ep.4 可愛い?
「野田、おはよ~」
「あ、村中、おはよ~」
「おはよ~、渡辺」
「よお」
「お・お・は・よ・う、坂下くん・・」
「おはよう」
(私は緊張であご壊れかけたのに坂下君はいつも通りだ)
「村中、この前の課題どうだった~」
「う~ん、まあまあかな~、野田は?」
「ダメだったねえ~」
「しみじみ言うと余計可哀そうに見えるからやめろ」
「坂下君は課題どうだった~」
「普通かな」
「そっか~普通か~」
(このやり取りだけでもなんか冷や汗が出る・・・
ヤバい、私、完全に意識しとる・・・)
「おはよう村中」
「お、篠田、おはよう」
こいつは、篠田信也、小学校のころから、つまらない言い合いをしている仲で、若干幼稚な奴だ。
「なあ、村中、俺んち勝負しようぜ」
「ま~た~」
「おっ、村中と篠田の俺んち勝負だ、やれやれ~!」
「渡辺、無責任に煽るな~」
周りのみんなの無責任な期待の目が向けられる。
「じゃあ、先行、俺から」
「勝手に始めるな!」
・・・・・・
「俺んちの電気・・・つけたら消えた」
(シュールでじわじわくるやつか・・・)
「じゃあ、後攻、村中」
・・・・・・
「俺んちのじいちゃん・・・カリアゲにしてくれと言うたらカラアゲにされた」
・・・・・・
「なにそれ」
周りのみんなが爆笑してくれた。
(やった、いったったで~
ヤバ、つい乗せられて返してしまった、坂下君これは・・・)
坂下も小刻みに動いている。
(あ、ウケたからOK)
(あ~なんで私ってこんなんなんやろう、坂下君、ほんまに私ってかわいい?)




