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突進

やっとパーソナルフォートレス本体のバリアが回復した。よし、これで考えていたことが試せるな。


「皆、しばらく攻撃を停止してくれ。俺が重ロックを取る。いずれ俺に対して突進してくると思うから、その時に」


すぐに皆攻撃を停止し、了解の返事を出してくれた。おお、これがチームプレイか。……仕事じゃこうはいかんよなぁ。


とか思いつつ、UAを見つめる。しばらくランダムに動き回っていたが、皆が離れて攻撃をやめたためか、しばらく止まった。攻撃しているときでもたまに止まっていたから、辞めたら必ず止まると思った。


すかさず重ロックをUAにかけ、左腕のサブウェポンをアサルトライフルに変え、攻撃。UAのバリアを若干削る。その後グレネードランチャーで一発だけ放つ。


重ロックしてあるし、動いていなかったのだからUAに当たるはずだったが、UAはキモい動きをしてグレネードを回避、突進してくる。よし、読み通り。


前方の両脇にガーディアンを設置する。パーソナルフォートレスの背中にマウントされていたガーディアン二機が一瞬にして若干遠かった設置指定域に設置される。如何にVRになってリアルになったからといってもゲームはゲーム。設置はテレポートっぽく一瞬で行われる。


そして設置した瞬間にガーディアンは起動し、こちらに近づいていたUAに攻撃を仕掛ける。


「今だ!」


俺は皆に号令をかけつつ、グレネードランチャーを撃ちまくり、アサルトライフルも同時に放ちながら、後ろに下がる。普段なら制御すら難しいが、相手は突進して来ている大型の敵で、無人と言えど、急に現れたガーディアンに驚き戸惑ったように見えた。


UAの動きが一瞬止まったように見えた。俺ではなくガーディアンに攻撃目標を切り替えようとしたのだろう。しかし突進という大きなエネルギーを使っていたUAは物理法則を無視は出来ない。ガーディアンはすでにUAの後方だ。パーソナルフォートレスが下がったからな。


そこに俺のグレネードと皆の攻撃が集中する。ここでパーソナルフォートレスも後ろに下がるのをやめ、逆に突撃。


マルチレーザーはガーディアンに向けて放っていたのでパーソナルフォートレスには当たらないし、ガーディアンもそれ一発だけでは止まらない。

オート機銃座は反応して撃ってくるが、パーソナルフォートレスには豆鉄砲、すぐにやられることはない。十分に近づいた時にさらにグレネードを発射。即座に命中する。そこ目掛けて左肩から突撃する。


こちらにも強い衝撃が走り、ダメージレポートがずらっと表示される。こちらの行動が読めなかったせいかハサミに挟まれることもなく、お互いに弾け合う。弾けている間にもう一度持てる武器すべてを発射し、当てていく。


見ると、弾けて後ろに下がったUAにジョニーM(ネ・ムイ)がガーディアンのバックアップを受けて後ろから突っ込んできていたようで、そこでも弾けた。ジョニーMの特徴は、頭と両肩アーマーにショックアブソーバーが標準装備されていることだったな。十分大型だし、体当たりというカラテが得意だったはず、それを使ったのだろう。


パーソナルフォートレスが体当たりした時にUAのバリアは崩壊しているので、それ以後のダメージはアーマーにいっているはずだし、ジョニーM(ネ・ムイ)の体当たりはUAのストラクチャーに直接大ダメージを与えたはず。二重の体当たりでUAの機動はボロボロでろくに避けることもできなくなっているのでほぼ全弾命中していって、ほどなく撃破が確認され、墜落した。


トドメはまたしても明らかにフェアリー(サントノーレ)だった。扱いにくい武器をよくぞここまで使いこなせるものだ。


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