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ミモザ part21

後日、ルイは会社のみんなにひかるとの婚約を正式に発表した。あまり、会社の人の前に出ることになかったルイは終始赤面していた。絡んだこともない人間も多いのに社員のみんなは大いに盛り上がり、歓迎してくれた。ひかるの元にはモデル組を中心として女性社員が集まっていた。


「嬉しそうですね。」


後ろからめいが話しかけてきた。


「めいの方から話しかけてくるなんて珍しいじゃないか。挨拶しても無視されることが多いからてっきり嫌われてると思ってたよ。」


「話しかけてきたからって仲良くなったなんて思わないでください。あなたのことは正直嫌いです。ただ、真心さんと愛の大切な人だから我慢してるだけです。」


直球で嫌いと言われるのは少し心にくる。


「そうか。俺は仲良くしたいんだけどな。めいはあっち行かなくていいのか?」


「私は群れるのが嫌なだけです。」


「お前友達少ないだろ。」


「余計なお世話です。」


「めいー!!こっちきてよ。」


愛がめいを呼んだ。


「ほら、友達が呼んでるぞ。早くいったらどうだ?嫌いな人間と話すよりはいいだろ?」


「そうですね。そうさせてもらいます。」


めいはすぐに愛の元に向かった。


「随分と嫌われてるみたいね。」


今度は恵さんに話しかけられた。


「そうみたいです。自分的には仲良くしてほしんですけど。あの調子だとまだだいぶ時間はかかりそうです。」


「別にあの子もあなたのこと認めてない訳ではないと思うわ。じゃなきゃ、嫌いな人間に話しかけようなんて思わないもの。」


「そうだといいんですけど。今回はありがとうございました。自分1人だとどうしようもありませんでした。恵さんがいてくれたからこそ、2人はちゃんと話し合って決断できたと思います。」


自分は恵さんに深々と頭を下げた。


「いいのよ。大事な仕事仲間のためだもの。人生の先輩として当たり前。それより寛くんの方はどうなのよ?」


「今回の件で少し自分も考えるところがありました。2人との関係性とか、今後のこととか。報告は遅れましたが、自分は佐々木家に正式に養子になることになりました。」


「そう。多分だけどあなたたちにとってこれが正解の選択だったんじゃないの?」


「そうだと願いたいです。」


自分の選択の結果はこれから。長い時間をかけて良かったと思える選択でありたい。



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