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クロスワールド  作者: 氷冷 飛鳥
第二章
14/64

魔法石の採掘

ユニーク1200人突破ありがとうございます!


今後も頑張っていくので応援よろしくお願いします。

私達はヌリント鉱山についた。

今私達は入り口に立っているわけだが、採掘エリアはここからすぐにあるモンスターエリアを通りぬけなければならない。

私は途中からなぜか符養が私を監視し続けているような視線を感じるので迂闊に自由行動できない。


「符養、さっきからなんでそんなに怖い顔をしているの?」

「飛鳥、さっき嘘ついたから…。」

「嘘?」


全く心当たりがない。

彼女はどのことを言っているのだろうか?


「…私に何か怒ってるの?何かあるなら言ってほしい…。」

「符養、ごめん。何のことを言っているのかわからないのだけど…。」


符養は私に悲しそうな目をしてそのまま私より先に進んでいった。

なぜか私と符養の仲が悪くなってしまったようだった。




「フー。」

「……」


彼女お気に入りの呼ばれ方で呼ばれても反応なし。

「自分の答えは自分で探せ」…、というやつなのかな…?


「何があったか知らないけど彼女の気持ちも考えてあげてね。」


琴葉が私に近づいてきて囁いた。

しかしすぐにそれに気がついた符養が私を琴葉から引き離す。


「へぇ〜。符養ちゃん、飛鳥さんを避けているんじゃなかったの?」


符養はハッとして私からすぐに離れる。

再び符養は私に顔を向ける。

悲しそうな顔をしている。


「飛鳥…、なんで怒っているの…?…あの時怒ったような顔をしていた…。」


符養の言っていることがいつのことなのかわからない。

私は混乱してきた。

わからないからということで符養に対して怒りが増し、本当に怒ってしまいそうで怖くなってきた。


「符養…何かわからない!私がいつ怒っていたのか!」

「………。」


符養は今の私を怖がっている。

琴葉も私を怖がっているようにみえたが、琴葉が口を開く。


「飛鳥…。あなたもう少し冷静になって。今も怒っているから…。」


琴葉に言われて初めて自分が怒っているのに気がつく。

もしかするとその時も同じことになっていたのかもしれない。


「……ごめん。符養、教えて。」

「………『私が飛鳥を守る』と言った時に怒ってた…。私が守ってはいけない?」


「あの時か…」と理解する。

あの時は確かに符養への怒りがなかったといえば嘘になる。

しかし顔に出るほど怒っていたとは思っていなかった。


「あの時は驚いたから。…符養。」

「何?」

「符養は追われている身なんだから『私が守る』なんて言わないの。」


符養が寂しそうな顔をした。


「だけど改めて言うけど符養は私が守る。あなたが守るんじゃなくて私が守る。だから私は約束を破った符養に怒ったの。」

「けど……私は飛鳥を守ってはいけないの…?」

符養は私に問いかける。

しかし私はそれには答えない。

私はそれを決めるのは符養だと思ったからだ。


「仲直りが済んだら早く入りましょ。」




中は灯りがないと暗くて何も見えなかった。

私はすぐに松明を探してそれに火の魔術を使って灯りをつけた。


「これでいいですかね?」

「うん、いいと思うよ。」

「フー、これ持って。」


私は符養に松明を渡そうとするが、符養は私を見たままぼーっとしていた。


「……ちょっとフー?聞いてる?」

「あ、うん…。聞いてる…。」

「この松明持って。」

「…わかった。」


なんだか符養が嬉しそうだった。

私何か言ったかな?

琴葉が横で微笑んでいた。

私はよくわからなかったが、先に進むことを優先する。

今のところ何も出てきていないが、ここはモンスターエリアである、どこでモンスターが出てきてもおかしくない。

むしろ出てこないことが珍しい。


「…飛鳥。」


符養が呼び止める。


「何か聞こえる…。」


確かにモンスターの鳴き声みたいなものが聞こえる。

私達は暗闇の向こうにいると思われるモンスターを待つ。


「ヒュッ」


何かが飛び出る音がした。

モンスターの形からみてどうやら獣型ビーストタイプのモンスターみたいだ。

それと同時に符養が走り出す。


「『戒めの光よ、闇にのまれて破滅への敵に降りそそぎ、浄化せよ!! 魔界の太陽イービルシャイン!!』」


闇の光が敵に命中…しなかった。

符養が足止めしているが私の魔術に気がついて、即座によける。


「『契約者マスター琴葉が呼び出す。敵を倒す! いでよ、デーモン!』」


琴葉が描いた魔法陣から魔物モンスターデーモンが出現する。

デーモンは手から雷を出してモンスターに攻撃するが、やはりよけられる。

それを理解したデーモンはモンスターに接近し攻撃をはじめる。


「どう?これが私の最強召喚獣の五体の一体、『魔界の大佐 デーモン』」

「す…すごいです。」

「あ、デーモンは暴れるから符養ちゃんを戻さないと…。」


デーモンの戦い方に見とれて、琴葉の言葉を聞き逃してしまった。

デーモンはモンスターと戦闘中だった符養にも攻撃する。

しかし符養はそれをよけて私達の元に帰還する。


「……私に恨みでも?」

「ごめんね。早めに気づいていればこんなことには…。」


符養は怒ってはいないが、琴葉を警戒するようになった。

しかし符養は無意識の内に警戒しているため、自覚していない、あの子は鈍いから…。


デーモンがモンスターにとどめをさした。

私はデーモンが暴れてよく崩れない鉱山の洞窟の方を感心していた、いや、実際に崩れたら私達が危ないけど…。


「ここには何度も来ているんだ。」


デーモンを元の空間に帰還させながら琴葉が続ける。


「契約獣を増やすためや精霊を探すに来ているんだけど、ここのモンスター達は魔術をよけれるみたい。しかも強いから私も一人だと三体以上を相手する場合は負け確実と言ってもいい。」

「あの強いデーモンでもですか?」

「ええ。デーモンだけじゃなくて、私の最強召喚獣でさえ四体は厳しいし、六体なんて…。」

「…私も基本人としか戦闘を行わないからモンスターは難しい……。」


琴葉と符養が落ち込む。

私もモンスター達を怖がっていた身だから今でもモンスターと接近戦で戦うことはあまりしたくない。

ルナとサンを呼んでおいた方がいいのかもしれない。


「飛鳥は接近戦で戦えるよね?」

「は、はい。」


考え事をしている時に不意に名前を呼ばれて焦ってしまう。

…やはりルナやサンは出さないでおこう。


「符養と飛鳥で私が契約獣を召喚するまでの間だけモンスターを引きつけておいてほしいの。…あなたの噂からあなたが魔術を優先して使いたいのはわかる。でも、そういうことを克服することが大事だと私は思うの。」

「わかっています。……私にはフーがいます。フーが私を守ると信じています。」

「…私も飛鳥が私を守ると信じる…。」


二人の信頼度は共に同調シンクロしていた。



モンスターエリアを歩いていると、符養が話しかけてきた。


「…飛鳥、もし戦いで魔術を使いたいなら私みたいに剣に魔術をこめて使ったほうが良いと思う…。」

「それ、難しそうだね。……ってフー!?あなた魔術使えるの?」

「……(コクリ)簡単なものなら…。だけどそれだけで十分使える。強い魔術を使える飛鳥ならもっと有効になると思う…。」


という会話をした。

もしモンスターが出たら試してみよう。




……しかし、採掘エリアに到達するまでにモンスターの出現が皆無だった。

それならそれで幸運だと思いたいが、琴葉はそう思っていないようだった。


「おかしい…。いつもならここまで来るのに百体ぐらいと戦うはずなのに…。」

「百…、私達今回は一体としか戦っていないですよね?」

「ええ、だからおかしいの。……やっぱりここに精霊が来ているの?」

「精霊ですか…。」

「……考えていても仕方ないからとりあえず鉱石の採掘でもしようか。」

琴葉は採掘をしようとしていたときも今回の異常を考えていた。

精霊か…、私もルナやサン以外の精霊に会ったことないな…。



それは置いておくことにして私や符養の真の目的である採掘が始まる。

……だが誰も鉱石について知識が無いため、一応鉱石っぽい石を(特に光っている石)集めることにした。


「どう?なんかよさそうなのあった?」


琴葉が質問してくる。

しかし私はよさそうな鉱石がなかったので何も言わず作業をする。


「こんなのは……?」


符養が琴葉に鉱石を見せる。

それはとても大きかった。

しかも一つだけではなく、それを四・五個持っていた。


「フー、すごい…。これどこで見つけたの?」

「……向こう。これくらいでよかった?」

「これだけで十分だよ!さあて、後はこれを袋に入れて精霊を見つけるだけか。」


琴葉が驚いた表情で私を見る。


「え、別にいいよ。私だけで精霊と契約するから。二人にそんな手間はかけさせたくないし…。」

「いえ、私達は精霊を見てみたいだけです。手伝うのはついでです。」


本当のことを言うと精霊を見ることの方がついでである。

精霊はサンやルナを飽きるほど見ている。

どうせ、他の精霊も同じような者たちなのだろう。


「……ありがとう。」


琴葉の感謝の言葉で私と符養はやる気がでてきた。


「そういえばここにいると思われる精霊って誰なんですか?」

「ん〜と、…ここはたしかグランズの中だったはずだから精霊グランじゃないかな?」


精霊グラン、私達がヒラブルの役所で閉じ込められた時の魔法の元々の持ち主…。

別に会ったこともないし、どういう者か知らないし、あれはツヴァイが悪かったのだが、私はなぜかグランに怒りを感じていた。


「…飛鳥、また怒っている。…………リラックスして…。」


符養に言われて力を抜く。

そうすると、怒りが収まってきた。


「もう大丈夫だよ。ありがとね、フー。……!?」


ここで初めて自分が符養のことを「フー」と呼んでいたことに気がついた。

あの時符養が嬉しそうにしていたのは、私が「フー」と呼んだからだともわかる。

言わないほうがいいのか…、しかし言わなくなると符養が悲しむ。

私は仕方なく呼び方をそのままにする決意をする。


「飛鳥に感謝されて私も嬉しい……。」

「そう、それはよかった。私も…フーが嬉しそうでよかったよ。」


琴葉が気まずそうな顔をしている。

これ以上モタモタしているといけないようなので


「さ、精霊と戦いに行こ。早く行かないと精霊が逃げるかもしれないからさ。」


切り上げた。





琴葉の話によると、グランは鉱山の最深部にいることが一番可能性があるらしい。

最深部は採掘エリアをより奥あるのだが、まだ採掘エリアというところで魔物モンスターが出現してきた。


「やっぱりグランはこの奥だね。」

「……琴葉、しゃべっている暇はない。」


私はやっとモンスターが出てきたと内心喜んでいた。

符養から聞いた戦い方を試すチャンスがきたと。


「…飛鳥、魔力を剣に流すようなイメージで、剣の中で魔術を発動するイメージをもてばできる。」


符養に言われた通りにやってみる。

相手は土属性のモンスターだから風属性の魔術を使おう。

まずは魔力を剣に流して…


「『吹き飛ばせ 吹息ブレス!!』」


剣が緑色に光る。

私はその剣でモンスターに攻撃する。


「『斬波!!』」


剣を振り、斬撃が飛ぶ。

しかし、いつもと違う。

それは斬撃が風を纏っていたことだ。

風を纏った斬撃はモンスターをなぎ払う。


「…やっぱり飛鳥は私よりこの戦い方がむいている。」


符養が囁く。

私もこの戦い方に慣れれば前より強くなると思う。





最深部。


グランが侵入者が侵攻してきていることに気がついた。


「この気配は…もしや」


今回、題名が題名なので採掘をするシーンをもっと長く書きたかったのですが、これが私の限界ですorz




毎回キャラや世界について説明しますが、今回は休ませてもらっていいですか?

だめ?

なら琴葉について説明を…。



琴葉 召喚科 四年


召喚科の上位。

飛鳥の大ファンでもある。

契約する召喚獣は強い者じゃないと契約しない。

なので、強いモンスター求めて遠くへ旅することもある。

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