表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/64

移動方式

カッコつけたのに俺は出遅れた。ガーディアンの設置が一瞬ではなく、ちゃんとしたサブアームによる自動設置場面が挿入されるようになっていたからだ。これだと回収にも時間がかかりそうだ。そんな記述アップデート情報にあったかなぁ? 見落としていたようだ。


まあとりあえず無事にガーディアンは設置できたので、先行した二人を追いかける。



フォックスハウンド(ネ・ムイ)は超ピクシー型で足が下駄を履かせたように末端が大きくなっており、それは手も同様で、はっきりと手が大きい。

ピクシー型なのでスーツになっているけど、このように手足の先や頭部、胸辺りなどは大型化していて、傍目には末端肥大のデフォルメ形態に見えないこともない。


フォックスハウンドの名前通り、犬のような外観に擬装しているので、狼人間(ワーウルフ)のようだ。背中にはバックパックを装備しており、バリアを発生させているが、同時にそれについているアポジモータと脚部のホバー機能により、文字通り飛ぶように駆けることが出来ている。


スーツ型であるのと最近のインフレについていくための重装備を兼ね備えたものであると俺は認識している。俺は特にスーツ型に愛着があるわけではないから素直にタイタン型メインになっているが、特に古参ほどスーツ型にこだわるのも分かる。初期はピクシー型の方が多かったしな。


ネ・ムイはそれを大型対物ライフルを抱えながらやってるんだから大したものだ。大型の手には射撃補正用の機能をつけ、大きな頭部には各種センサーをてんこ盛りにしてるのだろう。素晴らしいカスタムだ。元のフォックスハウンドはここまで完成されていない。



俺のパーソナルフォートレスは足を動かすことなく完全にホバーで移動できるが、フライハイトのザボスにはそんな機能はなく、タイタン型としては一般的なローラーダッシュ (ただし無限軌道)であるから、どうしても足は遅いし、足は動かさないと速度が出ない。靴に当たる部分に仕込む程度のモーターでは馬力がどうしても足りないため、ローラースケートみたいに体を使って補助しないといけないからだ。


最近では優秀なモーターが出てきているらしいがそれらはジェネレータパワーを多く使うので、ホバーの方が良いと言われている。すなわちローラーダッシュを存分に使える機体はロマン枠であり、本来は仕方なしに使うものである。そして残念なことに機体性能としてはいまいちなザボスは後者である。



こちらの強行着陸に反応してか、森にいたと思われる魔物が集まってきているようだ。その多くは直立したネズミのような姿をしたやつだった。


たぶんワーラット。


武器と盾を持っているが、そんな盾でこちらの攻撃は防げないし、近接武器をふるう距離に近づけさせないし、万一当たったとしてもバリアすらいらないと思う。が、こちらを害しようという意思だけははっきりと感じる。ので襲いかかってくるやつは容赦なくレーザーで焼いた。実際にワーラットだったようだ。倒した時にこちらの視覚の補正で名前が表示された。ソロならAIに言ってもらってたんだが、確かこれと同様の仕様にも出来たはずだ。


フォックスハウンド(ネ・ムイ)の進路にいたやつも処理しようとしたらミサイルが降ってきて、一瞬でなぎ倒されていた。サンダルフォン(ウォーモンガー)の支援だろう。


「こっちは任せとけ。気を付けてなー」



すぐに追いついたザボス(フライハイト)を置いていくわけにもいかないので、彼の後ろにつき、支援していく。彼のメイン武器はグレネードランチャーなので一体の雑魚に使うのはもったいないので、そういうはぐれは俺がレーザーで仕留めていく。たまに立ち塞がろうとする集団にだけグレネードを撃ち込んでもらう。


フォックスハウンド(ネ・ムイ)はとにかく先行し、魔物にマーキングして、少しでも早く楽に人類側に到達できる道を探して進んでくれている。俺達はそれをトレースしながら魔物を殲滅していくだけだ。


森の中の魔物には大したものがいなかった。一度補足しきれなかったのだろう八本足のとかげにフォックスハウンド(ネ・ムイ)が絡まれていたが、何事もなくサブウェポンであるショットガンで処理していたし、俺等の支援はそんなにいらなかった。


一気に森を抜け、人類と相対している魔物の軍勢に背後から襲いかかった。その中には俺等MTAタイタン型ぐらいにでかい人型の魔物も多く含まれていた。こんなのがたくさんいるなら、そりゃキャバリアじゃきついだろうな。あれ近接タイプしかないみたいだし。


俺等の猛攻に魔物たちは総崩れになって逃げ出し始めた。

しかし彼我の戦力差も測れないレベルの魔物も多いみたいで、それでもどんどんこちらに向かってくる。特に森にもいた八本足のとかげや巨大な蛇のようなやつなどがやっかいだ。



それに魔物に背が低いのが多いため、レーザーの照射一発で薙ぎ払えないのは面倒くさい。それがなくても人類がいそうな方向にレーザーはやばいから撃てないのに。そのへんはグレネードランチャー持ちのフライハイトに任せている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ