表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

不老不死の魔女

 私は、魔女である。

 そして、不老不死である。

 見た目は20代前半の女性で、黒い髪をしている。

 

 人が入り込めない、秘境で数百年暮らしていたのだが。

 

 問題が起きてしまった。

 仲良くしている風の妖精が知らせを持ってきてくれた。

 未開拓の森。

 人が手を出さなかったこの場所をどこぞの国が領土を拡大するために、やって来るそうだ。

 人の数はたくさんいて、森を開拓しながら、私の住処に向けて進んでるらしい。


 一人で気ままに暮らしてたが、ここを出なければならない。


 「やろうと思えば、国を返り討ちにできないこともないが。 

 それに対する時間も労力もめんどくさい」

 

 100年くらい前、怒りが抑えられず当時、大国と小競り合いを起こしたことがある。

 正直、もうごめんだ。

 争いとは、勝てばそれで終わりではない。

 殺した人にもいろいろと縁があり、かたき討ちで争いは、激化した。

 争いが終わるのには、莫大な時間が必要だった。

 戦いが終わったころには、なぜ争ってるのか覚えているものは、残っていなかった。

 大国との争いは、静かに時間が内々で終戦していった。

 当時の戦争を生きて当時を覚えている人はない。

 もしかしたら、歴史として多少はかたり継がれているかもしれない。

  

 住み慣れた場所を旅立つのは、惜しいが。

 面倒ごとにかかわらないほうがいい。

 これもいい機会だ。

 「今の現代の魔法を仕入れにいこう」

 世の中にはおもしろい魔法を生み出す、人間がいる。

 

 自分の想像もしない魔法に出合えると楽しい。

 それを知識しとして蓄えるのは、趣味だ。

 人里をしばらくは慣れていたから、新しい魔法を仕入れて、誰もいない山奥に引きこもるのもいいかもしれない。

 「これも何かの縁だ」


 魔女は数百年ぶりに旅に出ることにした。

 

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ