第一話
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ヴァーレン・オンラインはアクティブタイムバトルシステム、通称ATBを採用しているRPGだ。
ATBが採用されているゲームは一般的にATBゲージというのが溜まるとキャラが行動することができ、その際にコマンドでどのスキルを使うかなどの選択をする、というようなゲームだ。
有名どころで言うと、ク〇ノ・トリガーや、FFなどがあり、そこらへんの作品が好きな大人に人気があるだけでなく、現代風の美しい3Dグラフィックでストーリーやダンジョン探索を楽しむことが出来るので若者にもこのヴァーレン・オンラインは人気がある。
そしてなんといっても一番の見所はキャラクターカスタマイズの自由さだ。
モンスターを倒すとSP(スキル&ステータスポイント)というのを入手することができ、それを使ってスキルの入手やステータスの強化を行うことが出来る。
そのようにして強化した自分のキャラクターを他のプレイヤーと戦わせることも可能で、大会なども開かれている。
――ってな感じのゲームで裏ダンジョンのボスをソロ討伐したはずなんだけどこれはどういうことだ……?
俺が目を開けて一番最初に目に入ったのは見たことの無い天井だった。
えーと……ここどこ?
そう思い、重い体で周りを見回すと綺麗なお姉さんと目が合った。
「あら? あなたーー! 目を開けたわよ!」
ちょっと待て、これってどういう状況なんだ!?
それに誰だこの可愛いお姉さんは。
そう思っていると次は若い男が俺の顔を覗き込んできた。
「おー! 起きたか、可愛いなぁ〜 さすがマーサの息子だ!」
なんて俺の事を見ながら言っている。
あれ? これって俺がこの可愛いお姉さんの子供ってこと? そんなの信じられるか!! それにマーサさん(?)がこの男の人のことをあなたって呼んでいたって事は俺はこの二人の子供なのか?
これって噂の異世界転生ってやつか?
いや、まだ分からない。とりあえず赤ちゃんぽく行動して様子を見よう。
「オ、オンギャアアアァァァァ!!」
我ながら上手い赤ちゃんの真似だと思う。
「あなたの事を見てリアルドが泣いちゃったじゃない!」
俺の名前はリアルドというのか。結構かっこいい名前じゃないか。
「えっ! 俺のせいなのか?! 俺なんもしてないのに……」
【Tips】
主人公の前世の名前は橘 慎也という。