転生したっぽい?
投稿が遅くなってしまい申し訳ありません。これからはもっと定期的に投稿したい!!字数少なめです。
体を撫でる風。木々のざわめき。私は、初めて(・・・)聞く(・・)声達に起こされた。辺りを見渡すと、木、木、木。どうやら、ここは森のようだ。人影はない。おかしい。私を起こした誰かがいるはずなのに。
あれ?なんか視界がはっきりしてきた。…ん?何かが居る?
「あっ、だいぶ意識がはっきりしてきたみたいよ。」
「ほんとだー!手振ってくれないかな?」
「生まれたばかりなのに、そんなこと出来る訳ないでしょ。」
「二人とも、もう少し静かに。フェン様のご迷惑になりますよ。」
「「しーっっ」」
わわっ、光の球が私の周りを飛び回ってる。なんだろう、これ。
立ち上がってもっと近くで良く見ようとしたら、上手く出来ずにこけてしまった。痛い、と思って体に目をやると、白銀の気持ちよさそうなもふもふが…。って、え?この柔らかい毛が生えてるのが私ってことだよね?え?いや、もふもふは大好きだけど、どっかで自分の姿を確認したい。気になる。
「どうやら、とても好奇心旺盛な子の様ですね。」
「…かわ、い」
「そうですね。とりあえず、儀式を済ませてしまいましょう。」
緑の球がそう言った瞬間、優しい風が私を包みこんで、そのまま運ばれた。すごい感動!!これが魔法だよね⁉はやく使えるようになりたい。
次回、凛の種族が判明します。