第八話
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まだ昼間だというのに、ジメジメとして暗い森の中を俺は進んでいた。
準備をした後、宿屋で一泊してから朝一でダンジョンへと向かっていたのだ。
森の中には生き物が隠れられそうな茂みが至る所にあり、スライムやゴブリンが突然襲いかかってきた。
まあ突然とはいえ気配察知で全部わかっちゃってたんだけどね。
あ、そうそう。ゴブリンが他のモンスターよりも異常に強いなんてことはない。
女魔法使いが……なんてことは無いと思う。
ゴブリンやらスライムやらと戦いながら歩いているとダンジョンへと着いた。
ダンジョンは小ぶりの遺跡といった感じだった。ゲームのグラフィックと大差なく、感動してしまった。
そしてここにも受付があった。
受付はテントって感じの形だった。
運動会の時とかに出される感じのテントって言ったらわかるかな?
「ダンジョンに入りますか?」
受付のお姉さんが聞いてきた。
またもや可愛いよ。この世界の女性はどうなってるんだ。
「はい」
「分かりました。それでは冒険者証の提示をお願いします」
作りたてほかほかの冒険者証を差し出す。
「Eランクのリアルド様ですね。しかし、Eランクの方がソロで挑むには少し難易度が高いかもしれませんよ?」
受付のお姉さんが渋い顔で言ってくる。渋い顔をしても可愛いのはずるいと思う。
「大丈夫ですよ、魔法も使えますしね」
事前情報としてギルドの受付さんに、ここのダンジョンは魔法が必須だということを聞いていた。
「……分かりました、絶対に死なないでくださいね」
元から死ぬつもりはなかったけど、余計無理は出来なくなったな。美人さんの頼みだからね。
「それでは頑張ってください」
遺跡の入口にある魔法陣に立つと、体が光に包まれた。
あれ? こんなこと前にもあったような……? あ、前世でボス倒した後に似たような光に包まれてこっちの世界に来たんだ。
でもってこういうダンジョンの入口のやつは転移魔法っていう設定がゲームではあったはずだから……
色々な考えが頭をぐるぐる回っている中、人生で二度目の浮遊感を感じ、目を開けるとダンジョン内部に転移していた。
【Tips】
ダンジョンは古代文明の建物だという説が有力だが、実際のところは判明していない。