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森の先

いろいろと準備して、話し合ってから、出発した。


かみさー(上左近くん)のサンダルフォンとジョニーM(田中さん)が、ブラックキャバリア二人とブルーキャバリアの一人が前衛として突撃、なるべく一直線で森を抜ける。


その後ろを魔術師とクニヒロ(弓子ちゃん)、もう一人の魔術師とゴールキーパー(呉くん)が続く。俺は最後尾で戦士団の人と神官戦士とともに殿(しんがり)をする。


殿といっても俺のさらに後方にゆっくりと進む王国軍の本隊があるから、撃ちもらしたやつの処理係みたいなものかな。本当の雑魚は本隊に任せていいだろうけど、本隊が傷つきそうなのはなるべく倒していったほうがいいだろうし。


一緒に進んでいく戦士の人には弓を使うように頼んだ。みんな弓が使えるようで良かった。一人はクロスボウだけど、なんか魔法の品らしく自動装填機能つきらしくある程度連射出来るすごいやつだった。


「なんか戦士団の人でクロスボウ使ってる人いるんだけど、クロスボウ片手で使ってて、もう片方は盾持ったままだから、俺達よりロボットアニメっぽいぞ」


などとパーティーチャットで冗談が言えるぐらいには安定している。


「ロボットアニメっぽいって言ったら、こっちのブラックキャバリアの人たち、なんかビームソードとビームシールドっぽいの使ってるぜ?」


えー? 俺と一緒の時はそんなの使ってなかったぞ。まあ敵のランクが明らかに上がったせいかもしれないが。


今まではワーラットばっかりだったのに、ワーウルフやワータイガー、ワーベアなんかが出てくるようになった。

獣人系以外でも、影のようでレーダーで捉えられないシェイドとかいう真っ黒な人型とか、八本足のとかげ(ゲイズハウンド)の上位版としか思えないバジリスクとか出てくるようになった。こいつは八本と言わず無数に足が生えている蛇にも見える。


まあ前衛にぼろくそにやられているからこっちは楽勝で処理させてもらっている。メインをビームマシンガンに変えて、レーザー兵器はサブの小さいやつに変更したから攻撃力自体は下がっているが、取り回しはずっと良くなった。

その代わりガーディアンは一機になったけどな。ビームマシンガンの弾をたくさん積んできたから。ビームといえど補充するものがいるわけで。そのへんレーザーのほうが楽だよな。だからまあサブウェポンとしてレーザーガンは持ってきているんだが、取り回し重視で小さいので威力は、まあ、って感じだ。


「……抜けたっ!」

「うひょーこりゃすげぇな」

「どうすればいいの?」


「どうした? 森を抜けて何が見えた?!」


「森の先は小さな丘になっていて、そこに城らしきものが見える。が、これは解説するよりも自分の目で見たほうがいい。待機しているから焦らずに上がってきてくれ」


かみさーに諭された。それもそうだ、どうせそっちに行くんだし、自分で見たほうが早い。緊急性はないみたいだしな。


焦らず、討ち漏らしを処理していきつつ、森が切れた。前衛に追いついたようだ。


「なるほど、これはひどい」

ほぼ一緒に上がってきた呉くんがつぶやいた。……俺も同感だ。


いたるところに大型の魔物が見える。巨人にドラゴンがうじゃうじゃいる。どっちもバリエーション豊富だ。森の向こうにはドラゴンはいなかったし、巨人も小さめの雑魚ばっかりだったんだな、という印象だ。

しかしそれよりも俺達が気をつけるべきは、ぽつぽつといる黒いローブ姿だろう。こんなやつらに囲まれてなお悠然としているのは、かなり強めの魔術師だと思われる。


「みんな揃ったし、後ろから来ている人類にこいつらはきつそうだ。遠慮無しでぶちかまして、城まで進もう」

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