和歌山、白浜アドベンチャーワールドに行きました。
ゴールデンウィークの休みに、和歌山県は白浜のアドベンチャーワールドへ行ってきた。
アドベンチャーワールドは動物園と遊園地が一緒になったところだ。
目玉はパンダの多頭飼育。たくさんいるので、お客が分散し、あまり混み合わずにゆっくり見ることができた。
パンダ舎に着いたときには、外に出ていた双子の子パンダが仲良く笹を食べていた。
二頭で転げまわって遊ぶので、お腹の辺りが茶色くなっている。自然なクマ色のパンダ。それもまた、新鮮だった。
パンダは動きがゆるやかで、見ているこちらまでのんびりした気持ちになる。ずっと見ていても飽きない。
しかしパンダだけを見て帰るわけにもいかないので、竹を食べ終ったのを見届けたあと、気持ちを切り替えて、次へ。
見に行ったのはサファリワールド。ライオンや象やキリン、サイやバクなどといった人気の動物たちをはじめ、いろいろな動物たちが広い庭のようなところに暮らしている。
そこを歩いていけるように歩道が作られていて、動物を間近に見ることができた。
楽しかったのはゾウへのエサやり。
ゾウが庭の塀を越えて鼻を伸ばしていて、じかにエサをやることが出来る。
その場で買ったエサのバナナやニンジンは、すぐに無くなった。
ゾウの鼻は本当に器用だ。
エサがちょっと遠くに転がっても、匂いをたどって長い鼻で探し当てる。
こんなに大きいのに、非常に臆病で繊細な気質を持つゾウ。
エサをあげるときに、ほんのすこし、鼻に触れた。固い感触が印象に残った。
歩いていくと、ほかにもたくさんの動物がいた。
サイは、人に慣れていて、近づくと口を開けてくれる。「エサちょうだい」のアピールだ。
人々がうまく口の中にエサを放り込むと、おいしそうに食べていた。
食べ物を与えるというコミュニケーションは人だけでなく、異種族の動物たちにも通じるらしい。
チーターや、シカにシマウマ。さすがにこのあたりは、エサをあげることはできなかった。
ライオンのコーナーに近づくと、「ガウガウ」と鳴き声が聞こえてくる。
どんなライオンが鳴いているんだろう? と見に行ってみると、なんと声の正体はサファリワールドを巡る車から流れるスピーカー。
本当のライオンは、そんな音も気にせずに威風堂々? まったりとくつろいでいた。
ふれあい広場にあった鳥のコーナーでもスピーカーの鳴き声が演出されていたけれど、正直、これはいらない気がする。電気代もかかるし・・・・・・。
サファリワールドのあとは、アニマルショーとイルカショーを見に行った。
アニマルショーはアシカをメインに、様々な動物が登場した。
動物たちとショーを披露する人たちとの信頼感が伝わってきて、優しい気持ちになれた。
イルカショーも素晴らしかった。広いプールを、ショーをする人とイルカが一緒になって泳ぎ回っていた。この季節、見ているだけで、ちょっと涼しい気分になれた。
半日ほどでメインのところを一通り回った。
結論と新しい発見。動物園は大人になっても楽しい!
写真や動画の発達したこの時代だからこそ、様々な動物たちが「生きている」姿にじかに出会える機会は貴重だと思う。
・・・・・・とは言いつつ、悩みも抱えた。
檻に入れられた動物の、本当の幸せとは、広い故郷で暮らすことではないのか? とも思うからだ。
昨今、オーストラリアでは住宅開発などのためにコアラが絶滅危惧種になった。
パンダに至っては、地球上に、もう1600頭ほどしかいない。
希少種の密輸入も問題だ。アドベンチャーワールドでは国からの依頼を受け、保護されたホシガメを飼育している。
人と動物、そしてあらゆる生き物たちが共存できる道を、私たちは作っていかなければならない。
WWF(世界自然保護基金)へのサポーター加入を、今、本気で考えている。
WWFは世界的なネットワークを持つ自然環境保護団体です。
地球温暖化を防ぐ、汚染を防ぎ資源を守る、野生生物を守る、森や海を守るなど、様々な活動を行っていますので、興味のある方は公式ホームページをどうぞ。
http://www.wwf.or.jp/