表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/24

大阪出張編 -5-

翌日

会社に到着すると、すでに社員達は出社しており、ポスターのサンプルが出来上がっていた。

悠生(この子達は何時に出社してるんだろ・・・)


田丸「こんな感じで刷ってみたんですけど、どうでしょうか?」

悠生「凄くいいと思う。みんなはどう思う?」

社員達「すごくいいです。」


悠生「じゃあ、このポスターで営業してくるわ。」

一真「俺も一緒に行っていいですか?」

悠生「おう、一緒に行くか」


ポスターを持ち展覧会場へ向かった。

まだ、お客さんは増えていないようだ。


カルロス「あっ!!師匠おはよう。」

悠生「ボアノイチ。」

カルロス「師匠・・・それは「こんばんは」だよ。」

悠生「・・・ボケただけだよ・・・ここは大阪だから。」(苦笑)

一真「おはようございます。」

カルロス「おはよう。師匠、彼は?」

悠生「うちの社員で、カルロスの展覧会を俺に教えてくれた子だよ。」

カルロス「そうか、ありがとう。」

そう言うとカルロスは一真を抱きかかえた。

悠生「・・・カルロス・・・それは日本ではあまりやらない方がいいぞ・・・」

カルロス「問題ないよ。」

一真を見ると、頬を赤く染めていた。

悠生 (なんだこいつ・・・)


その後、広告の営業活動に入った。

カルロス「師匠が考えてくれたものなら間違いないよ。これで、お願いします。」

悠生「じゃあ、これで行くから。お客さんの入りはまた確認に来るな。」



その後、ポスターを色々な場所へ貼らせてもらった。

ポスター(書と絵画の融合 表現とは…心とは… 貴方はあの日に帰れますか。)




想像していた以上に反響があり、カルロスは雑誌やテレビ局の取材も受けたらしい。

展覧会への客足は、みるみるうちに増えていった。



嬉しい事に、それと同時にうちの会社の広告の仕事も増えていった。

カルロスが紹介をしてくれたようだ。





1か月が過ぎたある日

女性社員「仁藤所長、カルロスさんからお電話です。」

悠生「うん、まわして。」

女性社員「はい。」

悠生「もしもし。」

カルロス「師匠、今回は本当にありがとう。」

悠生「いや、お礼を言いたいのはこっちの方だよ。仕事を紹介してくれてありがとう。でも、みんなにカルロスの絵を見てもらえて本当に嬉しいよ。」

カルロス「もしよかったら、今夜一緒に飲みに行かないかい?」

悠生「いいねえ、何処にする?」

カルロス「お店と時間は、お師匠に任せるよ。」

悠生「じゃあ、9時に俺の行きつけの店でいいかな、地図はメールで送るよ。」

カルロス「O.K、じゃあまた今夜。」

悠生「おう、また今夜。」



午後8時50分

居酒屋樹到着

カルロスは一見だから、店の前で待ち合わせるようにした。

店の前に立っていると、程なくしてカルロスが現れた。

カルロス「師匠、ここかい?」

悠生「ああ。カルロスは日本食が好きだろ?」


店に入る。

女将「いらっしゃい。」

悠生「おじゃまします。」

カルロス「こんばんわ。」


女将「悠ちゃんお久しぶり。・・・もしかして、カルロスさん?」

カルロス「そうだよ。」

女将「おばちゃん、展覧会を見に行ったのよ。とても良かったわ。うちのお客さんもみんな感動したって言ってたわよ。あなた凄いわ。」

カルロス「ありがとう。」


女将「御2人ともビールでいいかしら?」

悠生、カルロス「うん、生で。」

女将「はいね。」

生ビールとお通しが出てきた。

女将「はいどうぞ。」

悠生「ありがとう。」


カルロス「実は、酔う前に師匠に言いたい事があったんだ。」

悠生「どうした?」

カルロス「昨日、師匠の会社から請求書が届いたんだ。」

悠生「ごめん、どうしても経費が掛かってしまって、タダでやってあげたかったんだけど、高かったかなあ?」

カルロス「違うよ、安いんだよ。」

悠生「良かった。」

カルロス「違うよ・・・これはビジネスなんだよ。友人だからって利益を減らす必要なんてないんだよ。師匠は優しすぎるんだよ。」

悠生「・・・・」

カルロス「これじゃあ次の仕事は頼みにくくなってしまう。師匠、プライベートとビジネスは分けてほしい・・・」

悠生「カルロスごめん・・・俺、勘違いしていたのかもしれない。」

カルロス「飲む前にこんな話をしてごめん。」

悠生「いや、むしろ感謝するよ、カルロスありがとう。」

カルロス「これで、本当のビジネスパートナーになれるよ。師匠、これからもよろしく。」

悠生「こちらこそ、これからもよろしく。乾杯。」

カルロス「乾杯。」



その日は昔話に花が咲き、とても気持ち良く酔う事ができた。

しかし、飲み過ぎてしまい、家に帰ると直ぐに睡魔が訪れた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ