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クロスワールド  作者: 氷冷 飛鳥
第五章 異
49/64

名前


起きるとそこは見慣れない部屋だった。

ここはどこだろう・・・。

・・・と、寝惚けていたため起きてから少しの間そう思ってしまったが、すぐにここが飛鳥の部屋だと気付く。

昨日の夜、格闘ゲームをして遊んだ私たちはその後それぞれの部屋で寝ることとなった。

私は飛鳥の部屋、影月は椿の、鈴は姉さんの部屋というような形だ。

影月は大丈夫かな?あの子と椿ってなんか仲が悪そうだったし。

私はふと横のベッドで寝ている飛鳥を見てみる。

・・・ぐっすり眠っており、まだしばらくは起きる気配がなさそうだ。

昨日は格闘ゲームで盛り上がって疲れて、部屋に行ったら布団を敷いてすぐに寝たからあまり飛鳥と話すことができなかったな・・。

とりあえず時計を見てみるとおそらく六時半頃だ。

「おそらく」というのはこっちの世界での時計の見方を教えてもらっておらず、自分たちの世界での見方での判断である。

それにしても六時半か・・・、最近は旅での見張りのためにまだ太陽が昇っていない時間に起きることが多くて、こんなにぐっすり寝たのは久しぶりのような気がする。

それに、昨日はすごい長い一日だったな・・・。

朝盗賊と戦って、符養の本名を知って、影月を休めるためにこっちの世界に来て、新たに椿に出会って、新たな発見の連続で・・・。

なんかこれらのことが昨日一日だけに収まっていることがふしぎなくらい。

しばらく昨日のことを思い返していたが、飛鳥が寝返りをうったこと現実に戻され、ここで昨日起こったことを考えていても仕方ないかなと思って私は布団から出て、飛鳥を起こさないようにこっそり部屋を出て居間へ向かった。



「あ、飛鳥おはよう。珍しいわね、あなたが休みの日に朝早くに起きるなんて。」


「あれ?フー珍しいね。こんな時間に一人で起きれるなんて。」


「「・・・・」」



二人の間に沈黙が訪れる。

どうやら私もまだ寝惚けていたみたいだ。



「なんだ、そっちの飛鳥か。・・・そうよね、あの子がこんな時間に起きるわけないわよね。」


「ごめん、椿だったんだ。・・・そうだよね、あの子が朝早くに一人で起きれるわけないか・・。」


「「・・・・」」



私と椿に二度目の沈黙が訪れた。

そしてすぐに二人同時に吹き出す。



「「ぷっ、あはははははは」」


「いや、まさか二人して間違えるとはね。」


「ホント。私もなんで椿の言動で気付かなかったんだろう。」


「それにしても、そっちの世界ではあの子が起きるのが遅いのね。」


「うん。私とフーの関係が色々逆になっているところがあったけど、まさかここも逆になっていたとは思わなかった。飛鳥なら私と同じように朝早く起きると思っていたから。」


「あの子がうちの養子になる前はきちんと起きていたみたいだけど、それまで甘えることがなかったみたいだからお姉ちゃんが甘えてもいいみたいなことを言ったらそうなったみたい。」


「昨日も似たようなこと言ってたよね?もしかして飛鳥ってわがまま?」


「まあそうなるわね。・・でも、それを言ったらあなたのところの影月だって似たようなものじゃない。昨日何度もあなたと同じ部屋で寝たいって言ってたわよ。」


「あはは・・。そこは影月に似てほしかったな。」



私が知っているのは部屋割りを決めたときに影月が私と一緒の部屋がいいと言っていたくらいだ。

その時は疲れて眠たかったからどうやって今の部屋割りになったのか覚えがない。

覚えているのはその時に影月が飛鳥と最後の一戦をしたくらいだ。



「そういえば、昨日のあなたはすごかったわよね。」


「すごい?何が?」


「格ゲーよ。まさかあんなに正確にコンボを決められるとは思わなかったわ。」



椿が言っているのは昨日の私のゲームのプレイングだ。

操作方法等を皆のプレイを見て大体覚え、コントローラーを握ってからそれは始まった。

私によくわからなかったが、姉さんが言うには隙の無い立ち回りだったようだ。

とあるキャラを使い、常人なら成功率5%のコンボを安定して完走させることができ、他のキャラでも「猶予2ふれーむ」という目押しというものをミスなく成功させることができた。

それゆえ、私は大体このゲームの特徴らしい「一発でも攻撃が当たれば即死」を100%実行できた。

私はその時ただ単に姉さんや飛鳥たちのコンボを真似して少しアレンジを加えただけなんだけど、それが異常だったみたいだ。

鈴は「竜ならできそう」と言っていたけど、これ、誰でもできるんじゃないの?

・・・などと、言ったら姉さんたちに怒られた。



「あれは本当にただ飛鳥たちの成功した時のコンボのコマンドを見て真似しただけだよ。タイミングとかもその通りにやればできるはずだし。」


「・・・それが普通は難しいのよ。本当にあなたって天才肌なのね。」


「私なんて天才じゃないよ。努力はきちんと怠らないようにしているだけだし、わからないことだってたくさんあるよ。」


「謙虚ね。そういうの憧れるわ。」



そんなつもりで言ったわけではないのだけど、椿にはそう思われてしまったらしい。

・・・そういえば、椿って前の私のこと言ってなかったっけ?

確か姉さんには簡単だけど言ったし、飛鳥は前回帰る時にそれっぽいこと言ったはずだしね。

それを言えば天才じゃないってわかってくれると思うんだけど・・・。



「そういえば、気になっていたことがあるんだけど聞いていいかしら?」


「ん?別にいいよ。」



椿に先に話を振られてしまったので言うタイミングを無くしてしまった。

まあ、今言わなくていいよね。

そして私は椿の質問に耳を傾ける。



「飛鳥達の世界・・・『クロスワールド』って言ったっけ?そっちではこっちの世界のことを『ウラル』って呼んでるんでしょ?」


「うん、そうだよ。私たちはその呼び方で覚えてきたからね。」


「けど、こっちの世界じゃその名前はここじゃないとある北方の国の山脈や地域、言語系統の名前なの。何か由来があるのかと思って聞いてみたんだけど、どう?」


「確かそのことは学校で習ったよ。なんだったっけな~。・・・ああそうそう、確か2,30年前に初めて私たちの世界にこっちの物が流れてきたときの話で、その物に書かれていた文字を当時の学者さんたちが解読しようとしたの。こっちの文字と共通点が多少あるんだけどやっぱり解読は難航して半年してやっと一単語解読できたの。」


「その単語が『ウラル』?」


「うん、そう。当時は地名なのか人名なのか物の名称なのか動詞または形容詞なのかわからなかったから仮称としてつけたんだけど、それが浸透しちゃって、そのまま『ウラル』ってことになっちゃったの。まあ、それだけじゃなくて、結局解読はさらに難航してかろうじて解けた一単語だけで解読チームが解散しちゃったからみたいだけど。それだから世間ではその解読された文字も本当にあっているのか不審に思う人もいたみたい。」


「じゃあ、ならどうしてそのクロスに流れた物が異世界の物だってわかったの?」


「それは簡単な話。こっちの世界に無い文字で書かれていたことと、明らかにこっちの世界の物じゃない者がそばにあったからみたい。」


「それってどういうものかわかる?」


「えっとね、教科書に書かれていた絵では形的に昨日やったゲームの一種なのかな?帽子を被ってキノコを片手に持った髭のおじさんがジャンプしてて周りにいっぱいモンスターがいたかな。」


「・・・大体理解したわ。マリ〇か・・・。それならそっちのタイトルを訳してそれを名前にしてくれた方が突っ込みどころがあって面白そうなのに。」


「けど、『マ〇オ』じゃ明らかに人の名前っぽいから多分仮称としてもつけられなかったかもしれないよ。」


「ああ、そうなの。少し残念・・。」


「そういえば、こんなことを聞くってことはこっちの世界の正式な名称があるんだよね?何?」


「それを先に言わなきゃいけなかったわね。こっちの世界は・・・そうね、『地球』っていうの。クロスに戻ったら広めてね。」



『地球』か。

それがこの世界のちゃんとした名前。

名前の通り、この世界は球体なのかな?

もしかすると私たちの世界も球体なのかも。

私は研究者じゃないけどもし研究者がこっちに来ていたら向こうに持ち帰れる物事が多すぎて色々興奮がやまないんだろうな。



「うん、頑張って広める。」



私は椿のお願いを喜んで承諾した。



「ふわぁ~、おはよう。二人とも早いのね・・・って飛鳥ぁ!?」



二人で会話していたところ、姉さんが起きてきた。

この反応・・・、おそらく飛鳥が休みにこの時間に起きたと思い込んで驚いているのだろう。



「姉さん、違うよ。私、クロスの飛鳥。」


「・・・ああ、そういうことね。そうよね、あの子がこんな時間に起きるはずないわよね。」



姉妹揃って同じ反応・・・。

飛鳥が朝起きるのってそんなにありえないことなの?



「・・・なんか飛鳥がかわいそうに思えてきたんだけど。」


「自業自得よ。だらしないあの子が悪いわ。」


「ええ、お姉ちゃんに同意。今回あなたたちが来てくれたことであの子が影響されることを願うわ。」



・・・ここまで言われると私も異世界の飛鳥として直さなきゃという気分になってきてしまう。







「そういえば飛鳥のことで忘れてたけど、お姉ちゃんも今日は珍しく早かったわね。」


「ん?椿ちゃんたち、何か私の事話してたの?」



私が起きて椿たちと話しをしてから3時間が経過していた。

その間に鈴、影月、飛鳥という順番で起きてきた。

と言っても、影月は2時間ほど経過した頃に動けないから私が椿の部屋へ行って連れてきたのだが、飛鳥はそれよりもさらに1時間・・・、つまりさっき起きてきたばかりなのである。

因みに影月を連れてくる時に一緒に起こそうとしたのだがまったく起きる気配がなかった。

私と変わらないくらいの時間で日が変わる前には寝たはずなのに・・・。

飛鳥曰く「寝る子は育つ」らしいのだけど、どうも言い訳くさかった。



「あなたのだらしなさについてよ。まったく、飛鳥もクロスの飛鳥を見習いなさいよ。それでお姉ちゃん、早く起きたのには理由があったの?」


「別にこれといった理由はないわよ。ただ、お客がたくさん来てるのに自分がグータラしてるのが嫌だっただけ。それに朝食を作る時に椿が大変だろうから、手伝ってあげなきゃって思ったのよ。まあ、そっちの方は飛鳥がいてくれたから心配いらなかったけど。」


「ほら、飛鳥。クロスの飛鳥だけじゃなくてお姉ちゃんも見習いなさいよ。ちゃんとお客さんが来ているときの礼儀ってものをわきまえなくちゃ。」


「・・・うん。これからがんばる。」



あまりの責められっぷりに飛鳥が拗ねてしまった。

多分椿は「いい機会よ」と言いそうだけど、ちょっとやりすぎじゃないかなと私は思った。



「・・・そういえば、」



飛鳥が拗ねてしまって少し重くなった空気を影月が無視するように口を開いた。



「二人の飛鳥の呼び方、ややこしい。」



そして一日経ってやっとそのことを話題にしたのであった。

昨日私は二人の鈴の呼び方を決めた。

鈴も私と飛鳥の呼び方を決めたけど、他は違う。

さらに、椿や影月は私たちや鈴たちの呼び方を区別しなければならないので、とてもややこしいのだろう。



「そうね、飛鳥のことを呼ぶときなんて特にね。お姉ちゃんはお姉ちゃんでいいわけだし。」


「なら私か鈴、それに飛鳥かクロス飛鳥の呼び方を決める?」


「あ、それ面白そう。私は別にかまわないよ。」


「私も。『クロスの』って付けるのいい加減面倒なんじゃないかなって思ってたの。」



話し合いの結果、どうせならこっちの世界にいる間はその呼び名を名乗ろうよいうことになって、こっちの世界の二人が違う名前を名乗るというのはおかしいということで、私と鈴がこっちにいる間の名前を決めることになった。

まずは鈴の番からだ。



「さて、どうする?」


「単純に『鈴』っていう名前から考えて『すず』の英語読みの『ベル(bell)』でいいんじゃないかしら?」


「そういえば鈴も私も真名があるからそれでいいんじゃないかなって思ったんだけど。」


「真名!?何そのかっこよさそうなの。」


「・・・お姉ちゃん、いい加減、厨二病ちゅうにびょうは卒業した方がいいよ。」


「飛鳥は夢がないな~。それに、ここに三人もファンタジー世界から来たっていう厨二ちゅうに設定の塊がいるんだからそんなこと言っても意味無いわよ。」


「だからって発動だけはしないでね。」


「わかってるわよ。流石にそれは黒歴史だから。」



何を言っているのかわからなかったので後で聞いたらどうやら姉さんは「ちゅうに病」という痛い存在らしい。

何かの病気みたいだけどそういうことじゃなくて(ある意味病気だけど)、魔術とかがないこっちの世界では私たちが使う魔術みたいなものはかっこよく憧れるものらしく、それを架空ながらも真似をする人たちのことを言うらしい。

・・・話が逸れてしまったため軌道修正、真名について鈴たちに説明する。



「まあ言うなれば魂の名前かな?あんまりかっこいいものとかじゃなくて基本デメリットしかないと思うよ?」


「なるほど、真名というのはいわゆる令呪れいじゅみたいなものなのね。」


「・・・お姉ちゃん、意味がわからないんだけど。」



その手の物を知っていないと分からない言葉がポンポン姉さんの口から出てくる。

また後で聞いた話なのだが、その令呪というのは作品中で呼び出した過去の英雄たちをを従わせるために用意されたその英雄たちへの絶対命令権らしい。

過去の英雄がなぜ呼び出されたとかは詳しくは教えてもらえなかった。

・・・失礼、また話が逸れてしまった。



「とにかく、こっちの世界じゃ魔力っていう概念が無いから別に真名で呼んでもいいんじゃないかなっていうこと。」


「えー、でも飛鳥っち、それじゃあつまんないよ。私それならバッキン(椿)の提案した『ベル』がいいよ。」


「別にいいと思うよ。けど・・・いっちゃ悪いと思うけど、鈴に似合わないなって思うんだけど。」


「前からつくづく思ってたけど飛鳥っちって結構毒舌だよね。」



鈴からの辛辣なツッコミをもらった。



「いいじゃん、私だって可愛いものが好きな女の子なんだよ。」


「なら『りん』って字の別の読み方の『すず』はどうかな?」



今度は飛鳥が提案する。

すず」かぁ、それなら鈴にも似合うかも。

字も一緒だし。



「『すず』・・・。それもいいね、気に入ったよ。私はすずだ。」


「なんかあっさり乗り換えちゃったね。」


「本当は『ベル』がいいよ?けど飛鳥っちが似合わないっていうんだもん。だったらこっちの方がいいよ。」


「ごめんなさい。」


「別にいいよ。『すず』って名前も結構気に入ってるし。」



すずは相当気に入ったのか自分の新たな名前を何度も呟いていた。

そんな様子の鈴を見たことなかったのでそんな鈴がかわいく思えてしまった。



「さあ、次は飛鳥の番ね。」



姉さんが意気揚々と私に顔を向ける。



「えぇ~、真名じゃダメ?」


「ダ~メ。」



笑顔でそう言われた。



「別に私は構わないと思うんだけど、影月がさっきね・・・。」


「え?フーがどうしたの?」


「影月がさっき『飛鳥にスピカを名乗らせないで』ってすごい顔して私にこっそり言ったのよ。なにかまずいことでもあるの?」


「いや、無いはずだけど・・・。」



私はそう言いながら影月に顔を向ける。

そうすると彼女はバッと顔をそむけた。

・・・どうしたんだろう?

影月には私の真名が私に似合わないと思ったのかな?



「フー、どうしたの?」


「・・・なんでもない。ただ真名を異世界だからってあんまり名乗らないほうがいいと思っただけ。逆に考えれば異世界だから何が起こるかわからない。」


「それはないって私たちが保証・・・・・いいわ、何か彼女にも事情があるみたいだし。飛鳥、そういうことだから何か別の名前考えて。」



確かにこの世界の人が3人も一緒にいるけど、私たちにはまだまだ未知の世界だから何か異変が起こってもおかしくはない。

それに姉さんの言ったとおり、影月にも何か事情があるかもしれないから、私は姉さんに言われた通り別の名前を考える。

まあ多分だけど、影月の私に関する事情って精霊絡みじゃないかなと思ってる。



「それで、飛鳥の名前はどうしようか。鈴みたいに別の読み方なんてできないからね。」


「『咲夜さくや』なんてどう?『明日』の反対で『昨日さくじつ』っていうことから文字ってさ。」


「『咲夜』・・・。それもいいと思うけど、できれば私は精霊関係でつけてほしいな。」



みんな長考しだす。



「せいれい・・・せい・・せい・・・。」


「精霊・・・スピリット・・スピリチュアル・・・。」


「・・・飛鳥・・・精霊・・・せいか・・・せりか・・・れいか・・・麗香?」



各々色々なことを考えて呟いている。

流石に無茶なことを言ってしまったかな、と思い始めたとき椿が提案した。



「ちょっと強引だけど、精霊の『精』の字を取って『精香せいか』。けどそれじゃあおかしいかなって思ったから同じ読みの『清香』に字を変えて、ついでに読みも変えて『清香さやか』ってしてみたんだけど・・・ダメかな?」


「『清香さやか』・・・。うん、それがいい。ありがとう、椿。」


「別にお礼を言われるようなことはしてないわよ。」


「私にはそれでもお礼を言えることなの。とにかくありがとう。もちろん、皆も考えてくれてありがとう。」


「ほら、椿も飛鳥・・・じゃなかった、清香さやかのお礼に困惑しないの。素直に受け取りなさい。」


「わ、わかった。どういたしまして、清香。」



その時だった。

まさかの主人公改名。

と言っても、この章だけです。(結構長い予定ですが)

そして鈴は清香と違って字は一緒という。

次回からはルビは振りませんが「すず」と呼んでいると解釈してもらえると助かります。





清香さやか


クロスの飛鳥がウラル(地球)で過ごすために椿が考えた偽名。

鈴や影月と共に遠縁の親戚とされているが、顔が全く一緒なので無理があるんじゃないかと思っている。

名前をつける時のこだわりから精霊を召喚できることを誇りに思っている?

朝の出来事から椿と仲良くなった。

おとなしい飛鳥と比べると少し過激。





すず


クロスのりんがウラル(地球)で過ごすために鈴が考えた偽名。

結構この名前を気に入っている。

昨夜、オタクである鈴に夜遅くまでアニメなどの話を聞かされていた。

しっかりとした印象を醸し出す鈴と比べてどこか適当。

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