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ミモザ part25
結婚式の日付が近づいてきた頃、うちにルイたちがきた。用があるのは自分らしい。休日だったこともあり、お昼ごろまで寝ていた自分は寝癖のままで2人を迎えた。2人はしっかりと正装してうちに来ていた。
「兄さんにお願いがあってきました。」
流石にこんな情けない姿のまま正装してまできてくれている弟の話を聞くわけにはいけなかったので、先にリビングに言ってもらって、自分も髪を整え、スーツを着るのは流石にと思ったので外に出ても恥ずかしくない格好に着替えた。
着替え終わって、2人の待っているリビングに行く。2人はなぜかえらく緊張している様子だった。
「どうしたそんなに緊張して?」
2人の様子を見ているとこっちも緊張してきた。というよりも、怖くなってきた。何をお願いされるのかビクビクしていた。空気がかなり重い。
「さっき、婚姻届を出してきました。一応、母さんと、ひかるのお父さんと一緒に。」
「そうか。おめでとう。」
「そこでお願いがあります。」
ルイが取り出したのは結婚式の予定表だった。
「ここの、両親への手紙のところを・・・。」




