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〈速報!王太子終了のお知らせ〉

作者: 井上さん
掲載日:2026/04/15

短いです

 とある国の王城の大広間。

夜会が開かれている。



 この国の王太子オウジが婚約者に向かって叫んだ。


「お前とは婚約破棄する!」




『キター』


『婚約破棄〜』


『理由は?』


『やっちまったな〜』


『キタコレ』



 貴族子息や令嬢達がザワつく。



「お前は自分の妹をいじめた。そんな女は妃の資格は無い」


 王太子の隣には、婚約者の妹が寄り添っていた。



『妹をいじめた』


『妃の資格は無いと来ました』


『なぜなんだ〜!』



「婚約破棄を承りました」


 婚約者が冷静に答えた。




『承りました〜』


『マジか〜』



「い…良いのか…婚約破棄して」


 王太子が焦ったように言う。




『動揺してる』


『自分から言い出したのに』



「妹は、両親から可愛がられ、ドレスや宝石やその他何でも与えられていました」


 婚約者が語りだした。




『何の話?』


『そういえば妹はいつも新しいドレス着てたよな』



「それがどうした」


 王太子と、隣にいる婚約者の妹が首を傾げた。




『戸惑ってる』


『何が言いたいんだ?』



「ですが1つだけ、与えられなかった物があります……教育です」


 婚約者が言った。




『教育です』


『礼儀知らずだもんね』


『本当に貴族令嬢なのか、あれ』



「酷いわお姉様」


 婚約者の妹が目を潤ませながら言う。




『エセ令嬢』


『酷いわ…自己紹介かな』



「その妹の話を真に受けて、よく調べもせずに婚約破棄……お2人ともお似合いですわ」


 婚約者が言った。




『つまりバカ同士』


『お似合い』



「何だと!?」


 王太子が叫ぶ。




『ドンマイ』


『がんばれ』


『本当の事だもんね』



 そこへ、国王がやって来て言った。


「オウジ!お前の王太子の位を剥奪する!」




『キター』


『王太子位剥奪』


『王太子終了のお知らせ』



 貴族の子息令嬢達が、はしゃぎだした。


 オウジ王太子の、王太子位剥奪の宣言は、瞬く間に広まった。




『浮気した挙げ句に妹をいじめたと冤罪を掛けて』


『玉砕』


『自業自得』


『終了もやむを得ず』



 お祭り騒ぎだったが、すぐにオウジ元王太子の事など忘れ去られた。


オウジ元王太子は本当に終了したのだった。


読んでいただきありがとうございます

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