大阪出張編 -9-
翌日、田丸さんは誰よりも早く出社し、社員一人一人に謝った。
俺は朝一番で東京本社に電話をして社長と話した。
社長からは、「自分の思うようにすればいい。」という返事が返ってきた。
その後、カルロスに連絡し広告の仕事を請ける旨の連絡をした。東京に帰る事を伝えたら「何処に居ても親友だよ。」という返事が返って来て、無性に照れくさくなった。
午後1時
出張中の社員以外にカルロスから紹介された仕事の事、そして、東京に帰る旨を伝えた。
一真「東京に帰っちゃうんですか・・・寂しくなりますね。」
悠生「ああ。色々とお世話になったね。ありがとう。」
一真「いえ・・・」
悠生「俺の後任の所長の事なんだけど・・・誰にしようか迷ったんだけど・・・西村所長が戻って来るまでは、一真に頼もうと思うんだ。そして副所長を田丸さんに頼もうと思うんだけど・・・みんなどうかな?」
社員達「異議なし。」
悠生「一真、頼めるか?」
一真「仁藤所長や西村所長のようには、なかなかできないかもしれませんけど、一生懸命頑張らせていただきます。今回のカルロスさんの仕事、前に自分が失敗した飲食関係の広告なので、絶対に成功させてみせます。リベンジしてみせますとも。」
悠生「一真・・・リベンジって復讐って意味だぞ・・・」
一真「復讐はしません、復習は十分にしますけどね。」
悠生「何言ってるか解んないわ。」(苦笑)
悠生「田丸さん、副所長とし一真を支えてあげてほしいんだけど、いいかな?」
田丸「もちろんです。全力でサポートさせていただきます。もう、絶対に逃げたりしません。」
悠生「ありがとう。宜しく頼みます。」
悠生「今週中に分からない事とかあったら聞いてくれな。」
社員達「はい。」
週末までは、あっという間に過ぎて行ったが、愉しくて充実した日々だった。




