湿りに湿った夜の道で、反対にケタケタと乾いた笑いを浮かべる。
ともかく早く家に帰ろう、いつまでものんびり歩いていたら風邪を引くだけだ。
そう思い軽く走り出す。家はそう遠くは無い場所にある。
その時。
軽快なメロディと同時に何かが目の前に入り込んできた。
「なっ……」
ヤタはそれに気が付いて慌てて足を止め、反射的に謝った。
その先にいたのは、ヤタの高校とは別の生徒二人組みだった。向こうもそれに気が付いて慌てて会釈をする。
そして、そこにいたのは。
――あ―、まただ……。
一人は高身長でほっそりとした男。もう一人は、その男よりも十センチほど背の低い女。
二人は一つ傘の中に納まっていた。
それに気付いた瞬間、ヤタは自分の心にドス黒いモノを感じた。
ドクンと心臓が跳ねる音が聞こえた。それは次第に強くなっていき、呼吸を無意識の内に荒げていく。
感情は昂ぶり、どんどんと頭に血が上っていく。
早くこの場から抜け出したい。ヤタの思考はその一点だけで埋め尽くされていった。
しかし、そんな感情の波も目の前の二人組がどこかへと向かい歩き出したことで変わっていった。
はっ、と気が付きそこでようやく冷静になる。
――あーあ、まーたこんなこと……。
自身の頭から流れ落ちる雨が暖かいと感じるほどにまで熱くなったこめかみを、ヤタは俯きながらそっと押さえた。雨は変わらず強く振り続けている。
その時、唐突にまたさっきのメロディが流れ出した。また一人、今度は男が傘を開きながら現れた。
コンビニだった。
そうだ、傘でも買おう。それがいい。
虚ろな表情のまま、ヤタは縋るような面持ちで店内に足を向けた。三度目のメロディが鳴り響く。
びしょ濡れの客のことを店員はどう思うのだろうか。ヤタはアルバイトの経験が無いため想像することしかできない。
濡れてしまって可哀想に、のような童話に出てくるお婆さんを想像した後、濡れて帰ってきたのかい、のような冷たい継母を想像したりもした。
そして、実際に店員の顔色を伺ってみた。
案の定面倒そうな顔をしていた。
誰だって全身びしょ濡れに歩き回られるのを気分が良いとは思うまい。
けれど、ヤタはとりあえずその視線を綺麗に無視して、薬品関係の棚へと向かった。
こんなに濡れてしまっては、もはやいつ風邪を引いてもおかしくない。なら、あらかじめ最低限を揃えておいた方が良いに決まっている。
「薬は……たしか家に何かしらあったはずだし、後は……」
マスクやら栄養ドリンクやらをと思い、ヤタはそれらを適当に確認しながら視線を上から下に向けていった。
いくつも並ぶ栄養食品に傷薬などなど、薬局には遠く及ばないが無難な物ばかりが陳列されていた。
そして。
――あーあ、なんだよ、こんな所まで。
棚を見て一番下の端っこには、いくつかのとある商品が置かれていた。
それを見て再び目の色を無くす。
ヤタの視界に移りこんだソレは、まるで娯楽のお供だとでも言うように、酒の肴だとでも言うように、ごく自然と佇んでいて。
こんなものがどうして普通に売られているんだろうと考える自分こそが、まるで異端のようにすら感じられた。
いわゆる男女を繋ぎ止める絆の象徴が、そこには置かれていた。
――もう……やめてくれよ。
小さい頃は何を考えて生きていたのか。今となってはもう思い出せなかった。
けど、あの頃はこんなにまで狂ってはいなかったんだ。
3
『ずっと君が好きだったんだ、付き合ってくれないか……!』
『うん、いいよ……』
――最初の恋人はその後の人生を変える、これは本当のことだと思う。
高校入学当初から、ヤタには好きな人がいた。
けれど普段から接点などは無く、ただただ遠くから見ているだけだった。よくある話だ。
しかし四ヶ月前、そんな所に唯一とも言えるチャンスがめぐってきた。
学園祭だった。
ヤタは同じクラスだったこともあり、彼女とは出し物の準備で何かと喋る機会が増え、次第に他愛ない会話で盛り上がるようにもなっていった。
学校帰りに寄り道をすることもあれば、デートさながらに二人で遊ぶことも時々だがあった。
そして、遂に学園祭当日を迎え、あっという間に最終日となっていった。
ヤタは思いの限りを彼女にぶつけ、彼女もまた同じ思いをヤタに告げた。
そうして二人は付き合うことになった。もう片思いの時みたいな疑いは抱いてなどいなかった。
しかし、どうしてだか別れはいつでも唐突だ。
付き合い始めて二ヶ月が経ったある日、自宅の居間で食事を取りながらテレビを見ていると、その時、携帯のバイブ音がかすかに鳴った。
またいつも通り彼女からの連絡だと思った。
一旦自分の部屋に戻ってから、少しウキウキしつつ電話に出る
『どうしたんだ?』
この日は金曜日で、次の日にはデートの約束をしていた。
明日の予定についてだろうか。それに関しては前もって学校帰りに話していたはずだった。
けれど、そんなヤタに彼女はこう告げた。
『あのさー、別れていーい?』
あまりの突然な一言に一瞬理解が遅れる。しかし、それを彼女は許さない。
一瞬の間を経てヤタは、もう一度彼女に聞き返した。
彼女は呆れるような声と共に言葉を紡ぎだす。
そこからは不思議と、まるで自身を俯瞰するような奇妙な記憶だった。
どうして、と喚く自分と、それをひたすらあしらうような態度を取る彼女。喧嘩をしたのはこの時が初めてで、彼女の罵声はヤタの耳には痛かった。
そして遂に、数分間に及ぶ口論の末、最後にはこんな言葉で会話は締め括られた。
『別に私、最初から君のことが好きだったわけじゃないよ?』
目の前が暗転するとはまさにこのことなのだろう。
状況の整理が追いつかない。この人は何を言っているのだろう。断片的に脳裏を木霊する彼女の言葉が、理解もできぬままに自己を否定する。
ヤタは何も言うことができずにその場で崩れ落ちた。そして気が付くと、自分までもが酷い罵声を発して叫んでいた。その時の記憶などは無い。
ただ一つ覚えている事とすれば、自分の人生で理性が飛んだのは生まれて初めてだということだけだった。
いつしか彼女は口を開くことも止めていて。
気が付いた時には、電話越しに話しているのも自分一人だけだった。
4
びしょ濡れであることも忘れてヤタは店内にあるトイレへと向かった。
扉を閉め、鍵をしっかりとかけると、おもむろに便器のふたを開ける。
「う……あえっ……おぇっ……!」
出した。ひたすら出した。目尻に涙を浮かべながら今日の昼食分を出せるだけ出した。
かつてこんな感情で気分を悪くしたことがあっただろうか。
あれ以来、最初の頃は食事も喉が通らず、彼女に関する場所や記憶を呼び起こさせるもの全てに体が拒絶した。
もちろん、それはさっき棚に陳列されていたソレも含まれた。
悲しみ、憎悪、虚無感、異性に対する不信感、今までに無かった様々な感情がヤタの身を焼いた。
そして一ヶ月前、激情のままに彼女を追い詰め、急遽自分のクラスを変える自体にまで陥った。
その所為で同学年の人達からも必然的に冷めた目線を向けられ、ヤタは一気に孤立した。部活も辞め、何もかもがぐちゃぐちゃになっていた。
一通り出し終えると、水を流し、ヤタは疲れきった体を便器に預け体の力を抜いた。
「はぁ……はぁ……クソッ、ちくしょう……!」
拳を握り、ヤタは小さく個室の壁を叩きながら小さく叫んだ。
どうしてあんな残酷なことができるのだろう。人を何だと思っているのだろう。
思い出せば思い出すほど、当時の怒りや憎しみが湧き起こってくる。
「畜生……許さねぇ……絶対に許されねぇ! 女なんて、女なんて……!!」
この世のクズだ。
一度塞いでいたものが取れてしまえば、後は溜め込んでいたものが溢れるだけだった。
そして、思い立ったように行動し始める。
ヤタは制服であるスラックスのジッパーを勢いよく下ろしていくと、同時に腰のベルトにも手をかけ、ガチャガチャと金属音を立てつつ外していった。
すっと立ち上がり、スラックスを下ろす。トランクス姿のまま便器に正対する。
そして、躊躇うことなくアレを外に出し、それを右手で掴んだ。
「犯してやる……。醜い女は、どいつもこいつも犯されれば良い」
半年以上もの間彼女を想い、彼女だけを見てきたヤタの思いは唐突な一言でその全てを憎悪に変えた。
だからこそ感情のままに自身を慰める。
彼女だけではない、彼女に通ずる人間性を持つもの全てを恨み、それを想像によって殺して回る。
無理やりに、屈辱的に、恐怖を抱かせ、傷を与えて、どいつもこいつもどいつもこいつも、その存在全てを汚すことをヤタは強く思った。
歯を食いしばり、息を殺して、ひたすらに。
数回ほど抜いたところでヤタは再び便器に腰を下ろしていた。
後に残るのはやはり虚しさだけだった。
目を閉じて、ゆっくりと自分を振り返る。どうして自分はこんな目に遭っているのだろうか。どこで間違ってしまったのだろうか。
けれど、だとしても、あんな仕打ちを受けるいわれは無い。
そう考えると、ほんの少しだけ自分を肯定できるような気がした。
「あーあ、どうしてこんなんなっちまったかなぁ……」
そうして痺れた頭でぼんやりと考えていると、今度は楽しかった思い出も連鎖的に浮かんできた。
何度かしたデート。買い物や遊園地にカラオケ、その全てが懐かしく脳内に再生される。
「あれ、本当は全部楽しくなかったのかなぁ……」
そう思うと今度は、笑えるような泣けるような不思議な気持ちになった。
なら、自分はどうすれば良かったのだろうか。あの金曜日以来何度もめぐり続けてきた後悔が頭を埋めだす。
そして、たどり着く場所は今回も同じ。
「あーあ、どうしたら愛されるのかなぁ」
ははっと思わず笑いがこぼれる。
それに合わせて一粒の涙もこぼれた気がしたのだった。
5
トイレに入ってからどうやら三十分以上が経っていたらしい。
外は相変わらず雨が降っていて、予定通り傘を買う必要があった。
ヤタは先ほどのマスクやら栄養ドリンクの他に、傘と適当な菓子を見繕い、レジに足を運ぶ。
時間帯も時間帯で、店員には女子高生のアルバイトなどもおり、ヤタはそれらを冷めた目線でやり過ごす。
――どうせこいつ等だって。
つい無意識にそんなことを考える。
しかし、心の中でヤタは頭を振ると、会計を済ませた商品を受け取って店を出た。
ふと空を見上げた。いくつもの雨粒はやはりもう春雨には見えてくれない。
幽霊や妖怪は大人になると見えなくなったりもあると聞くが、もしかしたらそれは、単なる子供心な空想の産物なのかもしれないな、とヤタは学校の校門を出た時よろしくニヒルな気分に浸った。
傘を開いて家路を目指して歩き出す。意外にもさっきよりは雨脚も弱まっているような感じがした。
その時。
「あれ、ヤタじゃん」
店から出たすぐ横の方から間の抜けた声が掛けられた。
ギクッと一瞬だけ体を硬直させた後、ヤタが声のした方向に顔を向けると、そこにはヤタと同じ学校の制服を着たポニーテールの女生徒が傘を差してそこにいた。
「あぁ……ユカか。奇遇だな」
ユカと呼ばれた少女は、ヤタが自分を認識したのを確認するとヤタのすぐ傍にまで来た。
しかしヤタは、そこで立ち止ろうとはせずに歩き出したため、ユカもそれに合わせて隣を歩く。
「久しぶりだな、どうしたんだよ。もうお前とは部活仲間でもないぞ?」
激情にかられて彼女を追い詰めたあの日を境に、ヤタにとって友達と呼べる人間はいなくなっていた、はずだった。
けれど何故か、このユカだけは度々自分のことを気に掛けてくれていた。
最近はテスト期間でクラスも違うために、遭遇する回数自体減っていたのだが、どうやら未だに気に掛けてくれるらしい。
「いいじゃん別に。まぁ色々あったけどさ、それでも私は友達だと思ってるっていうか、危なっかしくて放っておけないっていうか、ね」
あはは、と笑いながらユカは言った。
大きなお世話だとヤタは思った。けれど。
「悪かったな、危なっかしくて。……でも、ありがとう」
それでも嬉しいことに変わりは無かった。
ヤタはほんの少し照れながらユカにそう伝えると、ユカも満足そうに頷いて。
「おう、何があっても私は味方するからね!」
元気よく自分の胸を叩いた。そして、勝手にケホケホとむせている。
その馬鹿らしさに思わずヤタもクスっと笑った。
しかし、同時にこうも思わざるを得なかった。
――本当にそうか?
お前も最後は裏切るんだろ? 心の内で黒い何かが疼いていた。
もうあんな結末だけは嫌だった。もう傷つくのは嫌だった。
けれどあれ以来、ヤタは愛されることを必要以上に意識するようになった。それゆえに、ユカの優しさはヤタにとって心のより所にすらなっていた。
誰でも良いわけでは当然ない。しかし、それでもどうしようもなく求めてしまう。
遂にはあまりの必死さに、裏切られても構わないとすら今では思えてしまっていた。
だからこそ。
――もう、何でもいいや。
そうして、ヤタは決めたのだった。
これから愛される人間になる為に、愛し続けてもらえるようになる為に。
笑顔を生み出そう、求めてもらえるようになる為に、足りなかった笑顔を生み出そう。だから……。
「あっはは、そんなんでむせるとかお子様かよ、おーよしよし」
ヤタは、ユカに笑いかけながらふざけてるのを装いつつ頭を撫でた。
当然のようにユカは怒っていた、が満更でもなさそうに受け入れてもいた。
それを愛おしく思いながら、光の無い目で未来を見つめる。
雨の降る夜道を男女が二人で歩いている。
一人は純粋無垢な恋する乙女。もう一人は愛を求める歪んだ瞳。
幸せとは約束された不幸への扉。
それを開いた先にあるのは虚偽か真実か。
求め合う心はいつの時代も、気付いた時には水底へと沈んでいく。
(終わり)
学期末休業とかいう無駄に時間の余る休みの所為で、私の元より病んでる精神はますますズタボロです。
友達少ないですからね、一人でいる時間が多いと考えなくてもいい事を無駄に考えてしまいますよ。
資格試験にも落ちてしまって、仕方が無いので十月からまた同じ勉強も始めるつもりです。というか始めます。
さて、人に愛されることを喜びにしている人嫌いの猫です、こんにちわ亜麻猫です。
それにしてもこの「笑顔の種」、俺としては凄く嫌な作品になってしまいました。
最初はある程度楽しんで書いてはいたんですけど、中間ぐらいからもう支離滅裂で、自分で書いてて「私は一体……何を書いているんだぁぁぁぁ!!」という気分にすらさせられました。
もう主人公の精神状態を表現したかったからとはいえ、それを読者の目線から見たときに上手く表現できてないなら意味ないじゃん、と。
まぁ、それでも書き始めてしまった以上はちゃんと書き終えました、七千字ですしね。
さて、ここまで読まれになった皆様はこの主人公や彼女を見てどう思いましたでしょうか?
私としては、理由がどうあれあんな酷いことをされたら、刃物でも何でも持ち出して、一生消えない傷を作ってソイツの記憶に一生こびりついてやりたいですね、無理ですけど。
さて、それではここまで読んでくださいました読者の皆様と、私にこのような作品を書くきっかけを下さったとある方への恨みを込めて。
ありがとうございましたー!
また別の作品にてー!