表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マイルーム  作者: 雨世界
12/13

12

 いろははとても豪華な晩御飯(すき焼きだった)お風呂に入って(とても大きなお風呂だった)それからお借りしたパジャマに着替えをして、客間に用意されている自分の布団の中に入った。

 ……今日は思ったよりもいろんなことがあった。楽しかったし、幸せだった。人生まだまだ捨てたもんじゃないな。

 と、そんなことをいろはは思った。

 こんなにも『素敵な出会いが偶然にも起こるもの』なのだと思った。

 いろははあゆみと連絡先を交換していた。

 また、今度はちゃんと約束をして、どこかに遊びに行こうと二人で話した。(それは本当にとても楽しみな約束だった)

 疲れてはいたけれど、少し興奮もしていた。

 だから、すぐには眠れないかと思った。

 でも、ちゃんとすぐにいろはは眠ることができた。

 眠る前にそっとふすまが開いて、一度あゆみがやってきた。

 あゆみはいろはに「おやすみなさい。いろは先生」と言った。

「うん。おやすみなさい、あゆみさん」

 あゆみを見ながらいろはは言った。

 あゆみの顔は光が逆光になっていて、影になりよく見ることはできなかった。

 ふすまが閉じて世界が真っ暗になった。

 それからいろはは目を閉じた。

 いろははそのまま深い(とても深い)眠りについた。

 その深い眠りの中で、いろはは、夢はなにも見なかった。


 朝、いろはは気持ちよく目覚めることができた。

「おはよう」

 といろはは自分に言った。

 それからいろはは自分の家に帰るための準備を始めた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ